本シェルジュの村上です。
 メルマガ未発行書評です。
日本経済新聞出版社 (2011/6/23)220ページ

ヒット率は1.8割
大手メーカーの過去2年居ないに発売した新製品のうち計画以上に売れた比率
(日経産業地域研究所2009年調査)
プロ野球選手だと、とっくにクビの打率ですね。
日経産業新聞で2010年7月~2011年3月まで連載された記事のまとめ本です。
第1章 負けない価値を創れ
第2章 誰もがヒーロー
第3章 成熟の壁を越える
第4章 買いたくなる新発想
第5章 先取りの眼を開く
 上記5つ分類でヒット商品について解説しています。
 先どりの眼などは、どうしても読んでてアイデア勝負に近いところがあるのですが、
 成熟の壁を越える商品たちにはやはり、工夫が感じられますね。
 徹底的に顧客の声を聞かないといけない 
   の一方で
 顧客の声なんか聞いたってブレークスルーはできない
 この二反背律をどう成り立たせるのか、
 いや、どう使い分けるのかか?
 身近な商品もたくさん紹介されており、
 ヒット商品の動向をつかむのにはいい本ですね!
 その一方で、所詮、新聞の連載記事なので、
 ヒットの理由の分析は浅いモノが多いです。
 だからといっちゃあなんですが、
 マーケティング系の研修のネタには色々展開できそうで、
 個人的には非常に役立つ本だと思います。