こんにちは。本シェルジュの安藤準です。
梅雨に入りジメジメしてまいりましたが、 みなさまいかがお過ごしでしょうか。
労働生産性や働き方改革など、仕事の効率化は常に重要なテーマになっていますよね。 AIやIoT、ドローン、VR、自動運転など様々な技術の中で、 次の時代の働き方が常に模索されるようになりました。 そんな中で、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」も 例外なくブームになっています。
実は、私は最近RPAについて触れる機会が増えてきましたので、 あらためて知見を深めようと10冊ほど本を読んでみました。
すると、どの本も「RPAはすごいぞ!」、「RPAで世の中変わるぞ」 「RPAの導入には管理大切だぞ!」など、どちらかと言うと、 概論や、精神論、抽象的な内容の比率が高いと感じました。
AIもそうですが、私はただ雰囲気で語られる新技術は変にブームの乗るだけで、 本質的な理解をゆがませることになりやすいと思っています。
したがって、概要を掴んだ後は実際にRPAツールを触りながら 具体的に事例を見つつ理解を進めていく必要があると考えています。 特に、具体的なRPAツールつまり製品レベルで見た方が理解が進みます。
今回お勧めする本は、そんな中でも概要を掴んだ人が、 「もう一歩具体的な理解」をするため分かりやすかった本をご紹介したいと思います。 現状日本で有名な4つの製品の具体な操作画面をイメージしつつ、 RPAの基本的な理解を深めることができます。 イラストや図も多いのでさっと読めると思いますよ。
これからすべての人が必要になる知識かもしれないRPA。 外は雨が降っていますので試してみてはいかがでしょうか?
1)本日紹介する書籍
「RPAのはじめかた~ツールを見ながらめぐるRPAの楽しい世界~」
技術評論社 (2018/11/23)
カワサキ タカシ (著)
AmazonURL:http://www.amazon.co.jp/dp/4297101378
2)本書を選んだ理由 どんな人が読むべき?
RPAに関心がある中でも概要よりももう少し具体的な使い方を知りたい人に
おすすめです。また、情報システム部門やコンサルタントで、
これからRPAの導入や選定を考えなければならない人にもおすすめです。
3)付箋 ~本書からの内容抽出です
■はじめに
ところが。それはもう「想像以上」に大変な世界で。
・・・(略)・・・
ロボットと一緒に働くのは、想像以上に難しいけど、ロボットと働くのは、超楽しい!
■第1章 RPAってなんだろう?
○おっと、ここから少しややこしくなりそうですので、 先に言葉の整理をしておきましょう。
一般的に「RPA」と言うと、「ロボットに仕事をしてもらう」という「考え方」のことを指します。
ですので、RPAを実現する「道具」のことは「RPAツール」と、RPAツールで作られた「ロボット」
のことは「RPAロボット」と、「区別」しておくと頭の中のイメージがスッキリしますよ。
■第2章 純国産のRPAツールを見てみよう ~WinActor
○実は、この本に登場する「4つのRPAツール」の中で、国産の製品は「WinActor」だけなのです。
慣れないもの尽くしになりますので、最初は無理せず、日本で生まれた[WinActor」を見ながら、
少しずつRPAの専門用語に慣れていく、というのが順番的に望ましいですね。
■第3章 先駆的なRPAツールを見てみよう ~BizRobo!
○BizRobo!(ビズロボ)は、日本の「RPAテクノロジーズ株式会社」が提供しているRPAサービスです。
(略)
今から10年ほど前の2008年、Kofax社とオープンアソシエイツ株式会社(現RPAテクノロジーズ株式会社)が
業務提携を行い、Kofaxソフトウェアをカスタマイズ、「BizRobo!」というサービスにして、
日本での提供をはじめました。
■第4章 万能型のRPAツールを体験しよう ~UiPath
○UiPath(ユーザイパス)は、アメリカの「UiPath社」が提供しているRPAツールです。
ルーマニアで会社が設立されたのは205年、日本法人が設立されたののは2017年と、
比較的歴史は浅いのですが、今スゴい勢いでシェアを伸ばしているのが、このUiPathです。
■第5章 未来型のRPAツールを体験しよう ~RPA Express
○さて、このRPA Expressの最大の特徴は「完全無料のサービスが用意されている」 ということです。
■第6章 もっとRPAを知るための「RPA情報局」
○こうして、いくつものRPAツールを横断しながら旅をしていくと、
その裏側に流れる「RPA」という「考え方」が、少しずつ見えてきます。
4)今日の気づき
RPAツールは様々な選択肢がある中で今メジャーといえる4つの製品を
具体的に見ることができます。
この4つは、私もおさえるべき4製品と言えると思っています。
これからのホワイトカラーにとってRPAは必須のツールとなることが想定されますが、
実態は「誰でもできる」というほど簡単ではありません。
ある程度「プログラム思考」を必要としますので、まずはプログラム経験のある人が、
普及していくツールだと考えています。
そんな中で具体的な導入に向けてRPAツールを見るときに、
本書はとてもわかりやすいと思いますた。
5)本書の目次
はじめに
第1章 RPAってなんだろう?
第2章 純国産のRPAツールを見てみよう ~WinActor
第3章 先駆的なRPAツールを見てみよう ~BizRobo!
第4章 万能型のRPAツールを体験しよう ~UiPath
第5章 未来型のRPAツールを体験しよう ~RPA Express
第6章 もっとRPAを知るための「RPA情報局」
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「RPAのはじめかた~ツールを見ながらめぐるRPAの楽しい世界~」
技術評論社 (2018/11/23)
カワサキ タカシ (著)
AmazonURL:http://www.amazon.co.jp/dp/4297101378
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