こんにちは! 本シェルジュ田中聡子です。
良かれと思って言っているのに、気持ちが相手に伝わらないことって
ありますよね?
この本を読んだ時、父が私に
「あいつ(弟)はなんでオレの言う事が分からないんだ」って
愚痴っていたことを思い出しました。
「お父さん、怒るんじゃなくて、『オレは悲しいな』って自分の気持ちを
素直に伝えなよ~」なんて生意気言っていましたが、それって
「私メッセージ」だったのですね。
とはいえ、いざ自分のことになると冷静に伝えるのは難しい。
コミュニケーションの取り方だけでなく、
自分の感情や思考と冷静に向き合う事にも役立つ1冊です。
それから、最後の「ひび割れ壺」の話もお勧めです。
水汲み人足さん、ステキすぎる!
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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子どもの心のコーチング― 一人で考え、一人でできる子の育て方
菅原 裕子 (著)
PHP研究所 (2007/10)
http://amzn.to/gbYly2
ユミ: 秋に異動してきた後輩くんの態度にちょっとお悩み中。
田中: 百貨店出身の本シェルジュ。友人の子供がかわいくて、めろめろ。
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ユミ: 彼には困ってるのよねぇ。何度言ってもレポート提出が遅れるの。
なんで当たり前のことが出来ないのかしら。嫌になっちゃう。
田中: まあまあ。ユミは仕事が早いから、ユミの「あたりまえ」は
彼にはハードルが高いんじゃないの? ちょっとこの本を読んでみない?
ユミ: 私子供なんていないわよ? それに今は仕事の話・・・・
田中: わかってるって(笑)。「子どもの心の」、って書いてあるけど
コーチングの本だから、親子間だけじゃなくても使えるの。
例えば、レポートが出ないとなぜ困るか、ユミは彼に伝えてる? 彼は、
仕事が回っていれば問題ない、って思ってるのかもよ。10歳も違えば
「当たり前」の基準もきっと違うのよね。
ユミ: まあね。私たちも入社した時って10コ上の先輩なんて
何考えているかわかんなかったもんね。
じゃ読んでみようかしら。
来年結婚するから、プライベートでも使えそうだしね♪
田中:えっ電撃! おめでとう~
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〓 2)付箋 ~気になった箇所の引用です~ 〓
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■<サポートとは>
みなさん、一度は植物を育てたことがあるでしょう。(一部略)
小学生のころ、朝顔の観察日記をつけました。種に土をかけて、
日当たりの良いところに置いて、水を与えるだけで、朝顔は立派に育ちました。
朝顔が必要とする全ての情報は、種の中に宿っていたからです。
私たちがしなければならなかったのは、環境を整えることだけでした。
人間の子供も同じです。親が環境を整えてあげれば、
子供は自分の中にある知恵を芽生えさせることが出来るのです。
■「うるさいな。あっちへ行って遊んでいなさい。」
→「(君は)うるさいな。(君は)あっちへ行って遊んでいなさい。」
私たちはこのように「あなたメッセージ」を良く使います。この場合、
「あなたメッセージ」は、言われる方にとっては抗議のメッセージです。
■「お父さん困る。君が騒いでいると、お客様と静かにお話し出来なくて。
あと一時間くらいでお昼に行くから、それまで静かに遊べるかな。」
これらは、あなたメッセージから一変して、子供に親の気持ちを伝えています。
そうすることで、子供は相手のこととして冷静に聴くことが出来ます。
「私メッセージ」は、親が子供に喜びや感謝を伝える時も使えます。
問題解決の時だけでなく、普段から積極的に自分の気持ちを伝える場面で
使ってみてください。
きっと子供は目を輝かせて、親の話に耳を傾けるでしょう。
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〓 3)今日の気づき 〓
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人に伝えるって、自分と向き合う事でもあるのね。
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〓 4)本書の目次 〓
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はじめに
第1章 親の役割は何?
第2章 子どもに教えたい3つの力
第3章 子どもを幸せにするしつけ
第4章 心を結ぶ聴き方・伝え方
第5章 親の幸せは自分でつくる
おわりに 「ひび割れ壺」の物語
子どもの心のコーチング― 一人で考え、一人でできる子の育て方
菅原 裕子 (著)
PHP研究所 (2007/10)
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