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□■本シェルジュがオススメする今日の一冊■□ Vol.447 2019年8月10日
~本シェルジュ達から、頑張るビジネスパーソンへの贈り物~
本シェルジュ=本のコンシェルジュのことです。
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こんにちは。本シェルジュの川原茂樹です。
夏本番、めちゃめちゃ暑いですね!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
今日ご紹介する本は、私の人生を変えた!
と言っても過言ではない一冊です。
その理由は、のちほど…
テーマはオランダ? コーチング? 自分軸?
よくわからないまま、派手な表紙に惹かれて、
手にしたこの本ですが、とにかくこの世界にグイグイ引き込まれました
今回、また読み返してみて「捨てるところがない」
なんて密度の濃い本なんだ、と思いました
どこを切り取っても、学びがあります
オランダの教育では自立性を重視していて、何でも自分で決めるという考え方
やりたいことをやる
まずやってみて、自分で気づき、考え、学ぶ
あれこれ教えるのは、可能性を削る行為
いいなぁ
私もオランダに生まれたかったなぁ~
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1)本日紹介する書籍
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オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る
石川 尚子 (著) (七つ森書館 2017/12/15) 174ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4822817903
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2)本書を選んだ理由 どんな人が読むべき?
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・自分には自信が足りない、と思っている人
・自分の子どもには自立して育って欲しい、と思っている人
・コーチングになんとなく興味がある人
・オランダ(海外)の教育に興味がある人
さらに、自己肯定感や自分軸について、考えている人に最適です。
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3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■ 他人と比べていると、気持ちは常にざわつく (p20)
中学生ぐらいから自分の限界を決め、そのまま大人になっていく
(中略)
人の悩みの大半は「他人と比べるること」から発生しているようです
(中略)
他の人と同じではない自分は「これでいいのか?」と悩む人が多いのです
■ 自信がつく日は、一生来ない! (p41)
つい出てしまう「自信がない」という言葉(中略)
コーチから、私の人生に残る衝撃の一言が帰ってきました
『自信がつく日は、一生来ない!』
■ 私以上に、私のことを信じて接する (p54)
「どうすればできる?」という質問は、「できるよね」という前提に立っているので、そう質問されると「できるための方法」を探しはじめます
■ 何か1つでも夢を叶えた体験をすると、「次もいけるのではないか」
と思えるようになったのです (p60)
■ 夢は叶えるものなんだ。そして、夢は叶えてよし!
そう自分に許可を出すだけなんだ!(p63)
■ コーチングがベースにあるオランダ (p96)
例えば、かけ算の九九や筆算もなるべく教えません。ただ単に暗記させたり、計算方法を教えたりするのは『ティーチング』だという考え方があるからです。オランダでは、子どもが自分で九九や計算方法を発見することを重視する、いわゆる『コーチング』を基本にした教育法がほとんどです。
■ 「教える」から、正解を求め続ける (p142)
「教えない」から夢が叶う (p139)
オランダの教員養成課程を体験する講座では、いかに「教えないか」でコーチングを体得し、それぞれの分野で成果を得るかということにチャレンジしてきました。
基本的に「体験」と「省察」の繰り返しで進めます。知識のインプットはなく、ひたすら参加者側が体験をアウトプットするのです。(中略)
(日本の)企業研修では「こういう場合、どうすればいいですか?」という質問が必ず出てきます。(中略)誰かが唯一絶対の正解を持っていて、与えてくれるものと信じています。だから「これで合ってますか?」と確認を求めてくるのです。
■ 「自己探求」と「アウトプット」が自分を整える (p156)
自分はどんな状態になると心地良いのか。何に幸せを感じるのか。どうなりたいと思っているのか。何をしたいのか。何が気がかりなのか。何を恐れているのか。こういったことの「答え」を自分の内側に探しにいくことが「自己探求」です。探求したことを「アウトプット」する場があると、さらに効果的です。
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4)今日の気づき
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私が衝撃を受けたのは『自信がつく日は、一生来ない!』と言う言葉
著者が、ブツブツ言い訳をしていたときに、コーチから受けた一言です。
私と同様、衝撃的な体験だったそうです。
そうですよね。『自信がつく日は、一生来ない!』なんて身も蓋もない言葉
普通、コーチングでは全否定しないと思うのですが
これは、愛のムチかもしれませんね
意味のないところでループしている人は、その悪循環を断ち切る必要があります
「いつか自信がついたら、一歩踏み出そう」と行動を先延ばししている人には、
『自信がつく日は、一生来ない!』という刺激的な言葉が必要かもしれません
行動にブレーキをかけない。やりたいことをやる
子どもの頃は、そんな無邪気さがあった筈です
なんでも「できる!」という発想から始めて
「どうやったらできるか?」を考える
自由に考えれば、幸せになれそうです。
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5)本書の目次
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第1章 「他人軸」で生きている私たち
第2章 あなたは人生で、何を成し遂げたいですか?
第3章 自分の気持ちと、じっくり向き合う
第4章 自分で計画を立て、実践し、振り返る
第5章 失敗はない!あるのは「体験」と「省察」だけ!
第6章 「教えない」から夢が叶う
http://www.pen.co.jp/book/b333428.html
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オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る
石川 尚子 (著) (七つ森書館 2017/12/15) 174ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4822817903
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