こんにちは!本シェルジュ「けい」こと、松本圭介です。
今日はとても寒い一日になりましたね。
「ISO症候群」って聞いたことありますか?
やったふり、手順だらけ、何でも指摘、とにかく記録、
外圧利用、現状維持・・・
企業は成長するにしたがって、ヒトが組織化され、
マネジメントが確立されてきます。
組織が一定のレベルに到達すると、
ISOなどの認証を受ける企業も出てきます。
しかしながら、マネジメントを強く意識すればするほど、
そもそもの目的を忘れ、マネジメントを確立することが
目的化するようになります。
いわゆる目的と手段の混同です。
今回は、組織にそういった違和感を感じた方にお勧めの本です。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)オススメの一冊 〓
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(今回の登場人物)
飯島先生:経営コンサルタント
小林社長:小林オフィスソリューションズ社長
(やりとり)
飯島先生:こんにちわ、お久しぶりです。認証取得以来ですね。
どうですか、お仕事のほうは。
小林社長:この地方都市ですからね。都会とちがってまだまだ不況ですが、
何とか売上のほうは確保しています。
飯島先生:それはなによりです。確か、ISO取組みについて、
相談があるようですね。
小林社長:そうです。実はこんなことがありました。
(中略)
飯島先生:とても素晴らしい気づきですね。実はこれは多くの企業が悩んでいる
ところでもあります。
小林社長:そうなんですね。少しほっとしました。実は昨日は私も経営者として
失格なのではないかと、かなり落ち込んでいたんです。
飯島先生:このようなお悩みは何と呼びましょうか。少し自虐的に
「ISO症候群」とでも呼んでみましょうかね。
小林社長:その「ISO症候群」にはどんな例があるんですか?
飯島先生:例えば、こんな症状です。
飯島先生はホワイトボードに書き始めた
やったふり、手順だらけ、何でも指摘、とにかく記録、
外圧利用、現状維持・・・
「中小企業に役立つ人と組織を活かすISO 9000―ISOへのヒューマンアプローチ 」山上 裕司
日本規格協会 (2007/03)
http://goo.gl/SF6K3
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〓 2)付箋 〓
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■対話の質を高める八つのポイント(P93)
■ビジョンの条件(P101)
■ヒューマンアプローチの実践(P120)
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〓 3)今日の気づき 〓
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この本はISOを取得するための指南本ではなく、ISOを取得した企業が陥る
組織の閉塞感を打ち破るための本です。
したがって、
本書の内容はISOを取得した/していないに関わらず、
閉塞感を感じる組織全般に使える内容になっておりますが、
サンクスカード、あいさつ運動といった風土改善策とは
異なった内容になっています。
仕事の目的、内容、手順、仕事のインプット・アウトプットに重きを置いた
ヒューマンアプローチは、経営者、組織責任者だけでなく、
コンサルタントが企業にヒアリングする際にも使える実践的な内容です。
組織改革にあたる際には手元に置きたい一冊ですね。
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〓 4)本書の目次 〓
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「中小企業に役立つ人と組織を活かすISO 9000―ISOへのヒューマンアプローチ 」山上 裕司
日本規格協会 (2007/03)
http://goo.gl/SF6K3
第1章 原因は人と組織にある
(ISO症候群適合思考と成長思考 ほか)
第2章 人とシステムの好循環を作る
(ヒューマンアプローチの必要性組織マネジメントのパラダイム ほか)
第3章 人からの変化を作る
(ISO推進チームの再出発革新会議)
第4章 ヒューマンアプローチを実践する
(最初の変化のサイクルを回す人とシステムの成長サイクルを確立する ほか)
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