みなさん、こんにちは
本シェルジュの三上友美恵です。

毎年TBS系列で放送されている「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」というドキュメンタリー番組を知っていますか?感情移入の激しい私は他人の人生の岐路を垣間見て、感動したり思わず泣いてしまったり・・・・。

通年より長い正月で、のーんびり過ごして、今いち仕事モードが切り替わらない。そんな気分の私が書店で見つけたこの1冊。タイトルであの番組が頭に浮かび、数ページ読んだだけで手が止まらなくなりました。

野球好きでなくてもおススメの1冊。明日からの仕事にパワーチャージできますよ!

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1)本日紹介する書籍
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俺たちの「戦力外通告」
ウエッジ(2017/12/20) 213ページ
高森有旗(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4863101945/

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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・今の仕事が向いてないと思っている
・資格の勉強に行き詰まっている
・なんとなくやる気が出ない
・プロ野球は全然見ない。なんで面白いかわからない。
・年末年始はなんとなく過ごしてしまった

⇒そんな体験をしたことのある、全ての人に

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3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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P26 「戦力外通告が迫り、腐って辞めていく人を何人も見てきた。俺は最後まで野球選手 らしくあることを決めていた。辞め方は俺にとってとても重要なことだった」

P41「コンサルに興味があり、転職しようと思っている」、妻は激しく反対した。
「野球も会計士も中途半端な人間にコンサルされたい人なんていない。このままいったら、壁にぶつかる度に逃げ出す中途半端な人生になる」

P57思いがあるからもがく。情熱があるからしがみつく。それは決して、みっともないことではない。
「もっとうまくなりたい。最後の最後まで、それしかなかったよ」
正解は、ない。答えは自分で決めることができる。

P94「野球を辞めて、過去の栄光に浸るのも、時間の無駄。与えられた仕事を全力でこなせば、次の仕事が見つかる。」

P108 人生において道を踏み外しそうな時、うまくいかない時、熱中できるものがあれば、それが自分を助けてくれる。
「何かにつまずいた時、いつも野球が助けてくれた。なんだっていい。自分の武器を見つけてほしい。そして、それはいつでも世界で勝負できる」

P139 「腹の底から、もっとできたと思うし、やるべきやった。俺は楽な方に逃げてたんや。絶対に逃げたらあかん。それを、うわべだけでなく伝えていくのが俺の役割やと思う」

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4)今日の気づき
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診断士の試験に何度目かわからないほど落ちた正月。母に言われた言葉は「いい加減 諦めたら?いつまでもみっともないわよ」でした。

本当に全力を尽くしたのか?ここで諦めて自分で納得できるのか?
さんざん自問して出した答えは「人からみっともなく見えても、最後まで“足掻く”」 でした。

苦しかったし、よく泣きました。

でも“足掻いて”得た自分の「今」に納得しています。何か一つでも必死で打ち込んだ ものがあれば、それは「未来への動機」になる。それを思い出した1冊になりました。

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5)本書の目次
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第1章 「戦力外通告」(著者・高森勇旗が戦力外通告を受けた日)
第2章 インタビュー 25人の「戦力外通告」

松家卓弘:「究極の文武両道」右腕が捨てたかった「東大卒」の肩書き  井川 慶:ダイエットで引退撤回、阪神の大エース・井川慶の生き     奥村武博:史上初、プロ野球選手から公認会計士になった男
山崎武司:“頭脳戦”でクビからホームラン王へ這い上がった天才打    石井琢朗:横浜日本一の立役者が広島移籍で得たもの
川上憲伸:中日黄金期の絶対的エースがこだわる「辞め際」
中村紀洋:引退試合を拒絶し“ょうがい現役”を貫く稀代の
     ホームランアーティスト
渡辺俊介:中学野球部補欠から世界一まで上り詰めたサブマリン右    岩村明憲:「ミスタースワローズ」が独立リーグを選んだワケ
屋舗 要:引退後に「鉄ちゃん」として名を上げた元盗塁王
G・G・佐藤:作り上げた「G・G・佐藤」という別人格
      イタリアで取り戻した自分らしさ
マック鈴木:1回目の「クビ」は高1 洗濯係から身を起こした
      メジャーリーガー
鉄平   :楽天の安打製造器が抱えた“晩年”の苦しみ
小早川毅彦:「クビ」直後の開幕戦で3打席連続本塁打を放った男の原点
門倉 健:日米韓アマを渡り歩いた本格派右腕の「生き方」
佐野慈紀:史上初の中継ぎ1億円投手が見た「地獄」
関屋智義:球団事務所のゴミ箱に捨てたトライアウトの書類
田中一徳:松坂から4安打を放った韋駄天の「後悔」
瀬間仲ノルベルト:「日本のブラジル」でレストランを営む
          甲子園の中段に打ち込んだ“怪物”
小林敦司:時給850円で武者修行 代官山で成功したケーキ職人
南牟礼豊藏:守備、走塁、乱闘要員が開業した「人間力」で勝負する接骨院
真木将樹:洗剤に活路を見出した元“ドラ1”本格派左腕
生山裕人:全力疾走で名を上げた球界一の「特殊球歴」の持ち主
竹下浩二:コピー機の前で立ち往生した 尼崎出身の「沖縄の英雄」
佐伯貴弘:クビを言い渡されても毎朝6時にグラウンドに現れた男

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俺たちの「戦力外通告」
ウエッジ(2017/12/20) 213ページ
高森有旗(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4863101945/