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ビジネス書書評の本シェルジュ

アウトプットのスイッチ

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おはようございます。
本シェルジュの平川雄二です。

アプトプット(最終的に表現したもの)にどこまでこだわることができるか。

どんなに素晴らしいアイデアも、考えも、理念でさえも、アウトプットの質で印象は大きく変わってしまいます。
一方で、凡庸でさりげない考え方だとしても、アウトプット次第でより魅力的に映し出すこともできます。

本日紹介するのは、“くまモン”のデザイナーである著者が、「ヒット」を生み出すためのクリエイティブ思考について書かれています。

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1)本日紹介する書籍
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「アウトプットのスイッチ」
朝日新聞出版 (2016/4/7) 240ページ
水野 学(著)
www.amazon.co.jp/dp/B01FS8TLZS

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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今の時代は、「モノが売れない時代」と言われます。
しかし、そんな時代においても、ヒット商品はこの世からなくなることはありません。

こうしたヒット商品を生む出す企業努力としての考え方もさることながら、一消費者側の視点としてもヒットの裏側を考えるきっかけになればと考え、本書を選びました。

いいものを作れば売れる、という誤解を持っている人。
売れるための考え方を知りたいと思っている人。
アウトプットについて深く考えたことがない人。

こうした方々に是非手に取っていただきたい一書です。

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3)付箋  本書からの内容抽出です
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人はアウトプットしか見ない。
そして、相手が発しているのはどのようなアウトプットかを“感じ取り”ます。(P23)

北海道の旭山動物園は、「アウトプットの質を高めた」ことで成功を収めた好例でしょう。
飼育しているのはどこの動物園にもいるような動物たちですが、いまや全国有数の人気動物園です。
テレビなどでよく知られているとおり、違いは動物の見せ方。ペンギンに行進をさせ、織がない場所でオオカミを放し飼いし、冬にはホッキョクグマを雪の中で遊ばせる。
動物たちに、特別な芸をさせてはいません。動物がその動物らしい動きをする様子を、自然にリアルに見せているだけです。
既存の動物たちを、限りなく本質に近いかたちで、より良く見せる。これは、難しいことではないのに、ほかの動物園がどこもやっていなかった試みといえます。(P37-38)

”売れる”を生み出せる要因は三つあると僕は考えています。それを本書では「“売れる”をつくる三原則」と呼ぶことにします。
原則➀ 「ブーム」をつくる。
原則➁ 「ブランド」をつくる。
原則➂ 「発明」する。
~中略~
僕は、「ありそうでなかったもの」という言葉を好んで使います。
世の中にはすでにモノが溢れていますが、実は、「ありそうでなかったもの」を生み出す余地はまだ残っていると思うのです。
「ありそうでなかったもの」を「発明」する。この手法は、これからの時代に最も可能性を秘めた方法だと僕は捉えています。(P59)

どこに光を当てれば、人の心に刺さるものになるのか。
そもそも、その商品の本質的な魅力は、何なのか。
これらをしっかりと見極めることで、“売れる”がかたちづくられていきます。
本質を的確に突くことで、爆発的な“売れる”すらつくれるのです。“売れる”をつくる第一段階は、商品なりサービスの本質を見極めること。その商品にはどんな魅力が隠れているのかを徹底的に洗い出す作業なくして適切なアウトプットは生み出せません。(p62)

“売れる”をつくり出すためには、原点に立ち戻り、商品を素の状態で見つめてみること。そのうえで、本質から最大の長所を引き出すこと。この原則を、忘れてはならないと思っています。そこで僕が最初にやってみるのが、「ポジティブ分類」。文字どおり、「ポジティブな言葉」でその商品を表現してみることです。(P73)

本質を突くアウトプットをするために、僕が最も重要視しているのはシズルです。『~っぽい分類』は非常に大切ですが、あくまでシズルを見つけるための作業。“売れる”をつくるアウトプットをする一番の近道は、シズルをきっちりと上手に表現することだと考えています。(P85)

当初のブランディングでつくった言葉だけが一人歩きしていないか?商品だけが一人歩きしていないか?
このチェックが行われていないと、会社のブランドも商品の売上げも低迷します。しかし、この状態の会社は驚くほど多いのです。(p145)

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4)今日の気づき
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“売れる”をつくるためには、商品やサービスの本質をとらえることからすべては始まります。
その本質をとらえる思考方法の一つとして、『~っぽい分類』は普段の生活の中でも取り入れやすい方法だと思います。

また、著者が実際に手がけた実例をふんだんに盛り込んでいることから、イメージがしやすいのも特徴的です。

末尾に生物学者である福岡伸一氏との対談が掲載されています。
会話形式でこの本の本質である「アウトプットとは次のインプットである」という点について掘り下げられています。

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5)本書の目次
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Prologue アウトプットとは何か
Part1 なぜ、アウトプットが大切なのか
part2 “売れる”をつくる『~っぽい分類』
part3 アウトプットの制度を高めるプロセス
対談 生物学者 福岡伸一氏 × 水野学
Epilogue 本物を求める時代のアウトプット
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「アウトプットのスイッチ」
朝日新聞出版 (2016/4/7) 240ページ
水野 学(著)
www.amazon.co.jp/dp/B01FS8TLZS

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