こんにちは。本シェルジュの赤塚です。

朝晩の空気がヒンヤリしてきましたね。「読書の秋」がやってきました。

今月の本シェルジュは、「成功」をテーマにお送りしています。

「成功」をタイトルに付した本というと、「既に定まった目標がある」という前提で
その目標を成功させるための考え方や心の持ち様を描いた自己啓発本が多く見受けられます。

でも、目標がハッキリと定まっていれば、困難があっても努力のしようはあるというものの
「そもそも明確な目標が見つからない」という方もおられると思います。
そんな方におススメなのが、本日ご紹介する本。
本書も成功するためのノウハウを伝授してくれるものですが、
さらにその前段に自分の夢や価値観を棚卸しするワークが設けられており、
「ビジョン」「目標」を描くための手助けをしてくれます。

成功するためのノウハウについても、日常生活における習慣の作り方や
部下との接し方など、具体的なシーンで描かれており実践的。

先日、2020年のオリンピック開催地が東京に決まったとき、
多くの方が、「7年後の自分は何をしているだろう?」と考えられたと思います。
本書を手にとって「7年後の成功した自分」を描いてみてはいかがでしょうか?

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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仕事のやり方が100%変わる 成功『軸』の作り方
野口 吉昭 (著)
青春出版社 (2010/6/25) 175ページ
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仕事のやり方が100%変わる 成功『軸』の作り方

今回の登場人物紹介
◆赤塚:本シェルジュ
◆Y子:赤塚の会社の同期
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Y子:最近さ、成功法則とか成功哲学について書いた本を読んだんだけど。

赤塚:おー、どうだった?

Y子:うん、何かを成し遂げようとすると、やっぱり強い思いや信念が大事なんだなぁと
   思わせられるものが多かったかな。

赤塚:なるほどね。「思考は現実化する」って言うもんね。
   確かにずっとあることを考え続けていると、それに対するアンテナを張って情報が入りやすくなるだろうし。

Y子:そうそう。でも、それは話としてよくわかるんだけど、
   そもそも「この先もずっと今の仕事続けるのかなぁ・・・」なんて考えてる私にとっては
   あまりピンと来ないというか・・・目標があったら進む道も描きやすいじゃない?

赤塚:私もそれはよくわかる・・・
   ちょうど最近読み始めたこの本、自分軸の作り方とか、5年後、10年後のビジョンの描き方とかワークが載ってたよ。
   一緒にやってみようよ!

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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です              〓
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■P.43より
人間は、ふたつの選択肢に迷ったときに、AとBの二択と思いがちですが、
そこに3つめの選択があることを見落としがちです。
A:今の仕事を頑張って続ける。
B:夢に近づくために転職する。
だとすると、3つめは
C:悩んだままで何の変化も求めない。時間だけが過ぎ、転職のチャンスも逃す。
一番選んではいけないのは、Cという選択。ですが、知らず知らずにCを選んでしまっている人が多いのです。

■P.45より
未来の自分は、今の自分次第なのです。今の自分の先に、未来の自分がある。
少しでも未来を変えたかったら、今、自分で努力するしかありません。
投資すべきは、未来への自分ではなく、今の自分なのです。

■P.80より
ピカッとくるものに出会えるか出会えないか。「きっかけ」との出会いが、軸を決める重要なポイントと言えますが、
そうしたきっかけは何気ない生活の延長上にあるものです。
(中略)きっかけは、毎日のようにあなたの身の回りにあふれているのです。
そのどれに興味を持つかは人それぞれ。興味の範囲やレベルに合うものだけが、あなたの心にヒットするのです。
(中略)周りから与えられた場合でも、それをきっかけとして受け入れるかどうかは自分自身の判断軸にかかっています。

■P.100より
ビジョンを描くということ=未来に「点」を打つということは、現在をやる気をもって生きることにつながるのです。
実はコレが一番大事なこと。
ビジョン通りに実現するかどうかということは、さほど重要なことではありません。
なぜなら、常に物事は変わっていくものだから。1年後、あなたの「点」は書き換えられているかもしれません。でもそれでもOK。
そのときそのときを、どんな風に感じて、どう精一杯生きるか、が重要なのです。

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〓 3)今日の気づき                       〓
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「成功」の定義は人それぞれあると思います。
いずれにしても、その「成功」への道は、今の自分のあり方次第でしかない。
自分さえその気になれば、新しいビジョンを描くチャンス、成功へのチャンスは
いつもすぐ目の前にあるものだ、と素直に思わされる一冊でした。

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〓 4)本書の目次                        〓
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1 「成功軸」を持て!―どんなトラブルにも負けない仕事力
 (踊らされない!腹をくくる!―自分のオリジナルの軸を持って太く生きよ
 自分なんて探すな―モヤモヤとした「未来の自分」を探すより、今の自分をがっちり掴んでおけ ほか)
2 成功軸作りのための“点”―夢の仕掛けが、原動力
 (描いてこそビジョン―未来への布石を作っていこう
 “壁”と“動機”に気づく―まずは自分の意識を掘り下げてみる ほか)
3 成功軸の“仕組み”―目的を達成するための、良い習慣
 (自分ビジョンを実現する―「したたか」な人は「強い」
 習慣を仕組む―計画を実行できる人になるために)
4 成功軸ですべて“まきこめ”!―戦略的な視点と、空気作り
 (成功は、計画的に―目的なき計画は不幸を呼ぶ
 成功するための「空気」を作る―風通しのいいコミュニケーションが大事)

仕事のやり方が100%変わる 成功『軸』の作り方
野口 吉昭 (著)
青春出版社 (2010/6/25) 175ページ
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仕事のやり方が100%変わる 成功『軸』の作り方