おはようございます。本シェルジュの村上です。
本シェルジュでは、もちろん、お勧めの本を紹介しているのですが、
やはりそういった本は、世の中的にも評価が高く、
たとえば、Amazonのレビューでも多くの星がついています。
今日、紹介する本は、Amazonでは、33件のレビューがついていますが、
そのうち、14人が星1個の最低評価です。
やはり、著者が、マスコミにもよく取り上げられたり、
たくさんの書籍をだしている安田佳生さんということもあるんでしょうね。
私も、以前この本を買いました。
「千円札は拾うな」
キャッチーナタイトルで思わず買ってしまいましたが、内容的には覚えてもいません(^^;
ワイキューブが倒産したときも、
「あーあ、千円札を拾っておけば、倒産しなかったのにね」と
Facebookでつぶやいたものです。
その安田さんが社長時代を振り返っての1冊。
経営書として役に立つものかは、確かに疑問が残るところも多いです。
しかし、経営者としての本音を余すところなく吐露されている。
そんな気がして、感情移入して読んでしまいました。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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『私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日』
安田 佳生(著)
プレジデント社 (2012/2/28) 206ページ
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[村上]
S子さん、足元に、1000円札おちてますよ。
[S子]
あら、あなた、そんなはした金に私が興味を持つとでも?
[村上]
もらえるものをしっかり確保しておかないと、
家計が楽になりませんよ!
[S子]
あら、あなたが、それ以上に稼いで、私に貢ぐといいわ!
[村上]
え・・・
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一人でコツコツより、周りを巻き込んで、積極的に投資していく方が
より早く、より大きくなる可能性はありますね。
もちろん、うまくいかなかったときのダメージは大きいわけですが。
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です 〓
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P.6
「返す」と言い続けなければ、私の精神状態がもたなかった。
風邪をひかないこと。鬱にならないこと。
それだけを自分に言い聞かせながら、私は会社に通い続けた。
P.73
優秀な人材を集めるには、学生がこんなところで働きたいと思うような
高層ビルにオフィスを構える必要がある。
セミナーが開ける大会議室がなくてはならないし、熱帯魚が泳ぐ水槽もほしい。
そうすればおのずと優秀な人材が集まる。私はそう信じていた。
P.79
私はビジネスで成功したかったというよりも、立派な受付のある会社の社長に
なりたかっただけなのかもしれなかった。大きなビルや立派な受付に対する
劣等感を克服することが、私にとっての目的になっていた。
P.99
役員の合議制をやめたことだ。今後は社長である私が最終決定すると決めたのだ。
P.129
利益を残すくらいなら、人やブランドに投資するほうが何十倍も効果があると思っていた。
P.176
返済するためには利益を出さなくてはならない。
切羽詰まった状態で、はじめて私は利益について考えたのだった。
P.189
大関は横綱に昇進できるが、いったん横綱になった力士が大関に戻ることはできない。
横綱を辞める時は、力士を辞める時だ。
P.197
会社を経営していくには技術がいる。
その技術が私には足りなかった。伝えたい想いだけが先行していた。
文章の下手な小説家のようなものだった。
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〓 3)今日の気づき 〓
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人と違うことをやらないと大成功はあり得ない。
成功したものはヒーローになって、もてはやされ
失敗したものは道化師になって、たたかれる。
道化師からも学べるし、そのチャレンジは称賛したい。
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〓 4)本書の目次 〓
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第1章 満員電車からの脱出
第2章 営業カバンからの脱出
第3章 劣等感からの脱出
第4章 アポ取りからの脱出
第5章 資金繰りからの脱出
第6章 引け目からの脱出
第7章 社長からの脱落
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『私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日』
安田 佳生(著)
プレジデント社 (2012/2/28) 206ページ
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