おはようございます。本シェルジュの丸山祐哉です。
スティーブジョブズのiphone発表や、滝川クリステルのオリンピック招致プレゼンなどで、一気に注目を集めたプレゼンテーションの技術ですが、それらを体系的に整理したことはありますか?
本日はその整理を実現してくれる一冊をご紹介します。
「1スライド1メッセージ」などの有名な技術はありますが、それらの技術を体系的に整理することで、いざプレゼンをゼロから任されたときに、技術を漏れなく使用しましょう!

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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グロービスMBAで教えている プレゼンの技術 – 人を動かす勝利の方程式
グロービス (著), 吉田 素文 (監修)
ダイヤモンド社(2014/9/27)172ページ
AmazonURL: 
プレゼンの技術

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丸山:
どうしたの?難しい顔して。

K保:
うーん、実は社内の新商品企画コンテストのプレゼンをチームのメンバーに無茶ブリされちゃって。。。プレゼン苦手なのに。。

丸山:
この本に、準備段階でやるべきことからプレゼン当日にやるべきことまで体系的にまとめられているから読んでみたら?
チェックリストもついているし、技術を解説するストーリーや、失敗例も載っているよ。

K保:
本当に!読んでみる、ありがとう!

丸山:
(聴き手を動かすことができたから我ながら良い本のプレゼンだったな。)
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出(引用)です 〓
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P21
良いプレゼン=人が動くプレゼン
私たちが、オバマ大統領やジョブズ氏、滝川クリステル氏のスピーチが「良いプレゼン」だったと考えるのは、それがカリスマスピーカーによる華やかなものだからではなく、大統領選に勝つ、新製品に期待を抱かせる、オリンピック招致をもぎ取る、といった、目的の達成につながるよう聴衆を動かすことができたから、なのです。

P49
プレゼンを聞きに来る人なら誰に対しても訴えかけようという考え方は、結局、誰の関心も捉えないプレゼンになってしまう危険があります。
本節の後半でも触れますが、人が何に関心を持つか、何を重視するかは、その人の性格や元々持っている知識などによって、実にさまざまです。
したがって、具体的な誰かを想定しないと、聴き手は何に関心があるかを特定できません。具体的な聴き手を決めることなくして、聴き手を動かし、心に響くプレゼンは行えません。

P72
ポイントは、「自分が言いたいこと」はいったん封印し、聴き手の立場から「聴き手が疑問に思いそうなこと」の洗い出しに集中することです。
なぜこういうアプローチを取るかといえば、プレゼン成功の大敵は「飽き」と「もやもや感の放置」にあるからです。
聴き手は、プレゼンの間中、ずっと集中して聴き続けているわけではありません。どんなに黙って座っているように見えても、自然に集中力は途切れてしまいます。
そんなときに、聴き手にとって関心の薄い話が続いていると、かなりの高確率で「飽き」につながります。
「この人の話は私には関係ない」「この話はつまらない」と見切られてしまうのです。一度こうなってしまった状況を盛り返すのは至難のわざと言えます。

P130
ひげ言葉とは「え~」「あの~」などの言葉を指します。ひげ言葉のような余計な言葉が多いと聴き手の集中力が落ちやすくなり、聴き手に話の内容を理解してもらうことの妨げになります。
ひげ言葉は、次に話す内容を考えていると出やすいものです。プレゼンにおいては、きちんと事前に原稿を考えておくこと、またリハーサルを重ねることにより、乗り越えられるでしょう。
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〓 3)今日の気づき 〓
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・プレゼンを聞きに来る人なら誰に対しても訴えかけようというプレゼンは、聴き手の興味などに対する調査が不十分になり、誰の関心も捉えないプレゼンになってしまう可能性があること。

・すでに知っている技術でも、それらを体系的に整理することで、実践で漏れなく活用できること。
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〓 4)本書の目次 〓
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はじめに あなたの話で人は動きますか?

第1章 聴き手が動きたくなるプレゼンとは
良いプレゼン=人が動くプレゼン
人が動くプレゼンを作るための基本的な考え方

第2章 資料を作り始める前に時間をかけよう
プレゼン準備のステップ1:プレゼンの目的を押さえる
プレゼン準備のステップ2:聴き手を理解する

第3章 「言いたいことをひたすら言う」から脱却しよう
プレゼン準備のステップ3-1:聴き手の導き方を決める――何を伝えるか
プレゼン準備のステップ3-1:――どのように伝えるか

第4章 スライド作りと演出を考える
スライド作成の技術
スライド以外の演出手段

第5章 練習・リハーサルのやり方とチェックポイント
プレゼンでの一般的チェックポイント
状況に合わせた演出のテクニック
リハーサルでのチェックポイント

あとがき 志を高く、可能性を信じる
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グロービスMBAで教えている プレゼンの技術 – 人を動かす勝利の方程式
グロービス (著), 吉田 素文 (監修)
ダイヤモンド社(2014/9/27)172ページ