私が本シェルジュとしてはじめて紹介した本は「脳科学の壁」でした。
自身が生物工学を専攻していたこともあり、
脳には興味がとてもある一方で、
あまりにも薄っぺらい脳の本を読むとさらにがっかりしてしまうことが良くあります。
この本は、非常に厚さは薄いですが、読んでいて考えさせられました。
著者は、脳の研究者ではなくて、臨床医だからこそ、
より実際的に執筆されたのかなと感じます。
<目次>
  1)今日のオススメの一冊
 2)付箋
 3)気づき
 4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊            〓
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『脳に悪い7つの習慣』
林 成之 (著)  出版社: 幻冬舎 (2009/9/30)
http://amzn.to/i9JJX3
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村上:
今週中に仕上げないといけない課題が山積だあ。
無事来週を迎えられるのだろうか。。。
S子:
だから、計画通りコツコツやってないから、そんなことになるのよ!
村上:
コツコツやるのは、脳によくないらしいよ。
S子:
え!? なんでよくないのよ!
村上:
「コツコツ」や「1歩1歩着実進める」のは、
「失敗しないように慎重に進めよう」という、自己保存の意識が働く。
つまり、「失敗したらどうしよう」と考えていて、
脳に対しては否定語になるんだよ。
S子:
なるほど、集中して一気に駆け上がることが重要なのね!
じゃあ、完成するまで、寝ずに一気にやりなさい!
村上:
え!?・・・
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です        〓
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脳にとってよくないことは、経験則でもなんとなく分かっているものだとも言えるでしょう。しかし、「わかっているよ」ですませず、一つ一つの習慣について、「なぜ悪いのか」の理由を知り、順番に克服するというステップを踏むことが大切なのです。
脳神経細胞が持つ本能はたった3つです。
「生きたい」 「知りたい」 「仲間になりたい」
脳の達成率を上げ、集中してことを成し遂げるためには、
「コツコツ」は間違いなのです。
自分と異なる意見を聞いたからといって、気分を害する必要は無いはずです。
それどころか、思考を深めるために大切な「自分を疑う」という視点を提供してもらえるのですから、脳のパフォーマンスをあげたいなら歓迎すべきことと言えます。
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〓 3)今日の気づき                 〓
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脳みそのことなんてまだまだ分かっていないことだらけ
脳に対しての本は多数あり、矛盾する主張もよく見られる。
そのなかで、やはり仕組みや理由が理解できて
納得出来るものについては、真偽はさておき、取り組む価値があると思う。
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〓 4)本書の目次                  〓
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まえがき
 ~脳トレのゲームやドリルで脳を鍛えることは出来ない
第1章 脳に悪い習慣(1) 「興味がない」と物事を避けることが多い
第2章 脳に悪い習慣(2) 「嫌だ 疲れた」と愚痴を言う
第3章 脳に悪い習慣(3) 言われたことをコツコツやる
第4章 脳に悪い習慣(4) 常に効率を考えている
第5章 脳に悪い習慣(5) やりたくないのに我慢して勉強する
第6章 脳に悪い習慣(6) スポーツや絵などの趣味がない
第7章 脳に悪い習慣(7)v めったに人をほめない
あとがきにかえて 
 「違いを認めて、共に生きる」ということ
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『脳に悪い7つの習慣』
林 成之 (著)  出版社: 幻冬舎 (2009/9/30)
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