こんにちは。本シェルジュ渡辺まどかです。
毎日暑い日が続いていますが、体調を崩してはいませんか?
本日ご紹介する本は、夏の暑さに負けないぐらい熱い気持ちにさせてくれる一冊です。
小説でありながらビジネス書としても優れた作品と評判の直木賞受賞作、「下町ロケット」です。
技術力の高さゆえ順調に成長してきた中小企業の製造業が、突如起こった様々な苦難に襲われる中、それを少しずつ克服し、バラバラだった社員がやがては一致団結してひとつの夢を追いかける―そんなサクセスストーリーです。
とはいえ、大手からの受注打ち切り、資金繰り難、特許侵害の訴訟、組織文化の諸問題など、この小説の中で起こる様々な出来事は実際に日本の中小製造メーカーでも起こっていることなので、リアルな記述が満載で読み進めながらハラハラドキドキさせられます。
400ページ程でそれなりのボリュームですが、あまりにもおもしろくて一気読みしてしまいました。
是非、お手にとってみてください。
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<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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「下町ロケット」
池井戸潤著
小学館(2010/11/29)
今回の登場人物紹介
■ティアラ コンサルタントではあるが、製造業支援の経験は乏しく、ほぼ知識ベース。
■ひかる ティアラの妹で専業主婦。小説は大すきだが、製造業のことはよくわからない。
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ティアラ: 導入部分から、いきなり会社存続の危機でしょ。いきなりひきこまれた。
ひかる: 私も前は中小企業で働いていたけど、実際に起こりそうなピンチがたくさん襲ってきてたよね。
ティアラ: でも、この作品に登場する佃製作所のようにキラリとひかるものさえあれば、中小企業であってもビジネスのうえでは大手と対等になれるものだよね。
ひかる: 大柄な態度で接してくる大手企業に対して、毅然とした態度でふるまう社長や従業員がかっこよかった! こんな上司がいる会社だったら、また働きたいと思うよ。
ティアラ: 結局全ては人次第なんだなって、思った。大手企業と中小企業を比較したときに「量」では大手企業にかないっこないけど「質」では上回ることも十分に可能なんだよね。こんなに素晴らしい経営者がいる中小企業を支援できたら、コンサルタントとして学ぶことが多そうだな。
ひかる: お姉ちゃん。この本にもあったけど、短期的な利益よりも長期的な利益だよ。仕事はそこそこに、そろそろ婚カツでも始めれば?
ティアラ: うう…
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〓 2)付箋 〓
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■取引先の離反、リストラの必要性、資金繰り難、社内の融和―どれをとっても簡単に解決できる問題ではない。会社の経営は、まさにこれらとの戦いである。
■人間の本性が現れるのは、平時ではなく、追い詰められたときである。
■「いいかよく聞け。この世の中には二つの規律がある。それは、倫理と法律だ。おれたち人間が滅多なことで人を殺さないのは、法律で禁止されているからじゃない。そんなことをしてはいけない、という倫理に支配されているからだ。だが、会社は違う。会社に倫理など必要ない。会社は法律さえ守っていれば、どんなことをしたって罰せられることはない。相手企業の息の根を止めることも可能だ。どうだ、ちょっとした発見だろ」
■「穴を開ける、削る、研磨する―技術がいくら進歩しても、それがモノ作りの基本だと思う」
■結局、社員が反抗するのは、その結果ではなくプロセスに問題があったからではないのか。だとすれば、オレはどこかで、手順を間違えたらしい。
■「経営計画や売上予測を単なる机上の空論だなんていう人に、そもそもこの資料を評価する資格はないですよ」
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〓 3)今日の気づき 〓
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経営者の思いと従業員のプライドは、中小企業にとってかけがえのない強み。
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〓 4)本書の目次 〓
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プロローグ
第一章 カウントダウン
第二章 迷走スターダスト計画
第三章 下町ドリーム
第四章 揺れる心
第五章 佃プライド
第六章 品質の砦
第七章 リフト・オフ
エピローグ
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「下町ロケット」
池井戸潤著
小学館(2010/11/29)
藤田さやか
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ブログ拝見させていただきました。
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ご検討のほど、
よろしくおねがいいたします。
honcierge
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藤田様
本シェルジュ 村上と申します。
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読ませていただいてから、掲載を検討することにしております。
それでもよろしければ、送付先をご連絡させていただきます。
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