こんにちは。本シェルジュ渡辺まどかです。
月曜日配信分を火曜日に変更して、お届けしています。
まずはじめに、読者のみなさまにお知らせがあります。
この本シェルジュメルマガですが、今月よりリニューアルをいたします。
具体的には…
■毎週月・木の配信を、毎週月の週一配信に変更
■3か月に1回のペースで特別企画を実施
となります。
2010年9月よりスタートしたこの本シェジュメルマガを、読者の方に今まで以上に楽しんでもらえる内容にするためにはどうするべきかと、メンバー4人で真剣に議論を交わしました。
その結果、内容を充実させることが最優先と考えたのです。
具体的には、配信ペースを少し落とす代わりにメンバー4人による連動企画を定期的にもうけるなどして、変化し続けるコンテンツであることを目指そう、ということになりました。
早速、第1回目の特別企画を6月に実施する予定ですので、是非そちらも楽しみにしていてくださいね!
これからも引き続き、本シェルジュメルマガをご愛読いただきますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、本日は、私が大好きな作家のひとりである小池龍之介氏の最新作をご紹介します。
小池龍之介氏は、東大出身の僧侶でありながらベストセラー作家という変わった経歴をお持ちなので、ご存じの方も多いことと思います。
その中でも、「考えない練習」が私の一押しなのですが、本日ご紹介する本は、そのシリーズ第2弾です。
「考えない練習」
amazonURL http://amzn.to/mAQfEC

人間関係に疲れたとき、自業自得に陥ったとき、すべてが嫌になりそうになったとき、この本を開けばニュートラルな自分を取り戻すきっかけとなることでしょう。是非、お手にとってみてください。
<目次>

1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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「ブッダにならう苦しまない練習」
小池龍之介著
小学館(2011/4/4)

今回の登場人物紹介
■ティアラ 自信のなさがコンプレックス 
■姫 まわりの評価が気になる自分がコンプレックス
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ティアラ: 「考えない練習」を読んだときもそうだったけど、こんなにも穏やかな自分になれたらいいなって、心から思う。
姫: でも実際には、他人に振り回されてイライラしたり、無意識的に相手に期待をしてしまって裏切られると勝手に落ち込んだりするんだよね。
ティアラ: そもそも、自分と向き合うことを疎かにしてきてしまったのかもしれないよね。まわりに対して求めてしまう自分をせめても仕方がないのだけど、なぜ求めてしまうのかという自己分析をする必要がある。
姫: その解が、もしかしたらこの本に書いてあることなのかもしれないね。
ティアラ: 「これからはこうしよう!」と決意したところで急激に変わることはできなくても、瞬間瞬間の自分に向き合う意識をもつことはできそうだよね。
姫: まずは、今の自分に意識を傾けることがスタートだよね。
ティアラ: ただそうすると、「このおなか周りの肉の塊をなんとかせねば」という邪念の思考が芽生えるのだけれど…
姫: 気にならないように、なくすしかないんじゃない?(笑)
ティアラ: どうせなら、醜くない肉の塊でありたいもんね(笑)
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〓 2)付箋                            〓
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■物事を判断する際に大切な物差しは、実はすこぶるシンプル。それは苦しみを増やすのか、減らすのかを心と身体で確かめさえすれば良いのです。
■非難に備える
「そうか、自分がそういう非難を受けた背景には、その人が非難したくなるような意見を確かに自分が述べていて、その人の何かしらの見解や過去を傷つけたてダメージを与えて、可哀想なことをしてしまったなぁ。その人はそうして傷ついた結果、その人特有の自己保存欲求に基づいて、無意識的な自己防衛本能により私を攻撃して、自分自身を納得させたいのだろうね。それはそれで必然的なプロセスみたいだし、ま、いっか。仕方のないことだから、受け入れてしまいましょうか」
■業を良くする
すなわち、悪業を積んでいる人がやがて勝手に報いを受けるのに任せておけば良いのですから、自分はせめて悪行を積まぬよう、自分の中に欲望や怒りが働いているかいないかをきちんとチェックすることが賢明と申せましょう。
■美化しない
「二人で隣り合っていても、肉の塊が二つ並んでいるだけだよね」と考えると、少し孤独な感じになるでしょう。そういう孤立感をきちんと味わっておけば、ベタベタした馴れ合いがリセットされ、相手との関係もリフレッシュしたものになります。
■身体をみつめる
「考える」というのは、「今これをしている」と意識に留めるのではなく、「次にこれをしたい」とか、「さっき、あんなことがあって嫌だった」など、今、この瞬間に行っていることから心が逃げてしまうことによって生じてまいります。
■プライドを捨てる
まわりの人々の反応に傷ついたり、自信をなくしたり、あるいは反対に自分を高く評価したくなったら、それは真の強さや平常心がないがゆえの危険な反射反応なのだと認識して、落ち着きを取り戻す。これがまさに、「地に足をつける」ということの本質なのです。
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〓 3)今日の気づき                       〓
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物事の判断に迷ったとき、それは苦しみを増やすものか、減らすものかと、自分の心と身体に問いかけてみよう。
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〓 4)本書の目次                        〓
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はじめに
第1章 人づきあいを整え直す
非難に備える
大人になる
家族との距離をはかる
親孝行をする
パートナーを安らがせる
真の友を見わける
良き人と歩む
別れに耐える
悪魔から身を守る
第2章 不機嫌な心を静める
自己を整える
自分に勝つ
嘘をつかない
業を良くする
孤独を味わう
精進する
不自由さを受け入れる
この瞬間を生きる
第3章 本当の自分を知る
美化しない
身体を見つめる
外見のこだわりを捨てる
呼吸を静める
脳の幻覚を見破る
意見を離れる
プライドを捨てる
死の準備をする
「ブッダにならう苦しまない練習」
小池龍之介著
小学館(2011/4/4)