こんにちは!本シェルジュ「けい」こと、松本圭介です。
突然ですが、プレゼンには自信がありますか?
あなたが一生懸命、新企画についてプレゼンしているときに後ろのほうで
アクビをしている方はいませんか?
あなたは、画面を見ながらボソボソしゃべっていませんか?
あなたはパワーポイントの画面いっぱいに小さな文字で
箇条書きを並べていませんか?
ちまたではアップルのiPhone、iPadがブームですが、
プレゼンテーションの世界でもアップルがブームです。
そう、アップル社社長、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションです。
最近では、ソフトバンクの孫社長も、
スティーブ・ジョブズのプレゼンスタイルを襲しているそうな。
今回、紹介する本は、ソフトバンクの孫さんも尊敬してやまないスティーブ・ジョブズの
プレゼンの秘密にせまった一冊を紹介します。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 1)オススメの一冊 〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(今回の登場人物)
どぼ:大手通信会社勤務、法人営業担当、草食系、33歳、男
けい:本シェルジュ、どぼとは学生時代からの友達で、どぼからは、
「まっちゃん」と呼ばれている、35歳、男
どぼ: まっちゃん、聞いてくれ。
けい: なんや?
どぼ: こないだ新しいブロードバンドシステムの提案書のプレゼンしてん。
けい: ほう。すごいな!何人ぐらいの前でしゃべったん?
どぼ: 20人くらいや。某外資系コンサルファーム出身の副社長もおった。
けい: ほんで、どうやったん?拍手喝采か?
どぼ: いや、拍手喝采どころか、みんなアクビしとった。俺、その姿みるの辛くて、
聴衆のほうを見んようにして、ずっと画面見てひたすら棒読みや。
けい: そうなん・・それはだいぶ辛いな・・・あ、そうや。ええ本教えたるわ。
どぼ: なんや?
けい: ジョブズや。
どぼ: ジョブズって、アップルを復活させたカリスマか?
けい: そうや。カリスマや。ジョブズはプレゼンの世界でもカリスマやねんで。
だまされたと思って、この本読んでみ。オススメの一冊や。
この本読んだら、明日からお前もジョブズや。
どぼ: わかった。読むわ。これで俺も明日からジョブズやな。
けい: そうや。お前も明日からジョブズや。
どぼ: でもな、まっちゃん。一個問題があるわ。
けい: なんや?
どぼ: 俺、ジョブズみたいに英語しゃべられへんわ。
「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン?人々を惹きつける18の法則」
カーマイン・ガロ (著), 外村仁 解説 (その他), 井口耕二 (翻訳)
日経BP社(2010/7/15)
http://amzn.to/cLqfZp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 2)付箋 〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「計画はアナログでまとめる」
・プレゼンテーションソフトを開く前によく考えて流れを作ること。
アイデアは紙やホワイトボードに書く。
・ジョブズのように話せるかどうかは、どのプレゼンテーションソフトを
使うかではなく、どのようにストーリーを作り、発表するかにかかっている。
■「一番大事な問いに答える」
・「聞き手はなぜ、このアイデア/情報/製品/サービスに注意を払うべきなのか」と
自問すること。会話が終わったとき聞き手におぼえてほしいポイント、
それをひとつだけ挙げるとしたら何だろうか。
製品を売り込む場合は、その製品のメリットに着目すること。
■「救世主的な目的意識を持つ」
・見つかるのは「モノ」ではなく、モノが顧客の暮らしをどう改善するのか、
であることが多い。
■「ツイッターのようなヘッドラインを作る」
・会社、製品、サービスなどのビジョンを1文で表すヘッドラインを作ること。
効果的なヘッドラインとなるポイントは、簡潔であること(70字以下)、
具体的であること、受け手自身のメリットを示すことだ。
■「ロードマップを書く」
・3つのキーメッセージ、それぞれについて、効果を高める部品を用意する。
体験談、事実、実例、アナロジー、メタファー、推薦の言葉などだ。
■敵役を導入する
・プレゼンテーションの早い段階で適役を導入する。解決策を提示する前に、
必ず、問題を提起するのだ。
問題提起は、聴衆が痛みを感じる部分を鮮明に思い描ければ簡単に行える。
「なぜこれが必要なのか」と自問すれば問題は提起できる。
・「どのような問題を解決しようとしているのか?」に特に注意を払うこと。
忘れてはならないのは、あなたの製品など気にする人はいないという。
人々が気にするのは、自分の問題を解決することなのだ。
■正義の味方を登場させる
・ユーザが痛みを感じるポイントをはっきりさせて適役としたら、
自分の会社、製品、サービスがどのような形で
その痛みをやわらげてくれるのか?わかりやすい言葉で説明する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 3)今日の気づき 〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発表資料を作る前に構想を練るのは当たり前ですが、
紙やホワイトボードでかなり詳細に作りこむところが
ストーリー性のあるプレゼンの秘訣ではないでしょうか?
また単なる問題提起ではなく、適役を作るところも、
聴衆者を惹きつけるポイントの一つなのでしょうね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 4)本書の目次 〓
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「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン?人々を惹きつける18の法則」
カーマイン・ガロ (著), 外村仁 解説 (その他), 井口耕二 (翻訳)
日経BP社(2010/7/15)
http://amzn.to/cLqfZp
プロローグ
第1幕 ストーリーを作る
シーン1 構想はアナログでまとめる
シーン2 一番大事な問いに答える
シーン3 救世主的な目的意識を持つ
シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る
シーン5 ロードマップを描く
シーン6 敵役を導入する
シーン7 正義の味方を登場させる
幕間 その1 10分ルール
第2幕 体験を提供する
シーン8 禅の心で伝える
シーン9 数字をドレスアップする
シーン10 「びっくりするほどキレがいい」l言葉を使う
シーン11 ステージを共有する
シーン12 小道具を上手に使う
シーン13 「うっそー!」な瞬間を演出する
幕間 その2 第一人者から学んだシラー
第3幕 仕上げと練習を行う
シーン14 存在感の出し方を身につける
シーン15 簡単そうに見せる
シーン16 目的に合った服装をする
シーン17 台本を捨てる
シーン18 楽しむ
アンコール 最後にもうひとつ
謝辞
訳者あとがき
解説
参考文献・動画など
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行者】本シェルジュ
【ご意見・ご感想】 100books@googlegroups.com
▼本シェルジュ・ブログ
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こんにちは!本シェルジュ「けい」こと、松本圭介です。
突然ですが、プレゼンには自信がありますか?
あなたが一生懸命、新企画についてプレゼンしているときに後ろのほうでアクビをしている方はいませんか?
あなたは、画面を見ながらボソボソしゃべっていませんか?
あなたはパワーポイントの画面いっぱいに小さな文字で箇条書きを並べていませんか?
ちまたではアップルのiPhone、iPadがブームですが、プレゼンテーションの世界でもアップルがブームです。
そう、アップル社社長、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションです。
最近では、ソフトバンクの孫社長も、スティーブ・ジョブズのプレゼンスタイルを踏襲しているそうな。
今回、紹介する本は、ソフトバンクの孫さんも尊敬してやまないスティーブ・ジョブズのプレゼンの秘密にせまった一冊を紹介します。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)オススメの一冊 〓
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(今回の登場人物)
どぼ:大手通信会社勤務、法人営業担当、草食系、33歳、男
けい:本シェルジュ、どぼとは学生時代からの友達で、どぼからは、「まっちゃん」と呼ばれている、35歳、男
どぼ: まっちゃん、聞いてくれ。
けい: なんや?
どぼ: こないだ新しいブロードバンドシステムの提案書のプレゼンしてん。
けい: ほう。すごいな!何人ぐらいの前でしゃべったん?
どぼ: 20人くらいや。某外資系コンサルファーム出身の副社長もおった。
けい: ほんで、どうやったん?拍手喝采か?
どぼ: いや、拍手喝采どころか、みんなアクビしとった。俺、その姿みるの辛くて、聴衆のほうを見んようにして、ずっと画面見てひたすら棒読みや。
けい: そうなん・・それはだいぶ辛いな・・・あ、そうや。ええ本教えたるわ。
どぼ: なんや?
けい: ジョブズや。
どぼ: ジョブズって、アップルを復活させたカリスマか?
けい: そうや。カリスマや。ジョブズはプレゼンの世界でもカリスマやねんで。だまされたと思って、この本読んでみ。オススメの一冊や。この本読んだら、明日からお前もジョブズや。
どぼ: わかった。読むわ。これで俺も明日からジョブズやな。
けい: そうや。お前も明日からジョブズや。
どぼ: でもな、まっちゃん。一個問題があるわ。
けい: なんや?
どぼ: 俺、ジョブズみたいに英語しゃべられへんわ。
「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」
カーマイン・ガロ (著), 外村仁 解説 (その他), 井口耕二 (翻訳)
日経BP社(2010/7/15)
http://s-url.jp?89986
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〓 2)付箋 〓
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■「計画はアナログでまとめる」
・プレゼンテーションソフトを開く前によく考えて流れを作ること。アイデアは紙やホワイトボードに書く。
・ジョブズのように話せるかどうかは、どのプレゼンテーションソフトを使うかではなく、どのようにストーリーを作り、発表するかにかかっている。
■「一番大事な問いに答える」
・「聞き手はなぜ、このアイデア/情報/製品/サービスに注意を払うべきなのか」と自問すること。会話が終わったとき聞き手におぼえてほしいポイント、それをひとつだけ挙げるとしたら何だろうか。製品を売り込む場合は、その製品のメリットに着目すること。
■「救世主的な目的意識を持つ」
・見つかるのは「モノ」ではなく、モノが顧客の暮らしをどう改善するのか、であることが多い。
■「ツイッターのようなヘッドラインを作る」
・会社、製品、サービスなどのビジョンを1文で表すヘッドラインを作ること。効果的なヘッドラインとなるポイントは、簡潔であること(70字以下)、具体的であること、受け手自身のメリットを示すことだ。
■「ロードマップを書く」
・3つのキーメッセージ、それぞれについて、効果を高める部品を用意する。体験談、事実、実例、アナロジー、メタファー、推薦の言葉などだ。
■適役を導入する
・プレゼンテーションの早い段階で適役を導入する。解決策を提示する前に、必ず、問題を提起するのだ。問題提起は、聴衆が痛みを感じる部分を鮮明に思い描ければ簡単に行える。「なぜこれが必要なのか」と自問すれば問題は提起できる。
・「どのような問題を解決しようとしているのか?」に特に注意を払うこと。忘れてはならないのは、あなたの製品など気にする人はいないという。人々が気にするのは、自分の問題を解決することなのだ。
■正義の味方を登場させる
・ユーザが痛みを感じるポイントをはっきりさせて適役としたら、自分の会社、製品、サービスがどのような形でその痛みをやわらげてくれるのか?わかりやすい言葉で説明する。
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〓 3)今日の気づき 〓
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発表資料を作る前に構想を練るのは当たり前ですが、紙やホワイトボードでかなり詳細に作りこむところがストーリー性のあるプレゼンの秘訣ではないでしょうか?
また単なる問題提起ではなく、適役を作るところも、聴衆者を惹きつけるポイントの一つなのでしょうね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 4)本書の目次 〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」
カーマイン・ガロ (著), 外村仁 解説 (その他), 井口耕二 (翻訳)
日経BP社(2010/7/15)
http://s-url.jp?89986
プロローグ
第1幕 ストーリーを作る
シーン1 構想はアナログでまとめる
シーン2 一番大事な問いに答える
シーン3 救世主的な目的意識を持つ
シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る
シーン5 ロードマップを描く
シーン6 敵役を導入する
シーン7 正義の味方を登場させる
幕間 その1 10分ルール
第2幕 体験を提供する
シーン8 禅の心で伝える
シーン9 数字をドレスアップする
シーン10 「びっくりするほどキレがいい」l言葉を使う
シーン11 ステージを共有する
シーン12 小道具を上手に使う
シーン13 「うっそー!」な瞬間を演出する
幕間 その2 第一人者から学んだシラー
第3幕 仕上げと練習を行う
シーン14 存在感の出し方を身につける
シーン15 簡単そうに見せる
シーン16 目的に合った服装をする
シーン17 台本を捨てる
シーン18 楽しむ
アンコール 最後にもうひとつ
謝辞
訳者あとがき
解説
参考文献・動画など
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【発行者】本シェルジュ
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kengineer
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この本は、読み物としてとても面白いのですが、実際のジョブズのプレゼンスライドが無く、文章で説明しているので、イメージしにくいです。家で読んでいるときはyoutubeを観ればいいのでしょうけど。
この本と、プレゼンテーションZENの内容は相補的なので、両方読むと丁度いいかも知れません。
会社の中でプレゼンを行う場合は、フォーマットが決まっていることが多いので、ここまで自由にやることはできませんが、
・スライドの文字を減らす
・スライドを読まない
あたりを意識するだけでも、随分印象が変わりますね。
ところで、この本の最後にある外村氏の解説はとても良いです。この部分だけでもこの本を読む価値があります。日本企業に勤める私としては、一番しっくり来ました。
松本圭介
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こんばんは。
コメントありがとうございます。
確かにジョブズのプレゼンを見たことのない人には、イメージわかないかもしれませんね。
プレゼンテーションzenをあわせて読みたい一冊ですね。