おはようございます。本シェルジュの村上です。
今回から5回は、特定キーワードのテーマを設定して
本シェルジュ達が本を紹介していきます。
今回のテーマは「再生」
311が再びやってきます。
引き続き、復興と再生が日本の大きなテーマになることは間違いありません。
その中で私は、事業再生をテーマに選びました。
311以外にも、円高、タイ洪水など、企業にとって苦しい1年が続きました。
そんな中で、事業、そして企業をどうやって再生させていくのか?
事業再生に従事する人数も、今後ますます増えていくでしょう。
しかし、事業再生には、暗いイメージや、難しいイメージがあります。
そんなイメージを払拭してくれる、元気いっぱいの「会社再生ガール」。
物語としても充分楽しめる作品ですね。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊                 〓
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『会社再生ガール』
田中 伸治 (著),318ページ
出版社: 青月社 (2010/4/2)

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S子: ちょっと、お金貸しなさいよ。
村上: なんですか? お金に困ってるんですか?
S子: 今月、使いすぎただけよ。月末には給料が出たらすぐ返すから!
村上: 本当ですか? (¬_¬)ジトー
他の人からもお金借りてるんじゃないですか?
S子: ぎくっ。ちょ、ちょっとだけね。
村上: デューデリジェンスする必要がありそうですね。
S子: なによ、それ?
村上: その人の資産価値を改めて算定するんですよ。
S子: あら、私自身の価値はすごいわよ。
安心して、お金貸しなさい!っ
村上: ・・・(この人、もうだめだな。。。)
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です            〓
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「デューデリジェンスの結果、トミオカ包装の経営は事実上
破綻寸前と言えます。赤字運転資金の補填や買掛金の遅延など、
資金繰りを正常化するためには、二億円近い真水が必要です。
しかし、いまのトミオカ包装の財務内容では、資金調達は期待できません。
それにリストラを実行しても営業キャッシュフローの改善には時間がかかりますし、
来月末の手形決済の目処が立たないことなど、総合的に判断すると
自力再建の可能性は極めて低いと考えています。」
「俺は米田のような人情家の気持ちもわかる。君の方法もひとつの例だ。
だが、俺たちがやっているのは再生であり、
泥を飲んでも彼らに生き残ってもらうためのオペなんだ」
「切腹の介錯は時として美しい。だが、時として残酷だ。」
「私欲のためだけではなく、お客さんのために働かなくてはいけない。
銀座の哲学でもあり、社長の哲学でもある。
きっと、あなたはそれを持っているのね。」
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〓 3)今日の気づき                    〓
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誰のために再生するのか。
そのことにより、やり方も変わってくる。
一定の知識は必要な上で、
個別への対応力と本気さ。
事業再生コンサルタントへの道は険しい・・・
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〓 4)本書の目次                     〓
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プロローグ 温泉旅館とデコボココンビ
第1章   山本屋の経営危機と忍び寄る影
第2章   整理屋・雨月との対峙
第3章   山本屋夏の陣!
第4章   新たなキャンバスを求めて
第5章   再生計画実行完了!
エピローグ 明日美と雨月。新たなアダムとイヴ
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『会社再生ガール』
田中 伸治 (著),318ページ
出版社: 青月社 (2010/4/2)

 

 

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