こんにちは。本シェルジュの安藤準です。

「時代を超えた真理」

そこには時間によって洗練された物事の学びがあります。
孫子の兵法がいまだに活用されるのもその普遍性にありますね。

1月から始まった大河ドラマ真田丸。
真田信繁(幸村)を主人公にした物語ですが、
今年はなかなか好評のようです。

真田家の親子は逆境にありながらも、
時々の知略によって乗り越えていきます。
戦国時代は「変化の時代」で変化に対していかに対応するかがカギですが、
経営においても変化に対応することが重要といわれます。
著名人の歴史の言葉と経営の言葉と照らし合わせてみると、
ちょっと面白いですよ。

歴史上の軍師の観点に加え、
本田宗一郎、稲森和夫、スティーブ・ジョブズなどの経営者。
さらに手塚治虫、羽生義治など各界の著名人の言葉を照らし合わせ、
考察していく1冊をご紹介してみます。

時代を超えた普遍性を学んでみませんか?
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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1人で100人分の成果を出す軍師の戦略
皆木和義 (著)
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2014/4/14) 256ページ
AmazonURL: http://www.amazon.co.jp/dp/4844373587
今回の登場人物紹介
■マサユキ専務:経営の逆境の中でも様々な手を打ち出す経営幹部
■ユキムラ主任:専務の子、入社10年目の中堅社員若いが異才をはなつ

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ユキムラ主任:専務、部内に困ったことが起こりました。
マサユキ専務:おう。ユキムラ。どうした。
ユキムラ主任:先日の、新製品ですが社内ではリスクが大きいからと、
リリースは見送られました。
マサユキ専務:なに?もっと手があったはずだろう。なぜだ?
ユキムラ主任:誰かが社長に進言したそうなのですよ。
このままでは他社に市場を奪われるのは必至です。
マサユキ専務:むぅ。。私からも社長に言ってみよう。
ユキムラ主任:どんな戦いでも城にこもるだけでなく、
時には外に出ることも大事ですよね。
マサユキ専務:その通りだな。ん?ユキムラ主任。
似たような話、歴史上の大阪にもあった気もするな。
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出(引用)です 〓
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■:P.56より
要害がいかに堅固であっても、
人の心が一つでなければ、要害堅城も物の用をなさない
― 竹中半兵衛

■:P.118より
春雁吾に似て吾雁に似たり
洛陽城裏花に背きて帰る
北へ渡っていく春の雁が私に似ているのか、
それとも私が雁に似ているというべきか。
華やかな都の巷で、美しい花に背を向けて、私は私のあるべき所に帰ろう。
― 直江兼続
■P.198より
どれだけの備えをしたかで結果は決まる。
― 野村克也

■P.235より
二者択一にこだわるよりも、
まったく読んでない手のほうが可能性は広がるのだ。
― 羽生義治
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〓 3)今日の気づき 〓
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戦国時代の「軍師」はその状況の中で、
長期的、多面的、道理、仁徳など幅広い観点で考える。
現代の経営にも通る考え方であり、
ビジネスで名を広めた著名人の言葉にも、
その普遍的な道理がみられるのである。

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〓 4)本書の目次 〓
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はじめに
01 黒田官兵衛 敵の強みを弱みに変える
02 竹中半兵衛 主君に逆らうことも厭わない強い信念
03 小早川隆景 長期的な視野で考える
04 直江兼続 義を重んじ率先垂範する
05 山本勘助 不遇に負けない遅咲きの人
06 太原雪斎 巧みな根回しと外交戦略
07 片倉景綱 時に主君の手本となり、盾となる
08 本多正信 出戻りでも信頼を得た、徳川一の嫌われ役
09 石田三成 非凡なマネジメント能力
10 真田幸村 逆境でも諦めない日本一の兵
おわりに

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1人で100人分の成果を出す軍師の戦略
皆木和義 (著)
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2014/4/14) 256ページ
AmazonURL: http://www.amazon.co.jp/dp/4844373587