こんにちは。本シェルジュの吉田です。
今年も梅雨間近となりました。うっとおしい季節になります。
また、新型コロナの影響によりまだまだ自粛を余儀なくされている昨今ですが、さる2020年に三井住友銀行元頭取、日本郵政元社長の西川善文氏がお亡くなりになりました。
バブル経済がはじけた後の銀行業界の再編、破綻の時代を乗り越えてきた経営者の方です。新型コロナにより、不透明な時代にある現代に彼の生き様は何かヒントをくれるのではないか?ビジネスパーソンとして何か気づきがあるのではないかと本書を取り上げます。
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1)本日紹介する書籍
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仕事と人生
講談社現代新書(2019/2/20 ) 185ページ
西川 善文 著
AmazonURL:http://www.amazon.co.jp/dp/4065218411
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2)本書を選んだ理由 どんな人が読むべき?
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三井住友銀行の初代頭取、日本郵政の社長と厳しい経営局面でのリーダーとしての身の振り、考え方に興味を持ったとともに、正直、世間的にはあまり良い評価を受けていなかった側面もある方ですが、逆に興味を惹かれて取り上げました。
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3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■P.16より
70点は目標値であるのに対して80%は判断するときの目安である。~ところがまじめな人ほど、そういう割り切りが苦手であり、枝葉末節にこだわってしまう。
■P.76より
部下の失敗があまりにひどいとき、厳しい言葉で叱ることもある。上司も人間だから、いくらかなりとも感情的になるのは仕方がない。それでも感情的にならないよう努めることが大切だ。
■P.165
いずれにしても「自分の責任」を意識すると、誰だって責任を取らされたくないと思うから無理しがちである。「行き詰った会社を倒産させるほうがいい」と頭でわかっていても、当面の破綻を避けようとする。「見切りをつけつ」ためには第3者的な目で見ないとなかなかうまくいかないのである。
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4)今日の気づき
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相手を知る、スピード、シンプルに・・。
仕事をするうえで、当たり前だけどなかなかできないこれらのキーワードを西川流にどのように実践したかを本書より知ることができたと思います。人に厳しいけど、自分にも厳しいからこそ様々な難しい(抵抗を受ける)決断をスパッとやり抜けたのではないかと感じました。
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5)本書の目次
◆目次
第一章 評価される人
第二章 成長する人
第三章 部下がついてくる人
第四章 仕事ができる人
第五章 成果を出す人
第六章 危機に強い人
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