こんにちは!本シェルジュの関です。
10回目の投稿です。
早いものでもう12月ですね。1年は本当にあっという間です。忘年会シーズンに入り、日々お疲れだと思いますが、お体ご自愛くださいね。私は早くも風邪をひき、毎日つらい生活を送っています…。
さて、昨日流行語大賞が発表され、過去最多の4語が選ばれましたが、今月は、その中の1つである「お・も・て・な・し」をテーマにお届けします。
7年後に東京オリンピックが決まり、これから観光ビジネスに関心が高まっていくものと思います。今回ご紹介する本は、どうすれば地元に観光客を増やすことができるのか、そのためのヒントを楽しく学ぶことができる小説です。
映画化もされた大人気小説なので、もう読まれた方がほとんどかもしれませんね。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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県庁おもてなし課
有川浩 (著)
角川文庫(2013/4/5)503頁
県庁おもてなし課 スタンダード・エディション [DVD]
今回の登場人物紹介
■S:本シェルジュの1人
■J:高知県出身の大学の後輩
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S:この前、NHKのある番組をみていたら、日本に居住している外国人ロッカーが「日本の商店街はとっても面白いよ。まったく飽きない。」と言ってたんだよね。へえと思ってさ。
J:普段当たり前と思っているものでも、違う人がみたら、とってもすばらしいと感じることがあるってことですよね。
S:そうそう。おれもそのときそう思ったんだよ。奇遇だねえ。
J:「県庁おもてなし課」っていう高知県を舞台にした小説があるんですよ。
S:聞いたことある。映画化にもなったやつだよね。
J:それです。高知県には、たくさんの観光資源があるんですけど、そこにどんな価値があって、それを外部にどうやって発信していくかということの大切さが分かる本なんです。具体的には…。
S:あ、それ以上は言わないで!読みたいから。
J:(本シェルジュなのに、まだ読んでなかったのか…)
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出(引用)です 〓
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注)ページ数は、2013/5/10、3版のものです。
■「都市になろうとあがきよったら高知の自然は枷にしかならん。そこで発想を逆転せないかん。高知ほど一つの県にバラエティに富んだ自然が凝縮されちゅう土地は全国でも稀です、例えば山はあっても海がない県がある、これという川がない県がある。逆に、山や森林が少ない県もありますろう。しかし高知には全てが揃っちゅう。…」(135,136頁)
■「田舎を楽しむというのはこういうことやないろうかと思ってにゃ。俺らぁは元が田舎の育ちやき、こればぁ意表を衝くもんやないと驚くまではいかん。けんど、都会の人やよその地方の人から見たら珍しいものはもっとあるろう。瓜ばぁ育ったキュウリも都会の人には迫力やろう。」(292頁)
■「情報ってのは素材だよ。出版物作るのに一番重要なのは素材の収集なんだ。それが既にあるのに、何でこんなにダサいことになっちゃっんてんのかな」(408頁)
■「キャッチコピーが巧くはまった本は跳ねる」…「キャッチコピーがはまってるってことは、その商品のセールスポイントを適格に把握してるってことだろ?セールスポイントを自覚してる商品としてない商品とじゃ商品力が雲泥の差だ」(420頁,421頁)
■「日本の各地にその土地それぞれの武器があると思うんですよ。それは自然条件だったり文化だったり。その武器を自覚して使っていく、各地がそうやって元気になったら地方の時代がくるんじゃないでしょうか」(454頁)
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〓 3)今日の気づき 〓
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別の視点で価値を見つめ直す、なかなか難しいことですが、それが分かれば、競合との差別化を図る武器になりますね。
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〓 4)本書の目次 〓
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ことのはじまり
1.おもてなし課、発足。-グダグダ。
2.『パンダ誘致論者』、招聘-なるか?
3.高知レジャーランド化構想、発動。
4.順風満帆、七難八苦。
5.あがけ、おもてなし課。-ジタバタ。
6.おもてなし課は羽ばたく-か?
県庁おもてなし課
有川浩(著)
角川文庫(2013/4/5)503頁
県庁おもてなし課 スタンダード・エディション [DVD]
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