こんにちは。
本シェルジュの岡田です。
今日ご紹介する本は『「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく』。
ライターとして、これまで3,000人以上にインタビューした経験を持つ上阪徹さんが、ご自身のインタビュー経験を基に「聞きかた」「聞く力」について書いた本です。

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1)本日紹介する書籍
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「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく
文響社(2016/10/28) 256ページ
上阪徹(著)
http://bunkyosha.com/book/9784905073635
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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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書店でこの本を見た時、帯には「口ベタなら聞けばいい」と書かれていました。取材ならちゃんと喋らないといけないのに、口ベタでも上手にインタビューができるのかなと思いつつも、3,000人以上をインタビューした人が言うのなら、そうなのかもしれないと思い手にとってみました。
聞く心構えや事前準備、目線の動かし方など小手先のテクニックではない聞き方のコツが49の項目に盛り込まれています。
本書は取材だけでなく、部下や周りの人とのコミュニケーションにも使える内容なので、上手くコミュニケーションが取れない、人と話をするのが苦手だと思っているにはオススメの一冊です。

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3)付箋 ~本書からの内容抽出(引用)です
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第1章 聞いてくれる人は、なぜ信頼されるのか
〜聞くことは、相手への関心のシグナル〜
インタビューをすることを仕事にしている私ですが、どうして取材がうまくいくのか、と単刀直入に聞かれたら、こう答えると思います。相手に強い関心を持っているから。
インタビューで何より大事なことは、相手について知りたいという気持ちをしっかり持って臨むことだと私は思っています。これが、「聞く姿勢」を生む。

第2章 「思わず話してしまう人」は何が違うのか
〜相手が話しやすい雰囲気を作る〜
基本的に表情は柔らかく、笑顔でいようと努めていると思いますし、身体の姿勢もほんのわずかに前のめり気味になっています。目はしっかりと相手に向けますし、しっかり聞こうと集中します。口調は丁寧になりますし、やさしくおっとりしたものになります。
こちらは話を聞かせてもらう側なのだ、相手から話を聞き出したいのだ、相手に強い関心があるのだ、という「聞く姿勢」を持っていると、自然にそうなっているようなのです。
自分で意識していることと言えば、信頼してくださっていいですよ、何をしゃべってもいいですよ、大丈夫ですよ、という気持ちで相手に向きあっていくことです。そう相手に受け止めてほしいと思って意識しています。
そしてこれが、相手が話しやすい雰囲気、しゃべってしまう空気づくりにつながっているのだと思うのです。

第3章 苦手な人と、どうコミュニケーションするか
〜難しい話、ネガティブな話にどう反応するか〜
(中略)取材によっては突然、難しい話が始まることもあります。そういうとき、私が心がけているのは、「わからない」ときちんと相手に伝えることでした。話の腰を折ってわからないなどと言うと、相手は気を悪くするのではないか、という考え方もあるかもしれません。しかし、私はむしろ、よく分かっていないのに、わかったような顔をして聞いていることのほうが、よほど問題だと思っています。
一方、こういう話は聞きたくないなぁ、と思えるようなネガティブな話が延々続くことがあります。(中略)そんなときに私が心得ていることは、ひとまず最後まで話を聞き切ってしまう、ということです。相手には、とにかく語りたいことがある。それは一通り、聞いてしまったほうがいいのです。(中略)そして難しいのが、聞き切ったあとです。やってはいけないのは、再びこの話がぶり返してしまうこと。なので、私は聞いた話にほとんど反応することなく、「先ほどの話なのですが〜」と素知らぬ顔でインタビューに戻ってしまうことにしています。

第4章 続かない会話を引き起こすタブー
〜会話は「盛り上げる」のでなく、「盛り上がる」もの〜
(中略)私は、一度としてインタビューを盛り上げようとしたことはありません。話しやすい雰囲気をつくったり、答えやすい質問や順番を考えたりはしますが、インタビューを盛り上げようと思ったことはない。なぜなら、会話というのは勝手に盛り上がることはあっても、盛り上げるものではない、と思っているからです。それよりも重要なことは、気持ちよく話してもらうことです。それが結果的に「盛り上がり」という印象につながるなら、それでいい。

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4)今日の気づき
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取材の経験から感じたこと、学んだことが書かれていますが、普段の診断士の仕事にも役に立つ内容だと思いました。私も、話を聞きながら次の質問や時間杯分を考えたりするのは難しいといつも感じていたので、早速、本に書かれたことを取り入れてみたいです。
また、著者はこれまで、何もしゃべっていないのに、相づちやうなずきだけで話がどんどん求めている方向に進むことがあったそうです。インタビューのときは肩の力を抜いて無理をしない、自然体が一番良いという著者の言葉は、口ベタな人にはとても心強い言葉だと思いました。

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5)本書の目次
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はじめに
第1章 聞いてくれる人は、なぜ信頼されるのか
第2章 「思わず話してしまう人」は何が違うのか
第3章 苦手な人と、どうコミュニケーションするか
第4章 続かない会話を引き起こすタブー
第5章 コミュニケーションのステージを上げるために
第6章 日頃の行動が「聞く力」を高める
おわりに

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「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく
文響社(2016/10/28) 256ページ
上阪徹(著)
http://bunkyosha.com/book/9784905073635

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