おはようございます。
本シェルジュの藤井無限です。

毎日暑い日がつづきますね。
私はお盆休み返上で働いています。(泣)
しかし、駅から10分歩いているだけで、
ジリジリと日焼けしていきます。

今日は、「好き嫌い」と経営という本を取り上げます。
ベストセラーのなった、「ストーリーとしての競争戦略」の姉妹書です。
良し悪いではなく、好き嫌いをテーマとして、
楠木先生が経営者にインタビューしたものをまとめたものです。

インタビュー集は、ちょっといまいちなことも多いように思いますが、
この本は、どのインタビューも金言に溢れており、
各経営者の価値観が感じられ面白いです。
楠木先生のインタビューもユーモア―が感じられかつ、
各経営者のよいところを引き出していると思います。

どのタイプの経営者が自分にあっているか考えながら読むのもよし、
お気に入りの経営者の章を集中して読むのもよいかと思います。

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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「好き嫌い」と経営
楠木 建(編者)
東洋経済新報社 (2014/7/10 P376)
AmazonURL:bit.ly/1oY8jdl

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同僚A:最近の研究では、血液型と性格の関係はほとんどないと
わかってきたらしいよ。
無限 :えそうなの。
同僚A:統計をとった結果、相関はほとんどなかったと、
ネットの記事がシェアされてたよ。
無限 :「好き嫌い」と経営という本を最近読んだんだけど、
15人の成功している経営者みんな、性格はバラバラだよ。
経営者というククリにしてもバラバラなんだから。
同僚A:そうだね。血液型はたった、4つしかないからね。。。
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です              〓
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永守:先が見えたら面白くないですよ。
~(中略)それじゃちっとも面白くない。
「明日という字は明るい日と書く」と言うけれど、
明後日はもっと明るくなると思っていないと。
経営者として、ある程度まで先はみえてないといけませんが、
あまりにも先を、「---この事業はこうなって、ああなって---」
と読んでいつたら、最終的に「この事業は駄目だ」という結論になる。
未来永劫続く企業なんかないのですから。
(p34 「何でも一番」が好きより)

柳井:「子供の頃から商売が好き」という人は、おそらくサラリーマン家庭に
育ったのだと思いますよ。子どもの頃の僕にとって商売は日常です。
店が1階にあって、2階で住み込み従業員の人と一緒に暮らしていました。
だからこそ、子どもの頃は「自分には商売が向いていない、
商売は嫌いだ」と思っていたのではないでしょうか。
(p46 「デカい商売」が好きより)

楠木:やはり、昔から大きいことがお好きですか?インパクトとか規模とか。
柳井:好きか嫌いか分かりませんが、大きくないと生き残れないでしょう。
「ニッチがいい」とか、「小さいことはいいことだ」
というのは日本特有の錯覚だと思います。
(p48 「デカい商売」が好きより)

柳井:まともな起業家がこれだけ少ない国もないと思います。
ちょっと成功したらすぐ満足して、さらに成長しようとしない。
口では「成長しよう」と言っているけれどまったく行動しないでしょう。
われわれは社会からチャンスを与えられているわけです。
だからこそ、それに応える義務がある。
(p53 「デカい商売」が好きより)

柳井:管理は大成功とまったく反対です。
大成功するにはブレークする―しないといけないのだから、
管理から成功は生まれないですね。だから、人を管理するのも嫌いです。
いい会社というのはコンピュータの基本言語と同じですよ。
OSのような基本的な精神や基本原理を全員が理解していて、
その上に1人ひとりがアプリケーションのように、自分の良識に従って
経営者として判断する。そういう組織が一番だと思います。
(p56 「デカい商売」が好きより)

藤田:そうですね。「起業家」も、カラカラになるぐらい集中して書いたし、
やはり全力を出し切るほうですね。(中略)
楠木:それはやはり、成功する経営者の方に共通していることだと思います。
どなたも全力を出し切る能力が絶対にある。
経営者と程遠い僕は、全力でのめり込んでうまくいかなかったとき、
「本当にできなかった」となるのがイヤ。
(p175 「今に見てろよ!」が好き)

出口:だから僕は40代、50代が一番ベンチャー起業に向いていると思うんですよ。
だってその年になれば、社会の宝である一番大事な子どもも見極めがつくでしょう。
たとえば、あまり勉強が好きじゃないから大学に入れなくてもいいとかね。
あるいは料理が好きじゃないから大学に入れなくてもいいとかね。
あるいは料理が好きだから、料理人になりたいらしいとか。
それから、自分の仕事上のポジションも見えてきます。
この会社では社長になれそうもないとかね。
しかも、その年までそれなりに普通に働いていれば、
友達というか人的ネットワークもできているし、
ちょっとぐらいは技術も身についているので、
ベンチャーをやるのに一番ふさわしいし、リスクも全然ない。
(p220 「活字と歴史」が好き)

大前:「スト―リーとしての~」なんて言っているけど、
ストリーはあとでつくるものだから参考にならねぞ」といっただけ。
楠木:「スト―リーとしての競争戦略」の執筆中に大前さんに僕の考えを
聞いていただいたとき、そう否定されました。(中略)
大前:経営学というのはストーリーが出てきたらまず駄目だと思うね。
ストーリーというのは思い返して出てくる部分が非常に多い。
私もいろんなずるい経営者にあっているけれど、みんなうまい具合に
過去が物語になっています。だけど一緒に苦労した人間から見ると違いますよ。
必死になって生きようとした末にやっただけというのがほとんどです。
(p335 「実質を伴わないもの」が嫌い)

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〓 3)今日の気づき                       〓
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経営者と一辺倒にいっても、さまざまなタイプがあります。
ストイックで計画的なタイプ、自由人、こだわりが強いタイプ、
論理的、直感重視などなど。

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〓 4)本書の目次                        〓
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まえがきー「好き嫌い」の復権
永守重信 日本電産 代表取締役社長
「何でも一番」が好き
柳井 正 ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長
「デカい商売」が好き
原田泳幸 日本マクドナルドホールディングス取締役会長
「雷と大雨とクライシス」が好き
新浪剛史 ローソン 取締役会長
「嫌いなやつに嫌われる」のが好き
佐山展生 インテグラル 代表取締役パートナー
「偉そうにする」のが嫌い
松本 大 マネックス証券 代表取締役社長CEO
「小トルク・高回転」が好き
藤田 晋 サイバーエージェント 代表取締役社長
「今に見てろよ!」が好き
重松 理 ユナイテッドアローズ 名誉会長
「一番好きなことを最初にやる」のが好き
出口治明 ライフネット生命保険 代表取締役会長兼CEO
「活字と歴史」が好き
石黒不二代 ネットイヤーグループ 代表取締役社長兼CEO
「理系のギーク」が好き
江幡哲也 オールアバウト 代表取締役社長兼CEO
「図面を引く」のが好き
前澤友作 スタートトゥデイ 代表取締役
「人との競争」が嫌い
星野佳路 星野リゾート 代表
「スキーと目標設定」が好き
大前研一 経営コンサルタント
「実質を伴わないもの」が嫌い
楠木 建 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
なぜ「好き嫌い」なのか?

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「好き嫌い」と経営
楠木 建(編者)
東洋経済新報社 (2014/7/10 P376)
AmazonURL:bit.ly/1oY8jdl