こんにちは。
本シェルジュ・イレギュラーズの村木です。

今日はファシリテーションの本をご紹介します。

ファシリテーションというと、会議などの場を上手く進めていく
ことを想定しがちですが、この本は組織変革のファシリテーションを
テーマとしています。

人を変え、組織を変え、会社を成長させていくために、リーダーとして
どのようにファシリテートしていけばよいのか、読み進めていくと、
そのノウハウを明日から早速活かしたくなります。

小説形式のため、どのような場面でどのようなファシリテーションを
すると効果的なのか、理解しやすい一冊です。

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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ザ・ファシリテーター
森時彦(著)
ダイヤモンド社(2004/11/11)353ページ
amazonURL http://amzn.to/1EdlWKx

今回の登場人物紹介
◆A子:中堅社員
◆B子:頼れる大先輩
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A子:リーダーとしてチームをどのようにリードしていけばよいのか、
   最近分からなくなってきました。
B子:ファシリテーションを取り入れてみてはどう?
A子:ファシリテーション?
B子:そう。この本を読んでみるといいわ。女性リーダーがファシリ
   テーションを駆使して、リーダーシップを発揮していく様子が
   描かれているの。とても参考になるわ。

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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です              〓
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注)ページ数は、2013/7/17、第16刷のものです。

■P.123より
可視化することで思考プロセスを個人の頭の外に出すことができます。そう
やって思考プロセスを外部化すれば、グループで知恵を合わせて考えることが
できます。ファシリテーションは、知のグループウェアなのです

■P.151より
それは、「会議のやり方」というレベルのものではない。人を触発して、クリ
エイティブなアイデアを生む。動機づけ、行動を変えるものなのだ。

■P.273,274より
ファシリテーターや優れたQCリーダーというのはそういうことをしているはず
です。単にツールを当てはめるだけではなく、視野を広げる、考えさせる、
動機づけるということを

■P.302より
エグゼキューションにおけるファシリテーションのポイントは、目標をノル
マと感じさせず、チャレンジの対象と思わせ続けることではないでしょうか。
目標を達成し、さらにそれを超えることに燃える雰囲気をつくり続けること

■P.334より
現実を直視し、自分がコントロールできるところに絞り込んで、建設的で
前向き、目的を見失わない議論をさせる。(中略)そういうスキルに裏打ち
されたアクション・オリエンテッドな精神に接して、自分の性格や行動が
変わってきたように思います。

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〓 3)今日の気づき                       〓
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最近ファシリテーションを求められる場面が多く、改めて学んでみたいと思い
手に取った一冊。
ファシリテーションを取り入れることで、人を動かし組織を変えていくことが
できる。さらにそれを学ぶことで、自分を変えることができる、自分自身を
ファシリテートできるようになる。

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〓 4)本書の目次                        〓
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はじめに
第1章 リーダーズ・インテグレーション
第2章 開発センターの改革
第3章 全社改革へ
第4章 SWAT
第5章 エグゼキューション
第6章 何が変わったのか
エピローグ
あとがき

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ザ・ファシリテーター
森時彦(著)
ダイヤモンド社(2004/11/11)353ページ
amazonURL http://amzn.to/1EdlWKx