こんにちは。本シェルジュ渡辺まどかです。
月曜日配信分を火曜日に変更して、お届けしています。
本日は、本屋大賞2011を受賞したミステリー小説をご紹介します。
本屋大賞URL http://www.hontai.or.jp/
4月12日に受賞が発表されてから書店では山積みとなっている本書。
テレビCMも流れています。
その独特なカバーイラストが目をひくので、以前からずっと気になっていたのですが、今回の受賞に後押しされて、やっと購入しました。
主人公は国立署の新米警部である宝生麗子なのですが、毎回真犯人を特定するのは、執事の影山という設定です。
実際に読んでみると、純粋にストーリーも楽しめるのですが、それ以外にヒット作の要件をいくつか兼ね備えていることを発見しました。
財閥令嬢が現役刑事という浮世離れした設定。
執事影山の毒舌ツンデレキャラ。
水戸黄門の印籠のごとく、毎回同じパターンで展開されるストーリー。
個人的には、主人公の令嬢刑事、宝生麗子と自分のキャラがかぶって仕方ありませんでした(笑)
本格ミステリーでありながら、笑える一冊です。
是非、お手にとってみてください。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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「謎解きはディナーのあとで」
東川篤哉著
小学館(2010/9/7)
amazonURL http://amzn.to/e0xKjM
今回の登場人物紹介
■ティアラ 執事影山のような毒舌キャラと掛け合いをしたい。
■姫 玉の輿にのって令嬢になることを密かにあきらめていない。
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ティアラ: この本がヒットした理由って、登場人物のキャラ設定だよね。ストーリーもおもしろいんだけど、ずば抜けて秀逸ってわけではないし。
姫: 執事の影山が、お嬢様刑事である麗子を小馬鹿にする発言が笑えるよね。バカ丁寧な敬語で麗子をいじる、あのバランスが素晴らしい!
ティアラ: あたし、読みながら麗子と自分のキャラがかぶって仕方がなかった。周りにいじられては、同じようなキレ方してるなって(笑)
姫: 確かに、キレ方一緒だね(笑)このシリーズの続編が今連載されているところだから、この後も楽しみだね!
ティアラ: じゃああたしは、影山のようなぐうのねもでないぐらいの毒舌が言えるキレキャラを目指して、精進しよう!
姫: じゃあ私は、麗子みたいなご身分になって影山のような執事を雇えるように、女磨きをしよう!
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〓 2)付箋 〓
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執事影山の毒舌集
■「失礼ながらお嬢様―この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか」
■「ひょっとしてお嬢様の目は節穴でございますか?」
■「こんな簡単なこともお判りにならないなんて、それでもお嬢様はプロの刑事でございますか。正直、ズブの素人よりレベルが低くていらっしゃいます」
■「んで―わたくしに謎を解けと? お嬢様が―プロの刑事であらせられるお嬢様が、この一介の執事にすぎないわたくしに殺人事件の謎を解けと? 本気でございますか?」
■「失礼ながらお嬢様。やはりしばらくの間、引っこんでいてくださいますか」
■「お許しください、お嬢様。わたくしチャンチャラおかしくて横っ腹が痛うございます」
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〓 3)今日の気づき 〓
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絶妙なバランス感覚を兼ね備えたツンデレキャラの執事影山を見習おう!
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〓 4)本書の目次 〓
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はじめに
第一話 殺人現場では靴をお脱ぎください
第二話 殺しのワインはいかがでしょう
第三話 綺麗な薔薇には殺意がございます
第四話 花嫁は密室の中でございます
第五話 二股にはお気をつけください
第六話 死者からの伝言をどうぞ
「謎解きはディナーのあとで」
東川篤哉著
小学館(2010/9/7)
amazonURL http://amzn.to/e0xKjM
kengineer
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こんにちは。
まどかさんも書かれているとおり、推理小説としてはアレですよね。
これはキャラ立ちから考えて、ドラマ化がねらいの小説なのでは・・・
まどか
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確かに、ドラマ化したらカナリおもしろそうです!キャラ設定が、とてもすきです。
それにしても、なぜこの作品が本屋大賞に選ばれたのかが謎ですね。