こんにちは、本シェルジュの堀江賢一です。

今みなさんは周りが見えないぐらいに仕事や学業に没頭していますか?
そして、周りが見えないぐらいにハマることが自分の仕事になって、お金を稼げるようになると信じられますか?

AIや仮想通貨などの普及で、急速に技術が発展した2017年。昨年起きたこの現象を皮切りに、今まで当たり前とされてきた仕事観は崩壊したと言っても過言ではありません。

ではこれからどのようにして生きていけば良いのでしょうか?
本書を読みながら一緒に探っていきましょう。

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本日紹介する書籍

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「10年後の仕事図鑑」
SBクリエイティブ社 (2018/4/13)254ページ
堀江貴文、落合陽一(著)

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本書を選んだ理由~どんな人が読むべき?~

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私自身、新卒で入社した会社を10年で転職し、その後キャリアの節目ごとに自分のやりたいことを実現するために職を転じて現在5社目になります。

一般的な見方をすると、地に足のついていない奴だとか、我慢ができない奴だとか思われることでしょうが、自分にとってはやりたいことを実現するための手段が転職であっただけで、やりたいことができれば別になんでもよかったわけです。

そして、5社も変わっていることから分かるように、やりたいことは次々と変わります。あるいは、同時多発的に起こることもしばしばです。

以前は、このような自分の性格はおかしいのかなと悩んだこともありました。が、世の中の変化が恐ろしく早く、これからその変化のスピードはさらに上がっていくと思われるため、変化に柔軟に対応していくことの方が重要だと思えるようになりました。

本書は、私のようにやりたいことが次々に出てくる方でもよいですし、逆にやりたいことが見つからない方にもぜひ読んでもらいたい一冊です。

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付箋 本書からの内容抽出です

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▪自分の「好き」という感情に、ピュアに向き合い、ひたすらに没頭すれば、いつかそれは仕事になる。これからの時代において「仕事がないから、収入がない」というのは、言い訳に過ぎない。誰であっても、仕事は「引き受ける」ものから「作るもの」へと変わっていくのだ。P18

▪代替不可能な価値の作り方は、すでに繰り返し述べた。改めて整理すると、大事なポイントは次の2つだ。
・好きなことに没頭し、仕事になるまで遊び尽くす
・好きなことを掛け合わせ、「100万分の1」を目指す P146

▪パブリックな薄っぺらい信用はどうでもいい。僕にはがっちりグリップしている一定の層があって、僕はその人たちを大事にしてきたし、その人たちも応援してくれている。もともと僕は、わかってくれる人だけ分かってくれればいいというスタンスでやってきた。実際にわかってくれている人はずっと分かってくれている。これが僕のいう「信用」であり、大事にすべき「人間関係」だ。
お金というのは本来、信用や価値を交換するための単なるツールに過ぎず、それ自体に価値があるわけではない。P156

▪「価値」を考える上で大切な考え方として、「交換可能性」がある。自分の能力、作品が交換可能なのか、交換不能なのかを見極め、他人に提示する自らの「価値」を見極める必要がある。(中略)好きなことを散々やって、できることを増やし、自分を価値資本でいっぱいの「価値の缶詰」にしよう。P176

▪よく学生から「やりたいことがありません」などと言われるが、正直なところ、その姿勢ではこれからの未来はおぼつかない。統計的処理に基づくロボティクスが圧倒的低コストで、なおかつ人間以上に効率的な仕事をこなす時代がもうすぐやってくる。いや、もうすでにそうした時代は始まっていると言っていいだろう。もはや私たちに未来を悲観する暇など一秒たりともない。P213

▪もはや、ワークとライフの関係性は完全に「バランス」ではなくなった。これからは、差別化した人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける「ワーク“アズ“ライフ」を体現する者だけが生き残れる時代になるだろう。リスク”アズ“ベネフィットである。P216

▪そもそも僕が考えるに、やりたいことをやって成功する人は、「リスク」なんてあまり考えていない。それができない小利口な奴は失敗することばかり考えていて、結局リスクを取れないのだ。実現可能性をまず考えて尻込みするような人間は、リスクを取らないこと自体が最大のリスクだということに気づいていない。チャンスがあるなら、何も考えずに「一番最初に手を挙げるバカ」になれ。P236

▪「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」P249

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今日の気付き

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大事なのは未来でも過去でもなく「今この瞬間」であること。今この瞬間を全力で生きているか。サルのように没頭できる何かに打ち込んでいるか。

このような問いが本書を読みながら自分の中で湧き出してきました。

かなりエッジの効いた言葉の数々が並んでいる本書には、あえて極端な表現がされている箇所が山のようにあります。裏を返せば、そのぐらい極端なことを言わないと、読み手は行動しないということです。本書から得られた強烈なメッセージはこれからの時代を力強く生き抜くヒントが山のように散りばめられていると感じました。

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本書の目次

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chapter0 激動の時代を生きるあなたへ
chapter1 すべてが逆転するこれからの働き方
chapter2  なくなる仕事・変わる仕事
chapter3  生まれる仕事・伸びる仕事
chapter4  お金の未来
chapter5  日本の幸福と社会について
chapter6  ピュアな情熱に導かれた”自分の人生“を生きよ
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「10年後の仕事図鑑」
SBクリエイティブ社 (2018/4/13)254ページ
堀江貴文、落合陽一(著)