好きなことしか本気になれない。人生100年時代のサバイバル仕事術

こんにちは。
本シェルジュの夏原馨です。

前回の本シェルジュが8月。
真夏で「暑さに気をつけてください」と書いていたとおもったら、
もう師走ですね。1年過ぎるのが速いなあ・・・

今年を振り返ると、今世紀最大の事業承継「天皇譲位」があったり、
ラグビーワールドカップで日本中が「ONE TEAM」になったりと、明るい話題の多い1年だったように感じています。
みなさまの2019年はどんな一年でしたか？

今日の本は、1年を振り返って「今のままのはたらき方でいいんだっけ？」と悩む方におすすめの1冊です。

私は年中このテーマで悩んでいて、活字を読み漁っておりますが、中でもこの本は自分ごととしてYES/NOが明快に書かれている点がいい。
経営者の友達がいたら、飲みながらこんなアドバイスしてくれそう・・・と感じられる、著者のあたたかな人柄を感じさせる本です。

好きなことしか本気になれない。人生100年時代のサバイバル仕事術
南章行
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン (2019/8/29)
AmazonURL：https://www.amazon.co.jp/dp/B07W9752HC/ref=cm_sw_r_li_dp_U_1NG5DbX54BYW8

位置59 現代は「正解のない世界」である
ぼくはこの本で、社会問題というビックテーマについて語ろうというのではない。
ごくごく身近な自分のキャリアにも、「正解がなくても選択すべきだ」というルールはあてはまる。

位置487 「心が満たされる好きなこと」でしか稼げない
日との思惑に縛られるというのは、過去の経験に縛られるのと同じで、未来の選択肢を狭めることになる。

位置817　意思決定をすれば、経験が増えていく
悩んでいる時間はいらない。感情に従おう。そうやってスタートして、小さな点を作れば、やがてもう一つ点ができる。
次々と点をつくり、線にできるように、セルフリーダーシップを発揮していこう。

位置1049 可能性の断捨離をする
ソロバンの達人も電卓に敗北してきた歴史があり、僕らはその流れの前ではあまりに無力だ。
だからこそ、最初は一つのスキルの卵に絞ってしっかり孵化させ、それからいくつか身につけていくといいだろう。

位置1529 人生に「段取り」はいらない
段取りなんか忘れて、目の前のことを本気でやるのは、何よりも楽しい。

位置1768 マインドシェアを点検する
今、あなたの心は何で占められているだろうか？

好きなことしか夢中になれないし、
夢中になれないと仕事として成果を出し続けるのは難しい。

そのためのコツは「自分できめていい」。

自分で「決めなさい」ではなく「決めていい」、その大きな違いを本文で見つけたとき
膝を打つ思いでした。（本文のNo.461あたり）

「○○しなくちゃ」に縛られがちだから、イマイチ自分の仕事に夢中になれないのかもなあ・・・
と。年末年始はプリミティブな「自分の欲求」を見つめなおす時間をとろう。
それが一見稼げなさそうな内容でも、自分次第で価値は作れるはず。

第１章　人生100年時代、確実に変化すること
第２章　成長は「意思決定の数」に比例する
第３章　セルフリーダーシップで動き続ける
　　　　ースキルを獲得し、「自分の価値観」を見つける働き方
第４章　自分のストーリーで生きていく
　　　　－21世紀のキャリア形成について考える