お花見の季節も終わりつつありますね。
儚いから美しい。
でも1ヶ月くらいはこの季節が続けばいいなあと、いつも思ってしまいますね。
その一方で、花びらと葉が混在する葉桜の醜さも、好きです。
終わりと始まりの混在。カオス的な雰囲気も楽しめるものですね。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』
佐々木 俊尚 (著)
出版社:ちくま新書 (2011/2/9) 314ページ
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村上: S子さんは、Foursquare(フォースクウェア)ってやってる?
S子: ?? 知らないわよ ?? そんなの。
村上: スマートフォンにGPSが付いているじゃないですか。
その位置情報を使って、「今どこどこの店にいます!」と
チェックインしたことを発信できるんですよ!
S子: そんなのやって楽しいの?
村上: 来店回数が多いと、その地区のMayorになれたりするので、
ついつい、ログインしちゃいますねえ。
また、そのお店に過去に来た人がTIPSを登録してくれていたりすので、
役に立つ情報も照会できますよ。
S子: 私がそんなの始めたら、ファンがその店に群がっちゃうからダメね。
村上: ・・・・
情報化社会の中、自分のつぶやきやらで、自分の属性がどんどん
漏れていっている。そうした情報を使って企業がマーケティングを行うのは
正しい姿でありつつも、消費者からすると、「なんだか気持ち悪い」と
感じがちである。
その点、自らが主体的にチェックインして発信した情報であれば、
それに対して企業がマーケティングをしてくれても、
それほど違和感はないのではないだろうか?
Foursquareが流行するかは別にして、「チェックイン」するという
観点は今後のキーワードとなるかもしれない。
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です 〓
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・マウスプロモーションの終焉
「大衆」と呼ばれるような膨大な数の人々に対してまとめてドカーンと
情報を投げ込み、みんなそれに釣られてモノを買ったり、映画を観たり
音楽を聴いたり、というような消費行動は、2000年代以降、
もう成り立たなくなってきています。
・アンビエント
アンビエントというのは、私たちが触れる動画や音楽、書籍などの
コンテンツがすべてオープンに流動化し、いつでもどこでも手に入るような
かたちであたり一面に漂っている状態。
・渋谷HMV閉店の理由
配信や、アマゾンが、閉店の理由でもない。
結局は人なんだよ。
結局は音なんだよ。
僕は少なくともそう思う。
・記号消費
記号消費そのものが消滅するという考え方もあります
記号消費というのは、商品そのものではなく、商品が持っている
社会的価値(記号)を消費するということ。
(中略)
例えばクルマの機能は「人を運ぶための移動の道具」ですが、
ベンツなどの高級輸入車には、「高い外車にのっているセレブ」という
ような社会的意味が加えられています。
(中略)
社会的ステータスとしてのベンツを購入するわけえ、これが記号消費です。
・キュレーション・ジャーナリズム
1次情報を取材して書くという行為の価値はインターネット時代に入っても
なくなるわけではありません。しかしそうした1次取材を行うジャーナリズムと
同じくらいに、すでにある膨大な情報を仕分けして、
それらの情報が持つ意味を読者にわかりやすく提示できるジャーナリストの
価値も高まってきているということなのです。
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〓 3)今日の気づき 〓
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ネット社会では、情報の真贋を見極める、「情報リテラシー」の重要性が
指摘される。しかし、情報が大量にあふれる中、現実的に真贋を見極められない
状態になりつつある。
では、どうするか!?
情報ではなく、信頼性の高い情報発している人を選ぶことになる。
人とのつながり、それこそが今の時代の情報リテラシーなのかもしれない。
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〓 4)本書の目次 〓
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プロローグ
ジョゼフ・ヨアキムの物語 →アマゾンから10ページほどダウンロードできます!
第1章 無数のビオトープが生まれている
第2章 背伸び記号消費の終焉
第3章 視座にチェックインするという新たなパラダイム
第4章 キュレーションの時代
第5章 私たちはグローバルな世界とつながっていく
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『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』
佐々木 俊尚 (著)
出版社:ちくま新書 (2011/2/9) 314ページ
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