皆さまこんにちは。「本シェルジュ」の設楽英彦です。

毎日早いもので2月も半ばとなりました。今回の書評が投稿される頃、
私は台湾にいます。年に何度も主張で訪れるところですが、
食べ物の美味しさにはいつも惹かれます。

さて、今日紹介する本は「パブリック・スピーキング 最強の教科書」です。
この言葉が何を意味するかは後程紹介しますが、著者は冒頭で「単なるセミナー やプレゼンのコツにとどまらない最強のビジネススキルである」と述べています。
従いまして、スピーキングのみにとどまらず、集客方法やセミナー後に継続的に お金を生み出すノウハウまで紹介されています。

もちろん、この通りに実践できるかどうかはやってみないとわからないわけ
ですが、セミナー=1回限りの話、ではないものとしたときに、それはいったい どんなものだろう?、と興味を持った方は本書を手に取ってみてください。

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 1)本日紹介する書籍               
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パブリック・スピーキング 最強の教科書
KADOKAWA / 中経出版 (2018/8/22) 257ページ
小山 竜央(こやま たつお) (著)
AmazonURL:https://amzn.to/2F5m0GS

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 2)本書を選んだ理由   どんな人が読むべき?          
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・セミナー講師を目指す方、また実際に行っている方
(話し方だけではなく集客方法も含めて)
・人前で話す機会のある方
・コミュニケーションスキルに興味のある方

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 3)付箋 ~本書からの内容抽出です   
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■Reader P.31 自分の考えや存在を社会に伝える最強のツール
パブリック・スピーキングとは、自分の考え、存在を社会に広めることである。 つまり、話し方のテクニックや伝わる心理学のネタを増やすことではなく 「社会とのつながり」を作ることが重要である

■Reader P.36 誰でも最高のコミュニケーションができる3つのポイント
1つ目のステップは「アイコンタクトを取っているかどうか」。つまり、
「人の目を見ているかどうか」です。次のステップは「笑顔かどうか」。
すなわち、相手の目を見て微笑んでいるかどうか。最後のステップは
「自然体かどうか」。この3つが出来ていれば基本は出来ています。

■Reader P.108
人は簡単にはお金を出さないのです。たとえ1000円だとしても、セミナーに 払おうとはしません。(中略)なぜ、こう考えるべきかというと、お金を払って イベントやセミナーに参加したり、誰かの商品を買うことは「痛み」を伴う 行為だからです。(中略)お客様の伴う痛みに対して、それが痛みではないよう にしてあげなければいけないのです。

■Reader P.137
ただし、自分の日常を発信するときは、1つだけ守るべきルールがあります。
それは、あなたのコンテンツに関係しないことは書かないということです。
(中略)ビジネスにおいてFacebookで日常を発信する文句的は、見た人にあなた との関係性を深めてもらうことです。だから、余計なことは書かずにコンテンツ と関連性のあることだけを書くべきです。

■Reader P.176
ストーリーづくりの方法は、まずはテーマを決めることです。(中略)
テーマとは、一言で表現するのであれば「〇〇からの脱却」になります。(中略)
やり方としては、ストーリーが切り替わる瞬間である「チェンジポイント」を、 あなたが語るドラマのなかにたくさん取り入れることです。

■Reader P.219
パブリック・スピーカーのボディランゲージでいちばん重要なのは「姿勢」です。
まず足の幅。これはだいたい肩と同じくらいの幅で、自然に開きます。(中略) 次にイメージしてもらいたいのは「中心を感じる」ことです。ヘソの下三寸辺りに 下丹田と呼ばれる場所があります。そこにエネルギーが集まるのを感じてください。

※ 「Reader」はソニーの電子書籍リーダーです。
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 4)今日の気づき                       
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単なる「話し方」だけでなく、集客方法やその先(セミナー後の顧客との関連性) までトータルで書かれており、非常に説得力がありました。
上記の付箋以外にも、当日着る服装や視線の使い方など細部にわたる記載があり、 「なるほど!」と思うところ、つまり「気づき」がたくさんありました。
私はセミナー講師の経験はありませんが、もし登壇する機会があれば何度も
繰り返し本書を読み返したいと思いました。

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 5)本書の目次                        
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はじめに

第1章 「パブリック・スピーキング」の真価とは
第2章 なぜ「伝える技術」が人生のパフォーマンスを最大化するのか
第3章 自然と人が集まる企画を生み出すために
第4章 約30日の準備で5000人規模を集客する戦略
第5章 最強の伝え方は「セットアップ」が9割
第6章 人見知りでも大勢と意思疎通ができるコミュニケーション術
第7章 「身体」「声」「言葉」の使い方をマスターする
第8章 確実に相手の行動に変化を起こす「最強の伝え方」
第9章 驚異的に自分の価値を高める「ストーリーと環境の作り方」
第10章 信頼を構築して「継続的にお金を生み出す」収益化の仕組み
第11章 売るのが楽しくなる「最高のセールストーク」

おわりに

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パブリック・スピーキング 最強の教科書
KADOKAWA / 中経出版 (2018/8/22) 257ページ
小山 竜央(こやま たつお)(著)
AmazonURL:https://amzn.to/2F5m0GS

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