新年あけましておめでとうございます。
本シェルジュの平川雄二です。

2016年のテーマは「過去」。

新年をよりよい一年にするため、
過去の経営者や歴史上の人物から
ビジネスに役立つ本をご紹介します。

今回は、古代中国の「孫子の兵法」。
中小企業を舞台に、起こりくる様々な経営上の課題に対し
孫子の兵法からエッセンスを学び解決していくストーリーです。

漫画で描かれているため読みやすく、これから孫子を勉強してみようと
思う方にはうってつけの一書です。

<目次>
1)今日のおススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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まんがで身につく 孫子の兵法
長尾一洋(著)久米礼華(まんが著) あさ出版(2014/11)216ページ

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今回の登場人物紹介
■A:経営企画室に異動になったばかりの中堅社員
■B:Aの友人で会社経営者

A:あけまして、、、おめでとう。
B:なんか元気ないね。どうかしたの?
A:実は新年早々、部署が経営企画室に異動になってさ。。
B:いよいよ出征街道にのったんじゃないの?喜ばしいことじゃん!
A:そうはいっても、俺ずっと営業一筋だったから、経営のこととはわからなくて心配なんだ。
B:なるほど。今思うと勉強しておけばよかったと思うのが孫子の兵法かな。
まずはマンガだし、この本を読んでみたらどうかな。

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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です              〓
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P41
孫子は「上兵は謀を伐つ、其の次は交を伐つ、其の次は兵を伐つ、其の下は城を攻む」

敵の謀(狙いや意図)を無力化できればベスト
その次にいいのは、敵とその他の国との交流や協力関係を分断すること
そして次が普通の戦いで
一番ダメなのが相手が敵に備えて守りを固めているところを攻めてしまうこと

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〓 3)今日の気づき                       〓
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「兵とは詭道なり」
訳)戦争とは相手を欺く行為である。

古典などを読む時に、上記の通り表面上の解釈をしてしまうと、
物事の本質が見えなくなります。

また、書かれた当時の時代背景と現代では
そぐわないこともでてきます。

しかし、「時代は繰り返す」という言葉があるように
本質的には変わっていない真理は存在します。

先の一節をビジネスに置き換えてみれば、
敵を欺くことよりも、顧客の期待値をいい意味で裏切ること
が“詭道”と言えかもしれません。

このように、できるだけ具体的なシチュエーションを想定しながら
過去の偉人の知恵を借り、考えていくことが大切ですね。

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〓 4)本書の目次                        〓
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・第1話 私のせいで、得意先がつぶれちゃった!? ~智者の慮は必ず利害を雑う~
・第2話 新商品を企画して売り込め ~小敵の堅なるは大敵の擒なり~
・第3話 低価格米にネット商品、手ごわい敵との戦い ~智将は務めて敵に食む~
・第4話 大手の価格攻勢に、最大のピンチ! ~呉越同舟~
・第5話 売るべきなのは「お米」じゃなかった? ~千里なるも戦うべし~
・最終話 戦わずして勝つ道はある ~人の耳目を一にする~
・よくわかる「孫子の言葉」解説
・あとがき
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まんがで身につく 孫子の兵法
長尾一洋(著)久米礼華(まんが著) あさ出版(2014/11)216ページ

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