こんにちは!本シェルジュ渡辺まどかです。
本日は、「文章」に関する一冊をご紹介します。
著者は、数々の書籍や、雑誌、ウェブサイトの記事を多数手掛けており、著名人へのインタビュー経験も豊富です。
そのため、前半は文章に対する心構え、後半はインタビューに対する心構えが書かれています。
タイトルから受ける印象は、プロの作家やライター、編集者向けの本といったものですが、そうではありません。
全ての文章を書く機会があるビジネスパーソンに読んでいただきたい、そんな一冊です。
この本を読んで、メール、報告書、議事録、提案書、ブログなど、ワンランク上の意識で文章を綴ってみませんか?
是非、お手にとってみてください。

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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「書いて生きていく プロ文章論」上阪徹著
ミシマ社 (2010/12/1)
amazonURL http://goo.gl/Dyzl5

今回の登場人物紹介
■ティアラ 
文章を書くのはすきで執筆の仕事もしているが、自分なりのルールで書いている。
■姫
企画書や提案書作成で文章を扱うことが多いが、話すこと以上に難しいと感じている。
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姫: ティアラ、毎日ブログ書いているでしょう?どんなことを意識しているの?
ティアラ: 一番は、「読みやすさ」かな。書いても読んでもらえなくては意味がないと思うから。先日読んだこの本の著者も、全く同じことを言っていて嬉しかったな。 
姫: インタビュー集として異例のベストセラーになった「プロ論。(http://amzn.to/hPursH)」に携わった人だよね。確かに、読みやすかった。
ティアラ: どんなビジネスパーソンでも、文章を全く使わないという人はいないだろうから、「心得」は知っておきたいよね。あたしはブログを書いているから、文章のもつ「怖さ」については、よりいっそう気をつけようと思った。  
姫: 大事なのは、「心得」なんだね。「テクニック」じゃないんだ?
ティアラ: うん。全く同感。「読まれる文章」を書く「心得」は知っておきたいよね。再確認できて、ホントよかった。
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〓 2)付箋                            〓
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■文章は、ダイレクトにメッセージのみを発信してしまう危険性がある。受け取る準備ができていない受け手にも、いきなり刺さってしまう。これは実は、極めて怖いことです。
■何を文章の評価点にするのかといえば、どれだけ読者にしっかり理解してもらえたか、ということです。どれだけわかりやすく、伝えたいことがしっかり伝えられる文章にできたか、ということです。
■形容詞は使わない。数字や事実を意識する。それだけで文章は変わっていきます。
■「何を書くか」のヒントは、自分の頭の「中」にはありません。「外」にあるのです。
■読み手に面白く読んでもらうには、読み手のことをできるだけわかっていなければならないと思うのです。
■最も注意しなければいけないと考えているのは、実は導入です。導入に、最も印象深い内容、気になる内容を盛り込み、出だしに気をつけるのです。
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〓 3)今日の気づき                       〓
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文章を書くのに必要なのは、「テクニック」ではなく「心得」である。
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〓 4)本書の目次                        〓
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はじめに
第1章・その文章は誰が読む? 
第2章・伝わる文章はここが違う
第3章・プロ文章家の心得
第4章・「話す」よりも「聞く」のが大事
第5章・プロの取材はこう行う
第6章・「書く仕事」のキャリア作り
第7章・「職業文章家」として生きる
コラム1 ライターという職業
コラム2 雑誌記事を作る
コラム3 書籍を作る
おわりに
「書いて生きていく プロ文章論」上阪徹著
ミシマ社 (2010/12/1)
amazonURL http://goo.gl/Dyzl5