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ビジネス書書評の本シェルジュ

Hit Refresh~マイクロソフト再興とテクノロジーの未来~

こんにちは、本シェルジュの堀江賢一です。

マイクロソフトという会社を知らない人はいないでしょう。
爆発的ヒットを生んだWindows95をはじめ、さまざまなテクノロジーを世に提供している世界的企業の一つですね。

では、このマイクロソフトが近年までどん底を味わっていたということをご存知でしょうか?

コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の驚異的な普及で市場を独占したかに見えたマイクロソフトでしたが、GoogleやApple、そしてAmazonといったメガベンチャーが台頭してくるに連れ、顧客を奪われ業績が低迷していったのです。そしてその業績の低迷は、従業員の心をも蝕むようになってしまいました。

そんなときにCEOに就任したのが、インド人のサティア・ナデラという人物です。

本書は彼がマイクロソフトの中でどのようにキャリアを歩み、どのように成果を出し、そしてどのように考え、行動することで変革を起こしていったかを彼自身の言葉で語っているものです。

いま、マイクロソフトはどん底から完全なる復活を果たしています。その原動力は一体なんなのか?本書を読みながら探ってみましょう。

1.本日紹介する書籍

「Hit Refresh~マイクロソフト再興とテクノロジーの未来~ 」
日経BP社 (2017/11/16)352ページ
サティア・ナデラ(著)

2.本書を選んだ理由〜どんな人が読むべき?〜

特に日系大企業のミドルマネジメント以上の方々に非常にフィットする書籍だと思います。日本の大企業の多くは、事業環境の激変に振り回され、変革の必要性を認識してはいるものの、行動に移せないでいます。かつてのマイクロソフトもそうでした。変わらなければいけないのはわかっているものの、どう変わればいいのかわからない。自分たちの進むべき方向が見つからないまま、長いトンネルを走り続けていました。サティア・ナデラという人物がマイクロソフトで何を行ったのか。そして、なぜそれを行ったのかを知ることによって、いま日本の大企業で日々頑張っているミドルマネジメントの方々が何をすればよいかのヒントにつながると確信しています。

3.付箋 本書からの内容抽出です

2014年2月にマイクロソフトの第3代CEOに指名された時には、この会社の文化を刷新することが自分の最優先事項だと社員に告げた。そして、誰もが入社時に抱いた、世界を変えるという目標に立ち返れるように、イノベーションの障壁となるものを容赦なく取り除くことを誓った。 チームのメンバーはみな尊敬できる人ばかりだったが、もっと互いのことを深く理解し合い、それぞれの行動の原点が何なのかを詳しく知り、個人の哲学と会社のリーダーとしての仕事を結びつけたほうがいいと感じていた。

取締役会の質問に答えるには、さまざまな自己分析が必要だった。私にはどんなビジョンがあり、どのような戦略でそれを達成するのか。私にとって成功とはどんなもので、そのためにどこから手をつけるべきか。

私たちは自分に問いかけなければならない。「この会社は何のためにあるのか?」「私たちの存在理由は何か?」。私は、今こそわが社の魂を再発見する時だと告げた。わが社が唯一無二の存在になるには、それが必要だ。 テクノロジーは魅力的だが、それ以上に魅力的なのが、それを設計した人たちの深いこだわりだ。では、会社の魂とは何か。

私は、CEOのCは「culture(文化)」のCだと考えたい。CEOは、企業文化の 管理人 だ。オーランドで社員に語ったように、耳を傾け、学び、個々の情熱や才能を会社のミッションに生かす文化があれば、その企業は何でもできる。そのような文化を生み出すのが、CEOとしての私の最も重要な仕事である。(中略)だから社員には、毎日を振り返って自分にこう問いかけてほしい。今日、自分はどこで固定マインドセットを示したか。どこで成長マインドセットを発揮したか。

企業文化改革の鍵は、個人に権限を与えることにある。私たちはよく、事を起こそうにも自分ひとりにできることなどあまりなく、むしろほかの人が自分に代わって行動すべきだと考える。だが、ほかの人には自分より権限があるという思い込みは捨てなければならない。

4.今日の気づき

企業変革に関する書籍は数多くあり、教科書的な理論もたくさんあります。しかし、いくら教科書的な知識を学んでも、企業変革の担い手になることはできません。知識の持ち主自身に、あらゆる修羅場をくぐり抜けて身に付けたリーダーシップや志、そして人間的な深みが必要だからです。本書を読むと、ナデラ自身からたくさんの問いを投げかけられます。その問い一つ一つにしっかりと向き合い、自分なりの答えを出していくことは、単に読書をする以上のものをみなさんに与えてくれるでしょう。

5.本書の目次

序文 ビル・ゲイツ
chapter1  ハイデラバードからレドモンドへ
chapter2  率いる方法を学ぶ
chapter3  新たなミッション、新たな機運
chapter4  企業文化のルネサンス
chapter5  フレンドか、フレネミーか?
chapter6  クラウドの先
chapter7 信頼の方程式
chapter8  人間とマシンの未来
chapter9 万人のための経済成長を取り戻す
━━━━━━━━━━━━━━━
「Hit Refresh~マイクロソフト再興とテクノロジーの未来~ 」
日経BP社 (2017/11/16)352ページ
サティア・ナデラ(著)

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記事

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