こんにちは。
本シェルジュ・イレギュラーズの村木です。
今日は、コミュニケーションをテーマとした本をご紹介します。
この本は古典的名著ということもあり、既にご存じの方も多いと思いますが、
ビジネスの場ではもちろんのこと、日々の生活においても参考になる
コミュニケーションのヒントが多く記載されています。
意思疎通がうまくいかないのはなぜか?それを乗り越えるためには?
相手に話を聞いてもらうためにはどんなことが必要か?
本を読み進めることで、早速試してみようと思えるテクニックに
出会うことができると思います。
上記のようなお悩みをお持ちの方、ぜひお手にとってみてください。
会話例が多く盛り込まれており、読みやすい一冊です。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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「話し方」の心理学 ~必ず相手を聞く気にさせるテクニック
ジェシー・S・ニーレンバーグ(著)小川敏子(訳)
日本経済新聞出版社(2005/10/20)294ページ
amazonURL http://goo.gl/3i58q
今回の登場人物紹介
◆A子:仕事上でのコミュニケーションに悩む若手社員
◆B子:頼れる先輩
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A子:仕事をしていて、最近、意思疎通に悩むことが多いんです。
話を聞いてもらえているのか、きちんと相手に伝わっているのか
悩むことが多くて、自信を持てない日々を送っています。
B子:A子さん、そんなに悩むことはないわ。他人とスムーズに意思疎通を
することは、実は難しいことなの。悩んでいる人は多いと思うわ。
A子:そうなんですね。でも、なぜ難しいんですか?
B子:人が持っている様々な思いや願望が、スムーズな意思疎通の
妨げになっているの。この思いや願望のせいで、そもそもの会話の
目的を見失ってしまうこともあるわ。
A子:なるほど。
B子:スムーズな意思疎通を図るためには、テクニックを掴んで、
実践を重ねていくことが大切よ。一緒に頑張りましょう!
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です 〓
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■P.45より
会話はただ交互に言葉を交わすことではない。ともに歩み寄って考えるという
行為なのである。
あなたの考え、あなたの気持ちに関心を払っています、自分の思いと同じ
くらい尊重していますという気持ちが相手に伝われば実りある会話となる。
■P.57より
具体的な質問にはこたえやすい。こたえる側は思考を組み立てる必要がない。
思考を組み立てるのはもっぱら質問者の側だ。だから会話をスムーズに
はじめるには具体的な質問からはじめるのがベストだ。相手は会話に乗り
やすい。
いったん相手を会話に巻き込んだら、抽象的な質問へと移る。相手から
返事が返ってきたら、それを手がかりにふたたび具体的な質問をする。
■P.137より
言葉が伝えるのは頭のなかにあるイメージの断片である。相手の言葉から
相手の意図を100パーセント知ることはできない。いま言葉でやりとりして
いるのは全体のどの部分であるかをたがいに確認する。
■P.179,180より
相手になにかを伝えたいときには、ただ自分の思いを言葉にするだけでは
不十分である。わたしの考えをあなたはどう思いますか、と反応を見る。
必要な情報をわたしておしまいではない。相手の思考を刺激しなくては
ならない。質問は相手の思考に刺激を与えるものなのである。
■P.237より
個々の発言がじつはなにを意味しているのかを吟味する習慣をつけよう。
性急な判断をくださない。この人が言っていることにはどんな感情と願望が
まじっているのだろうかと考えてみる。
■P.255より
ものごとを効率的に進めてゆくためには論理的思考と感情の両面で人を
納得させなくてはならない。
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〓 3)今日の気づき 〓
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相手に伝えるということは、ただ一方的に話すことではない。
重要なのは、相手の頭を働かせること。
そのために、相手に質問をするということを忘れてはならない。
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〓 4)本書の目次 〓
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第1章 人とわかりあうことのむずかしさ
第2章 会話に乗ってもらうために
第3章 人の考えを引き出す
第4章 人の感情にどうむきあうか
第5章 言葉に託されたメッセージを読む
第6章 思考を伝え、相手からフィードバックをもらう
第7章 話を聞いてもらうために
第8章 頭をはたらかせる
第9章 相手の抵抗にどう対処するか
第10章 発言の意図をつかむ
第11章 会話におけるギブ・アンド・テイク
第12章 複数の聞き手に意思を伝える
第13章 説得の手法
訳者あとがき
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「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック
ジェシー・S・ニーレンバーグ(著)小川敏子(訳)
日本経済新聞出版社(2005/10/20)294ページ
amazonURL http://goo.gl/3i58q
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