みなさん、こんにちは。本シェルジュの岩永です。

8月も終わりに近づいてきましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
独立してから5年くらいになるのですが、外での仕事以外は、自宅で行うことが
多いため、子どもの夏休み期間は、なかなか事務系の仕事や資料作成の仕事が
日中ははかどらず悶々としております(笑)
9月に入ると小学2年生の娘が昼間は学校に行ってくれるので、昼間の生産性が
高まるのですが、嬉しいような寂しいような気持ちです(笑)

どうやって生産性を高めるかについては、試行錯誤を重ねておりますが、いま
だに、徹夜をしなければならないこともしばしばあり、まだまだ改善の余地が
あると認識しております。

時間管理のノウハウ・テクニック本は数多くありますが、本日紹介するのは、
ビジネスメールで著名な平野友朗さんの「仕事を高速化する「時間割」の作り
方」です。

本の帯には、「なぜ子どもは時間を守れるのに大人は守れないのか?」と大き
く書いてありまして、ドキッとしました(笑)

すぐに実践するのは難しいなと感じたものもありますが、多くの部分で共感を
持てました。

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1)本日紹介する書籍
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仕事を高速化する「時間割」の作り方
プレジデント社 (2017/10/28)256ページ
平野 友朗 (著)

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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やるべきことをやった上で、プライベートも十分に楽しみたい、生活を豊かに
したいと考えている人にお勧めです。
この手の本は、経営者じゃなければできないよ!と突っ込みを入れたくなるこ
とが多い中、組織に属する人向けの視点で書かれています。(それでも、それ
はサラリーマンには無理だわ・・・と思うことも多々ありましたが)

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3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■P.12より
”1日って8万6400秒なんです。8万6400秒は平等に与えられたもの。どう使うの
かは自由。浪費しても使わなくてもいい。でも貯めることはできない。”

■P.42より
”仕事中に「あ!忘れていた」「あ!思い出した」とつい言ってしまうことは
ありませんか。(中略)思い出したということは、それまで忘れていたわけで
す。「思い出した」という発言は「私が仕事の管理ができていません」と宣言
しているのと同じ。”

■P.104より
”優先順位をつけることは果たして必要なのでしょうか。私は、ものごとに優先
順位をつけるのではなく、「やるべきことは全て期限内にやればいい」と考えて
います。優先順位をつけるという行為が脳に負荷をかけています。”

■P.114より
”期限を守らないと次のような行動が必要になります。
・お詫びをする
・各方面に説明する
・他のスケジュールが遅れるので調整する”

■P.115より
”私は常々「期限がないものは仕事ではない」と言い続けています。どんな仕事
であっても期限を切ることが重要です。”

■P.123より
”仕事はパズルのようなもの。ピースをいつ埋めても構いません。期限直前に
動くのではなく、前倒しで済ませ、突発的にピースを投げられたら落ち着いて
埋める。冷静に対処するためには、普段から余裕をもっておくことが大事です。”

■P.124より
”締め切りに追われたくなければ前倒しすればいい。そこで私が推奨しているのは
『賞賛ライン』を設けて仕事をすることです。この賞賛ラインは私の造語でとても
気に入っています。文字通り「賞賛されるライン」です。”

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4)今日の気づき
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ノウハウ本やテクニック本は、書き手と読み手のミスマッチが起こりやすく、
Amazonのレビューなどを見ても、評価が分かれやすい傾向があると感じています。
本書は私には、いい意味でだいぶ刺さりました。特に「賞賛ライン」については、
言われなくても、みんな分かっていることですが、このようにキーワード化され
ると本当に、その通りだなぁと思いました。
独立してビジネスを行っている立場としては、改めて強く認識しなければならない
と感じました。

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5)本書の目次
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プロローグ●「時間」と「お金」――どちらが大切ですか?
Chapter1●付箋を使うな
Chapter2●ノートを使うな
Chapter3●優先順位はつけるな
Chapter4●手帳を使うな
Chapter5●メールに時間をかけるな
エピローグ●0.1%の成長
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仕事を高速化する「時間割」の作り方
プレジデント社 (2017/10/28)256ページ
平野 友朗 (著)