こんにちは!本シェルジュ「けい」こと、松本圭介です。
こんにちわ。
今日ご紹介する本は、ほとんどの読者の皆さんにとって
興味のわかない内容かもしれません。
今回のテーマは生産管理です。
ものづくりの現場で何か現場改善に着手したいと思っている方、
製造業コンサルタントの方、
これから生産管理を勉強しようと思っている方などに
ぜひ読んでいただきたい本です。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)オススメの一冊 〓
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(今回の登場人物)
瑠野(るの)さん:製造業系コンサルタント(新人)
阿琉(ある)さん:製造業系コンサルタント(2年目)
(やりとり)
瑠野さん:先輩、先日はじめてA社さんに工場視察にいったんですが・・
阿琉さん:へええ。どうだった?何か指摘できそうな問題点ありそう?
瑠野さん:それが・・何を見ていいのか、さっぱりわからなくて。
とりあえず5S、5Sとつぶやきながら工場を見てまわったのですが
整理整頓もできていたような、できていなかったような・・・
阿琉さん:ははは(笑)
瑠野さん:センパイ、笑い事じゃないですよ!本当に困っているんですから。
阿琉さん:ゴメンゴメン。それは見る視点と達成度の基準に対して
イメージを持って見て回らなかったからだと思うよ。
僕も最初はちんぷんかんぷんだったし、今でも半人前だけど
去年、僕も他のセンパイからある本を紹介してもらったんだ。
もちろん、この本を見れば何でもできるというわけにはいかないけど
工場診断の最初の一歩を踏み出すにはとても役立ったよ。
「目で見る工場診断 (実践 現場の管理と改善講座) 」 名古屋QS研究会
日本規格協会 (2003/06)
http://amzn.to/i1chB8
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〓 2)付箋 〓
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■診断技法の標準化により,企業の国際化へ対応が可能となるのである.この標
準化により,ある共通の物差しで評価ができ,評価のばらつきを減らすことが
可能となり,適切な経営指導が可能となるのである.(P15)
■表2.1工場診断評価体系と点数評価表(P23)
■表2.3VA/VE改善活動の診断評価基準表(P25)
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〓 3)今日の気づき 〓
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診断ではなるべく定量的にわかる指標を使わないと
単に良い・悪いだけでは取り組み方もボヤっとしたものになりがちです。
複雑に見えるものでも、大項目、中項目、小項目と細分化していき、
良い悪いを数段階で定量的に判断することを積み重ねることによって、
全体像が見えてくることもあります。
この本は分類分け、5段階評価のレベル感といった診断する際の
評価基準のひとつの答えを教えてくれます。
まるでこの本さえあれば、もう大丈夫だという印象を持ってしまいがちですが、
確かに出発点としてはこれでいいのかなと思います。
この本に書いてある基本事項を最初の「型」として、
自分の経験を積み重ね、目に見える現状について深く考え抜くことによって
次のステップへ進めるのではないかと思います。
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〓 4)本書の目次 〓
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「目で見る工場診断 (実践 現場の管理と改善講座) 」 名古屋QS研究会
日本規格協会 (2003/06)
http://amzn.to/i1chB8
基礎編(目で見る工場診断とは
企業体質強化を図るための工場診断手法)
発展編(トータル改善プログラムにおける診断手法の活用)
実施編(診断評価基準と改善のポイント)
事例編(工場診断適用事例)
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