みなさん、こんにちは。本シェルジュの夏原です。周囲ではインフルエンザが大流行しています。

小学生&幼児のいる我が家にいつ襲い来るのかと戦々恐々。
働く母にとっては、学級閉鎖も恐ろしいのです・・・

インフルエンザに限らず、ビジネスマンにとって心身ともに健康は重要ですよね。

健康保持に大事な「ストレスマネジメント」。

今回はそれについてわかりやすく書かれた本を紹介します。
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1)本日紹介する書籍
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『キラーストレス 心と体をどう守るか (NHK出版新書)』
NHK出版 (2016/11/10) 164 ページ
NHKスペシャル取材班(著)
AmazonURL: http://amzn.asia/5FA87ee

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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いつも疲れているなど、仕事に何だか前向きになれない方におすすめです。

仕事に集中できないのは、やる気がないからでもあなたが怠惰だからでもない。
単に、「脳」がつかれているだけかも。
スマートフォンによって助長される「マインド・ワンダリング」によって、

現代人の脳は相当疲れている模様。

脳の疲れによる不自由さを感じている方に最適。
この本では、何が「脳」の疲れの原因となっているのか
またそれをどのように解消するかがわかりやすく書かれています。
終盤の「子どもの脳とストレス」について書かれている部分は、
個人的に子供を持つ保護者の方にも読んでいただきたいです。
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3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■kindle 位置523

目の前の現実についてではなく、過去や未来についてあれこれ考えを巡らせてしまう状態を「マインド・ワンダリング(心の迷走)」と呼び、いま、世界中で関心が高まっている。

■kindle 位置1709

われわれは社会生活を送る上で、どうしても頑張らざるを得ない場面や時期がある。頑張って仕事をして、頑張って家事をして、頑張って子育てや介護をしなければならない……。そんな日々を送ることでたまってしまう「頑張るストレス」には、コーピングで対応していくのが望ましい。自分のストレス状況に合わせてきちんと、こまめに対処していくことが大切だ。しかし、頑張りながらコーピングを続けていると、どこかで限界がきてしまう。限界の到来を予防するのに有効なのは、マインドフルネスだ。過去や未来にとらわれず、今に気づきが向かう時間を、習慣として生活の中に組み込んでいくことをお勧めしたい。

コーピングとマインドフルネスの両方をバランスよく組み合わせ、無理のない範囲で継続することで、ストレスは確実に減少していく。自分に合わせた「オーダーメイドのストレス対策」こそが、あなたの生活の支えになるはずである。

■kindle 位置1726

ストレスの対処能力の差は、遺伝や考え方の癖など、いくつもの要因が考えられているが、その中でも「生まれ育った環境」、特に、「子どものときの強いストレス体験」が、大人になってからのストレス耐性に影響することが示されたのだ。子どものストレスを見過ごし、有効な対策をとらなければ、その影響が大人になっても続くという衝撃の事実が、最新の研究から見えてきたのである。

■kindle 位置1933

大人から子供へ、ストレスの連鎖が起こっていないだろうか。
何よりも大切な子どもたちを、どうしたら不必要なストレスから守れるのか。その方法をわれわれ大人が見つけなければならない。

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4)今日の気づき
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特に膝を打ったのは下記の3点です。・ストレスには「静」と「動」、
つまり「我慢するストレス」と「頑張るストレス」の二種類がある。
そして、それぞれに対処法が異なる。
また、一般的にストレスとして捉えられないプラスの刺激も、立派な「ストレス」である。
(結婚や出産、昇進など)
・幼少期に受けた強いストレスは脳の構造を変化させ、
大人になってもストレス耐性や免疫力を下げるような“呪い”になる。
ただし、それは克服できないものではなく、
きちんと対処すれば通常の状態に回復させることができる。
・ストレスはきちんと対処しないと死に至るいずれも、
ストレスは日常に当然あるものであり
うまく付き合っていくにはどうしたらいいか?のいいヒントになる内容でした。

どんなに頑張っても、体調を崩しては元も子もありませんしね。
今年は健康第一で。

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5)本書の目次
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第一章 これがキラーストレスの正体だ
第二章 脳を破壊するキラーストレス
第三章 体をむしばむストレスの暴走
第四章 対策Ⅰ 脳を変化させる運動と病を防ぐ食生活
第五章 対策Ⅱ ストレスを観察し対処するコーピング
第六章 対策Ⅲ 世界の注目を浴びるマインドフルネス
終 章 ストレスから子どもを守る
いますぐあなたのストレス度が分かる ライフイベントストレスチェック付き!
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『キラーストレス 心と体をどう守るか (NHK出版新書)』
NHK出版 (2016/11/10) 164 ページ
NHKスペシャル取材班(著)
AmazonURL: http://amzn.asia/5FA87ee
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