こんにちは。本シェルジュの吉田です。 3月になり、少しずつ春の訪れを感じる
日々です。話は変わりますが、 先日、F1で、ホンダが久しぶりに表彰台に上がりました。常に、チャ レンジングスピリットを持ち続ける印象のある同社ですが、F1だけで なく最近では、飛行機まで作ってしまいました。騎手が違うとはいえ、 三菱の開発の苦戦ぶりを垣間見るとホンダはどのように開発を進めて行 ったのか興味深いところです。そんな疑問に答える一冊がこの本です。 家族にも内緒で、金食い虫と社内でも揶揄されながら、開発仕上げた人 々の物語です。
1)本日紹介する書籍
ホンダジェット誕生物語 経験ゼロから世界一へ 日経ビジネス文庫(2018/12/3 ) 411ページ 杉本貴司 著
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2)本書を選んだ理由 どんな人が読むべき?
自動車メーカーがなぜ飛行機?われわれから考えれば、常識を打ち破る ような開発をどのように作り上げたのか?よくいう本田宗一郎のスピリ ッツとは何か?その一面を垣間見える一冊と思います。
3)付箋 ~本書からの内容抽出です
■P.49より 「成功とは99%の失敗に支えられた1%である」 たとえ99回失敗しても、たった1回のブレイクスルーですべてをひっくり 返し、世界を変えることができるというのが宗一郎の信念だ。
■P.214より 本田宗一郎の哲学を受け継ぎ「独力」の旗をあげてジェットエンジンの開 発に着手したホンダだが、現実を直視すればそのハードルの高さと比べて、 自分たちの実力があまりに至らなかったことは、最古参の井上が一番よく わかっていた。
■P.382より 「主人が生きていたらどんなに喜んだことでしょうね。」宗一郎が10歳だ ったあの日、空を舞うアートスミスの曲芸飛行に魅せられて抱いた熱望は100 年近くの時を経て現実となったものである。
4)今日の気づき
二輪車、四輪車メーカーとして確固たる地位を築きながらも 諦めず継続することの大事さ、言うのは簡単ですが、その成功例がホンダ ジェットなのではないのでしょうか?
5)本書の目次
1.プロローグ 誓い
第1章 けじめ
第2章 熱望
第3章 松明を掲げろ
第4章 西の端
第5章 「壊」より始めよ
第6章 最後の賭け
第7章 飛翔 エピローグ 凱旋 夜明け(文庫版に寄せて) ホンダジェット開発の歩み
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