みなさん、こんにちは。本シェルジュの岩永です。

7月も下旬になり、幼稚園・小中学校・高校生は、夏休みに入ったようですね。
学生は宿題はあるものの、基本的には「遊び」に注力すればよい夏休みですが、
社会人はそうはいきません。
8月だろうと、お盆だろうと、常にやることに追われています。
私自身の話をさせていただくと、勤め人ではなくなった今となっては、土曜も
日曜も関係なく、常に仕事はある状況です(仕事がないと逆にやばいですけど
ね笑)。
最近でこそ、ある程度、自分の仕事の回し方というものが身についてきたつも
りではあるものの、コントロール不能になり、〆切直前に徹夜でなんとかする
なんてことも、まだまだたくさんあります。
本日、ご紹介するのは、「絶対達成」のキーワードで著名なコンサルタント
横山信弘さんの新刊です。
よくある種の本ではあるものの、暑さで少しだらけてしまっている方には己に
喝を入れるためにも読んでみることをお勧めします!

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1)本日紹介する書籍
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超一流のすぐやる技術
SBクリエイティブ (2016/7/7) 160ページ
横山 信弘 著
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/4797387025

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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毎日、やることに追われていて、さらに新しいミッションが舞い込んでくると
どうしても、仕事の優先順位が、締切順に合わせてしまいがちです。明日の朝
までリミットの仕事を、今夜徹夜でやるといったイメージでしょうか。
かくいう私が若干その傾向があるのですが、ここまでではなくても、ついつい
後手に回ってしまっている方が多いのではないかと思います。
本書は、テクニック的な要素もあるのですが、近視眼的な視点のみではなく、
人生を楽しむために、どのように仕事を成果ベースで効率的にこなすのかを力
説してくれています。
タイトルとは反しますが、かならずしもすべてのケースにおいて「すぐやる」
ことを推奨しているわけでもありません。
やる気やモチベーションといった切り口だけでもありません。
すぐ読めて実践できるという意味でお勧めの良書です。

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3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■P.6より
「軽い荷物を、軽い気持ちで、軽く押す」
-このようにやれば、何事も「今すぐやる」ことはできます。
本書では、これを「台車理論」と名付けて解説しています。

■P.22~P.24より
「先送り」「先延ばし」の悪癖がある人は、常に「台車理論」を思い出してく
ださい。
「台車理論で」理論武装すれば、先送りの「デメリット」がわかりやすくなり
ます。
デメリットは、次の2つです。
1.ストレスがたまる
2.品質が落ちる

■P.109より
理不尽なプレッシャーはいけませんが、スケールテクニックを使い、自ら時間
的制約を作ったら、逃げることなく、やり切るのです。

■P.138より
ドラスティックに仕事のやり方を変えるために絶対必要なのは、”使用人根性”
を捨てることです。仕事を進める上で、主導権を握ること。
そして主導権を握るためには「時間単位」で仕事をするのではなく、徹底して
「成果単位」に意識を変えることです。

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4)今日の気づき
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本書は、「先入れ後出し」・「後入れ先出し」とか、「重要-緊急マトリック
ス」といった、おそらく類書にも書かれている仕事管理のキーワードは盛り
込まれていますが、一番は、「主体性をもって、自分でコントロールする」、
そして、「人生そのものを楽しむということ」がテーマと理解しました。
直近の仕事を何のために、上手くこなすのか、5年後・10年後によりハッピー
になるため、もしくは、家族との時間を大切にするために、抱えている仕事を
効率よくこなすという視点を常に忘れないようにしたいと思いました。

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5)本書の目次
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プロローグ
1章 あなたが「すぐやる」ことができない本当の理由
2章 荷物を軽くする「スケールテクニック」
3章 道を滑らかにする「ノイズキャンセリング」
4章 押す力を鍛える「レジリエンス」
5章 「軽く扱われない人」になる
6章 やりたいことをまっすぐやる! 「台車管理」
エピローグ 軽々とやる人になり、ワークライフバランスを実現する!

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超一流のすぐやる技術
SBクリエイティブ (2016/7/7) 160ページ
横山 信弘 著
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/4797387025