本シェルジュの村上です。
今回もメルマガ発行していないブログだけの書評です。
ソーシャルメディア進化論 武田隆

<目次>
序章 冒険に旅立つ前に
第1章 見える人見えない人
第2章 インターネット・クラシックへの旅
第3章 ソーシャルメディアの地図
第4章 企業コミュニティへの招待
第5章 つながることが価値になる・前篇
第6章 つながることが価値になる・後篇
終章  希望ある世界
目次を読んでも感じるかもしれないですが、なにか哲学チックです。
ソーシャルメディアというキーワードが入っているので
最近のことかと思いきや、インターネット黎明期から連なる物語ですね。
しかし、ソーシャルメディアの名称は新しくても
概念は、昔からあるインターネットの双方向性と
どう違ってくるのか?
この辺りを解説するためには、インターネット黎明期からの
流れを理解するのがいいんだなと実感しました。
本書の一番の注力点は、やはりここでしょう。
ソーシャルメディアをマネタイズするためには?
 ※マネタイズ:お金に換えること
企業コミュニティを活性化させて、いかに企業のサポーターを作っていくかという点に
本書の半分近くが割かれていたように思います。
実践的な施策が勉強になりました。
その一方で、FacebookやTwitterとか各ツールの活用という観点では
あまり記載がなかったですね。
いずれにせよ、ソーシャルメディアいや、インターネットの概念を
再理解し、ビジネスにつなげるには?という視点では素晴らしい著作だと思います。