新年あけましておめでとうございます。
本シェルジュ松本圭介です。
昨年はおせち事件に始まり、東日本大震災、台風、、etcと
いろいろなことがあった一年間でした。
2012年、皆さんにとって良い一年になることを祈念しています。
どうぞ今年も本シェルジュをよろしくお願いいたします。
さて、
今年は私個人にとっても新たなスタートの年となりました。
独立していらい「個」で働く日が続きましたが、
今年から再び「組織」で動く生活が始まります。
(サラリーマン時代は大きな組織にいました)
まだ4人と小さな組織なので、
大組織でなく個でもない小組織として、
自分にとっては新鮮なスタイルでもあり、
今からワクワクしています。
今日はそんな小さな組織(=ベンチャー企業)での働き方、
大きな組織(=大企業)での働き方に関する比較論について
取り上げました。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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「ベンチャー企業の「仕事」―脱日本的雇用の理想と現実 」
太田 肇
中公新書 (2001/01)
amazonURL http://amzn.to/yj1eQ2
今回の登場人物紹介
■松本、村上
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村上:松本さん
松本:なんですか?村上さん
村上:実は転職しようと思っているのですが・・・
松本:どうしたんですか?今の会社にいたら安泰じゃないですか
村上:何だか働きがいを感じなくなってしまって・・・
松本:それで、どんな会社に転職するのですか?
村上:ベンチャー企業に転職しようと思っています。
松本:ベンチャー企業ですか・・・うちのような大きな会社と違って
   いろいろ大変だと思いますよ。
村上:そうかもしれないけど、何となくやりがいがありそうだしね。
松本:わかりました。じゃあ、この本読んで転職するかどうか、
   もう一度じっくり考えてみてください。
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〓 2)付箋                            〓
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く人が職業生活に求めるもの(P18~)>
 G価値(Goal)・・・夢や目標
 P価値(Process)・・仕事の面白さや楽しさ、自律性など
 S価値(Safety)・・・生活の維持
<ベンチャー企業は有利か不利か(P23~)>
ベンチャー企業では安定した雇用を望むことはできず、業績も不安定である。
多くの人がベンチャー企業に一定の魅力を感じながら、実際に起業したり就職することを
躊躇する最大の理由はここにある
しかし、
組織に依存した生活がいかに脆いかは、会社の倒産やリストラに遭った中高年の就職難が
如実に物語っている
逆に実力を蓄えたプロフェッショナルや手に職をつけた人たちは、
組織の窮状を尻目に次々と職場を移っていく
彼らは組織ではなく市場による保障を維持しながら、
「変化の中での安定」を築いているのである
<成果主義でプロセスは自由に(P54)>
大企業での働き方は組織の論理に支配されているのに対し、ベンチャー企業のそれは
仕事の論理に基づいている。
一般的に大企業は組織や業務内容が複雑なためにプロセスで評価せざるを得ない
プロセスで評価・管理すると、公平性・妥当性の面で問題が起きやすいうえに
個人の自律性を低下させるという弊害が生じる。
プロセスで評価・管理されている限り、働く側としてはアウトプットよりも、
インプット、すなわち労働時間の長さや規則ただしい働き方をアピールしなければならないため、
裁量労働やテレワークなども本来の趣旨に沿って利用されないことが多いのである。
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〓 3)今日の気づき                       〓
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働きがいに関して、GPSという切り口はいい切り口だと思います。
このGPSという観点で周囲の人たちを観察してみると、
P(Process)を重視して独立する人が多いように感じます。
やはり、自分の裁量で、自律的に仕事ができるのって楽しいものですね。
一方で、S(Safety)がないと仕事を続けられないという厳しい現実もありますし、
G(Goal)がないといつまでたっても小さな仕事のまま飛躍しないでしょう。
このGPSという切り口、いろいろな場面で使えそうですね
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〓 4)本書の目次                        〓
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序章 ベンチャー企業への期待
第1章 可能性を求めて
第2章 ベンチャー型のワークスタイル
第3章 ベンチャー型の組織とは
第4章 ベンチャー企業の実像
第5章 日本型ベンチャーが抱える矛盾
終章 日本のベンチャー―展望と課題
「ベンチャー企業の「仕事」―脱日本的雇用の理想と現実 」
太田 肇
中公新書 (2001/01)
amazonURL http://amzn.to/yj1eQ2