みなさん、こんにちは

本シェルジュの三上友美恵です。

3年ぶりに各地のお祭りや花火大会は通常開催されるようになりましたね。

先日は20周年を迎える新宿エイサーまつりに参加してきました。

大声でふぇーしを出して踊ると夏を感じます。

お祭りと同様に、夏を感じるのは本屋さんの文庫フェア。

本の問屋に勤めていると、夏は文庫の季節だと感じています。

皆さんは夏の1冊に何を読んでいますか?

本屋さんが好きという人にはぜひ読んで欲しい文庫を今回ご紹介します。

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1)本日紹介する書籍

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まちの本屋

ポプラ社(2019/5/5) 205ページ 

田口 幹人

https://www.amazon.co.jp/dp/ 4591163008/

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?

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・本屋が好きな人

・販売業についている人

・読書家

・出版業界に関わっている人

・本はもうオワコンだと思っている人

⇒そんなすべての人に

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3)付箋 ~本書からの内容抽出です

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 P32 伊藤さんには「純粋な努力と情熱に勝るものはない」というゆるぎない信念がありました。そして何より、本の力を信じていました。本を手に取ることで、その人の何かが変わる、本にはそういう力があると信じていました。どれだけそれを手伝うことができるかが本屋の仕事であると、彼は考えていました。それをとことんやり通した人でした。

P109 ネット書店に本との出会いの場すべてが移ることはないと思っています。ネット書店においては、検索窓に何らかのキーワードを入力しなければ、話は何も進みません。ただし、キーワードさえあれば、それに付随するものがどんどん集まってきます。

逆に言えば、キーワードに付随するもの以外は出てこないということです。びっくりするような変化球や、思っているものと反対の提案は出てきません。

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4)今日の気づき

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まちの本屋がどんどん消えている。

それは皆さんも気づかれていると思います。1件も本屋がない市町村は拡大する一方です。

情報が紙からwebに移ったから?ネット書店が台頭しているから?

それが書店が消えている本当の理由なんでしょうか。

本の問屋の営業として、20年以上本をどうやって日本中に届けるか考えていた身としては現状にふがいない思いをしています。

現場の最前線でいろんな思いを持って「まちの本屋」を続けてきた著者の言葉には胸を打たれました。

本が好き。本屋さんが好き。そういう声はよく聞きます。

だけど本屋はどんどん消えていく。でも希望がないわけじゃない。未来のまちの本屋の在り方を考えさせられた1冊でした。

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5)本書の目次

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第1章 僕はまちから本屋を消した

第2章 本屋はどこも同じじゃない

第3章 一度やると本屋はもうやめられない

第4章 本屋には、まだまだできることがある

第5章 まちの本屋はどこへ向かうべきなのか

その後の「まちの本屋」

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まちの本屋

ポプラ社(2019/5/5) 205ページ 

田口 幹人

https://www.amazon.co.jp/dp/ 4591163008/