みなさん、こんにちは。本シェルジュの岩永です。

本日は、著名な神田昌典さんの「あなたの会社が90日で儲かる!」です。「神田昌典」という名前は、20年近く前から聞いておりました。
経営者志向の高い学生友達なんかが、「神田昌典を読むのは常識だねぇ」なんて言っているのを何度か耳にしつつ、「ふ~ん」としか思っていないまま、早20年経過!

「あなたの会社が90日で儲かる!」は、なんと、1999年初版。今回、私が買ったのが、46刷!帯には、23万部を超えるロングセラー!と書いてあります。Amazon等のレビューもほんとどが高評価!

なのですが、どんなことが書いてあるのかは全く予備知識がないまま、読んでみましたが、今の私が悩んでいたことへのヒントが盛りだくさんでした。

インターネットもまだ黎明期と言える1999年に書かれた本ですので、やや古い表現がたくさん出てきますが、読み応えのある1冊です。

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1)本日紹介する書籍
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あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ
フォレスト出版 (1999/12/14)246ページ
神田 昌典 (著)

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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商品やサービスを「売る」というのは、どんな企業でも必要なことです。
実践できているかは別として、今となっては常識(?)となっているマーケティ
ング概念を平易に実践形式で書いてあるので、自社や自分に必ず最低一つは、
ヒントがあるはずです。
経営者、ビジネスマン、個人事業主、営業マンはもちろんのこと、これから独立
・起業したいと考えている人にもおススメです。
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3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■P.48より
”しかし残念ながら、人間は、理屈では買わない。感情で買う。そして、その
後に、理屈で正当化する。”

■P.54より
”そこで私は、「無料で、人に会ってはいけない」「無料で、アドバイスして
はいけない」という掟を救ったのである。”

■P.57より
”不平等条約は、一度結んでしまうと、解消はなかなかできないからである。”

■P.107より
”お客がいれば、ビジネスは立ち上がる。金がなくても、商品がなくても、人
がいなくても、なんとかなる。ところが、この順番を、逆にしてしまうと、全
く立ち上がらない。”

■P.142より
”設計図の第一ポイントは、広告宣伝では、商品を売ることではなく、興味の
ある人を集めることを徹底することである。”

■P.162より
”情報提供というステップなしに、あなたとお客が接した場合、その人間関係
は、どのような言葉で描写されるだろうか?売り込む営業マンと、売り込まれ
るお客の関係である。それは敵対関係なのである。”

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4)今日の気づき
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個人的な話で恐縮ですが、もうすぐで独立・起業して丸5年となります。数々の
失敗をしながらも、なんとかおかげ様で生きられています。
様々な中小企業を支援させていただき、自分自身も零細企業をやっていて、かつ
周りでどんどん独立する人(したい人)を見ていると、営業力にだいぶ違いが
あるなぁと感じます。もちろん、メーカーやコンテンツサービスを提供している
会社の場合、製品やサービスの中身が前提とはなりますけどね。
もう一段階、ステップアップするために、本書で得られたことをヒントにして
チャレンジしていきたいと思いました。

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5)本書の目次
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なぜあなたはこの本を手に取りましたか―エモーショナル・マーケティングってなに?
第1章 なぜ悪徳業者が儲かり、正直者は失敗するのか?
第2章 元エリートの告白―エリートは、こうしてあなたを罠にかける
第3章 エモーショナル・マーケティングの魔法
第4章 お客が自動的に生み出されるシステム
第5章 あなたの会社を高収益企業に変える90日
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あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ
フォレスト出版 (1999/12/14)246ページ
神田 昌典 (著)