皆さんこんにちは。本シェルジュの吉田です。
暑く熱い夏ですね(冷夏の予報はどこへいったのか・・・)。
暑い夏は、スポーツの夏ということで今回はこの一冊にしました。
旧来から、日本の会社は、団結力が一番とよく言われました。しかしながら昨今は、成果給、個人主義の台頭やに日本的雇用
システムの崩壊により、その利点も薄れて行ってると思います。しかしながら、やっぱり、会社は組織であり、人と人のつながり
は大事なものであり、それが、会社の業績に直結すると思うこのごろです。つまり勝てるチームとは何か?というところをチーム
スポーツであるラグビーの視点から説いた本を紹介します。著者も40,50歳代の管理職世代ならよくしている有名選手ですので
興味をもって読めると思います。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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勝ちグセ。 ラグビーに学んだ「最強チーム」をつくる50の絶対法則
講談社 (2015/4/10) 日本実業出版社 (2015/6/4)
今泉 明 著
217ページ
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勝ちグセ。 ラグビーに学んだ「最強チーム」をつくる50の絶対法則
今回の登場人物紹介
ラガーマン・キャプテン大木選手(お)
山下監督(や)
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や:来週の大会前なのにチームがバラバラじゃないか!
お:すいません。暑さでヘロヘロで・・、
や:そんなことじゃ、大会に勝てないぞ。
お:監督どうしましょ!みんな、気持ちがあっちこっち行っちゃってるんす。
や:この本でも読んでみたらどうだ?チームは何かヒントがあるぞ!
お:おー、為になる本すね。なになに、円陣は小さくか!いいっすね!
や:おいおい、形だけ真似するんじゃなくてその本質を知ってくれよ・・
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〓 2)付箋 〓
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■P87
では、どのようにして、このアジャストメント能力を向上していけばいいのかと言えば次の3つのポイントを心がけて欲しい。
1自分の長所と短所を見つけだし、自己イメージを改善する。
2欠点を克服するために自分の能力を信じる。
3解決策を見出すために、実際の練習や試合で実行してみる
■P108
ラグビーにしてもビジネスの世界にしても、結果を出せる人が共通して持っているものの一つが好奇心ではないかと私は思う。
この好奇心こそが、勝負の分かれ道になることがある。
■P139
ところが、オールブラックスは全く考え方が違う。なぜなら自分が死んでしまったら相手に勝つことはできないとわかっているからだ。「いいか、俺たちは国を背負っている。いいかお前ら、相手を殺してこい!」
■P197
このような負の連鎖から抜け出すたった一つの方法は、やはり沈黙という殻を破る勇気を持つことだ。そのためには、監督と選手、上司と部下という関係においても、お互いを受け入れる信頼関係の構築、風通しの良いコミュニケーションができる環境づくりがなによりも大切になる。
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〓 3)今日の気づき 〓
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ラグビーで一時代を築いた著者が、そのラグビー(海外経験含む)をベースとした組織論を現在の社会に当てはめる内容になっています。ただ体の大きな選手が、突っ込んでいる(と言っては失礼ですが・・)イメージのあるラグビーにおいても、会社においても、人と人の集まりを円滑に運営することは大変と再認識しました。
そのなかでも、ニュージーランドの指導者の指導方法、考え方は、われわれ日本人の感覚と異なるものですが、なるほどと思えるものです。
正直、当たり前と思える事項も多いですが、机上の話でなく、著者の実体験に基づいた話だからこそ尚のこと説得力が増すと思いました。ONE TEAM ONE HEARTの精神ですね!
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〓 4)本書の目次 〓
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【目次】
第1章 勝てる組織が持っている「勝ちグセ」の条件
第2章 勝てる組織の「勝ちグセ」マインドの高め方
第3章 勝てる組織の人間になる成長ルール
第4章 ニュージーランドで学んだウイニング・カルチャー
最終章 「勝ちグセ」をつけるチームマネジメント
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