こんにちは 本シェルジュの田中聡子です。
この度の地震では本当に多くの方が被災され、どれだけ辛い思いをされているかを考えると何と言っていいか分からない位です。今はただ、無くなった方々のご冥福と被災された方たちへ少しでも多くの支援が届くことを祈るばかりです。
関東圏でも今日から輪番停電が始まり混乱も予想されますが落ち着いて行動し、今自分に出来ることを冷静に考えたいと思います。皆さまにおかれましてもどうぞ十分にお気をつけてお過ごしください。
本日ご紹介する本は、お子さんを持つ親御さん向けに書かれた本です。ですが、相手の目線に立って考えること、相手の気持ちを受け止めることの大切さが日常会話を交えながら書かれており、誰に対しても役立つ内容です。しばらく異常事態が続いて不安になったり焦ったりすることもありそうですが、この本で紹介されている会話が、少しでも前向きに、温かい気持ちで過ごすために役立てばいいと考えています。この本は友人に勧めて頂いたのですが、初めに読んだのは震災の前でした。今読み直すと、自分が気になる箇所が変わっていました。自分の気持ちって、自分が考える以上に周りの影響を受けるものなのですね。だからこそ、人との会話に心を配れる人になりたいなと改めて感じました。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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子どもが「やる気」になる質問―叱る前に問いかけると、こんなに変わる!
マツダ ミヒロ (著), 本間 正人 (著)
PHP研究所 (2011/2/1)
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今回の登場人物紹介:
田中: 本シェルジュ。
ケイコ:会社員時代の同級生。今は専業主婦。
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田中 :地震の日、ダンナさんは会社から歩いて帰って来たのね。
事故がなくて本当によかったね。
ケイコ: 電話も通じないし、携帯の電池があるかもわからないから
ダンナ帰ってくるまでものすごく心配だった。
いつも、「早く帰ってきて」「これ手伝って」とか
いろいろ言ってしまうけど、怪我しないで帰って来てくれれば
それでいいや、ってさすがに思ってたの。
田中 : そうだよね。それで返ってきたダンナさんに何か言った?
ケイコ: 「心配してたけど、何事もなくてよかった。お疲れ様。」かな。
そんなこと言ったの久しぶりだったわね。
田中: その「心配していたけど」って、自分を主語にしているから
「Iメッセージ」って言うのよね。
「遅くまで飲んでないで早く帰ってきて!」と言うより、
「遅くまで飲んでると体に悪いから(私は)心配よ」
という方が気持ちが伝わるんだってね。
ケイコ: 今日はその気持ちがわかるなぁ。
甘えが出るのか、分かってるでしょ、って思うのか、
親しい人とか身内にはついポンポン言っちゃうけど、
気持ちをちゃんと伝えることって、やっぱり大事ね。
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〓 2)付箋 ~気になった箇所の引用です~ 〓
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■今日楽しかったことは、なにがあった?
~心に刺さった「トゲ」の痛みをやわらげる方法~
ささいなことでも、心にトゲが刺さったような感じになってしまうものです。
なんとかトゲを抜いてやりたいのですが、それは中々難しいことです。
でも
「今日楽しかったことは、なにがあった?」
と質問することで視点を変えてあげることは出来ます。
これと似たような質問で、よく口にしがちなのが
「今日楽しかったことは、なに“か”あった?」
と言うものです。
「なにかあった?」と聞くと「なかった」という答えが返ってくるかもしれません。
でも、「何があった?」と言うのは、楽しいことがあったと言う事を前提に
して、その中身を聞く質問になっているので、聞かれた人は
「楽しかったことを探しだそう」という気持ちになれるのです。
■(相手は)どんな気持ちだと思う?
人間関係がギクシャクした時、自分中心に考え、自分の視点だけにとらわれていると
「アイツが悪い」と一方的に決めつけがちです。
でも、ケンカにはそれぞれの言い分があって、どちらが正しいか、間違っているか
なんて分かりません。
そんな時、この質問で、相手にも気持ちがあると言う事に気づき、自分から
相手の立場に視点を変えることで「自己中心性を手放す」
ことが出来るようになります。
■○○だったら、どんなやり方をすると思う?(尊敬する人などを入れて)
自分の考えの中だけにとどまっていると、ついいつもと同じような
パターンで考えてしまいがちです。そんな時、
「もし○○さんだったら、どうするだろう?」
と考えると、今までいた枠の中から外側へと視点を動かすことができます。
すると、これまで見えなかったものが、見えてきます。
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〓 3)今日の気づき 〓
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視点を変えることってとても大切ですよね。
輪番停電に関するツイッターの書き込みでそうだよね、って
改めて思ったつぶやきがあります。
「3時間停電じゃなくて、21時間通電なんだ」
電気が通じる時間があることがどれだけありがたいことか。
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〓 4)本書の目次 〓
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はじめに
第1章 前向き思考がクセになる質問
第2章 「やる気」にはずみがつく質問
第3章 「すすんでやる子」になる質問
第4章 「ひらめきスイッチ」が入る質問
第5章 子どもを伸ばす、親自身への質問
おわりに
子どもが「やる気」になる質問―叱る前に問いかけると、こんなに変わる!
マツダ ミヒロ (著), 本間 正人 (著)
PHP研究所 (2011/2/1)
http://amzn.to/dPwity
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