こんにちは、「本シェルジュ」新入りメンバーの米澤です。
ビジネス書を中心に年間100冊以上読んでいるなかで
これは!と思った本をご紹介します。
さて、約3年にわたるコロナ禍で一番変化があったのは
「コミュニケーション方法」です。
コロナ前は、直接会って話すのが当たり前だったのに
コロナ後は、なにはともあれチャットツールで連絡。
話している時間より、文字を打っている時間のほうが長くなりました。
そんななか、次のようなお悩みをかかえた方も多いのではないでしょうか。
文字だけだと、言いたいことが伝わらない…
顧客へ渡す提案資料に、いいキャッチコピーが浮かばない…
部下に文字で指示しても、動いてくれない…
そんなお悩みを解決してくれるのが
今回ご紹介する、「ほしいを引き出す言葉の信号機の法則」です。
著者は元電通のコピーライター。
みなさんも「見たことある!」と思わず唸る
キャッチコピーの数々をつくってきた方です。
「売るための言葉づくりのプロ」であるコピーライターは
どうやって言葉を紡いでいるのでしょうか?
「言葉」に苦手意識のある方、ぜひ手にとって見てください。
同じ「言葉」がキーの本としては
本シェルジュ・浅葉さんがご紹介しているこちらの本
も読んでみてくださいね。
(この本の著者も、元電通!)
1)本日紹介する書籍
ほしいを引き出す言葉の信号機の法則
ぱる出版(2022年11月24日)
堤 藤成
Amazon URL https://amzn.to/3H9yWZR
2)本書を選んだ理由 どんなひとが読むべき?
- ナイスなキャッチコピーをつくって、商品・サービスの売上をもっとあげたい人
- ミッション・ビジョン・バリューをつくりたいけど、いい言葉が思い浮かばない人
- コピーライターの思考方法を知りたい人
3)付箋 ~本書からの内容抽出です
例えば、「ホワイトワーカーの労働時間の3分の1は何かを書く仕事だ」と言われることがあります。実際、メールや企画書をはじめ、日誌、マニュアル、SNS、プレゼンテーションなど、私たちの日常生活において、「言葉」と関係のない人はいないはずです。(中略)つまり今後も最強のポータブルスキルが、「言葉」のスキルだと言えます。
「ほしいを引き出す言葉の信号機の法則」P14
つまり「人を動かす言葉」や「売れる言葉」とは、「知覚や行動の変化を起こす言葉である」と定義することができます。
「ほしいを引き出す言葉の信号機の法則」P22
実際に単に語彙力を磨くのではなく、ユーザーを徹底的に「観察」し、その人が普段使っている言葉を聞くことで、あなたの言葉は自然と「人を動かす言葉」「売れる言葉」に近づくでしょう。
「ほしいを引き出す言葉の信号機の法則」P42
「売るマインド」で考えてしまうと、「ターゲットに無理やり買わせる方法はないか?」という、物騒な発想になってしまう場合があります。(中略)一方、「うるおすマインド」を起点に考えると、「自分が助けられるのはどんな人のどんな課題だろう?」と、より自然に相手の役に立とうと前向きに考えることができます。(中略)だからこそ私たちは「誰のどんな困りごとを解決するか?」から考えていく必要があるのです。
「ほしいを引き出す言葉の信号機の法則」P58~59
4)今日の気づき
私は、コピーライターの方は「かっこいい言い回し」をたくさん知っている人たちなのかと思っていました。
しかし、この堤さんの本を読むと「この商品(サービス)が、誰のどんな困りごとを解決するか、ひたすら考えている」とあります。
そんな堤さんが本書で提唱しているのは「売る」マインドではなく、困っている相手の心を「うるおす」マインド。
自分が相手を「助けたい」と思ったら、どんな言葉をかけるのか?
どんな言葉をかけたら、相手の心が「うるおう」のか?
そう考えることが大事だと説きます。
著者の堤さん、実は私ととあるコーチング講座で一緒に学んだ仲のですが
コピーライティングを考えるとき、クライアントと共に、時に数百件の顧客インタビューを読み込むこともあるそうです。
コピーライターは、「言葉のプロ」でありつつも「相手が何に困っているか」を知るプロでもあるんですね。
だからこそ、相手の心をぎゅっと掴んで話さない「言葉」をつくることができるのでしょう。
5)本書の目次
序章 言葉は、人を動かす信号である
第1章 あなたが陥りがちな「言葉の3つの罠」
第2章 とどめる赤▶キャッチコピーのつくりかた
第3章 すすめる青▶タグラインのつくりかた
第4章 きになる黄▶CTA(Call to Action)のつくりかた
終章 『言葉の信号機』で、かなえるきっかけを
Amazon URL https://amzn.to/3H9yWZR
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