こんにちは!本シェルジュ村上知也です。
寒くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?
今日、ご紹介する本は、発売からもう4年半たっていますが、
購入当時、この本を読むことで興奮したのを思い出しました。
将来に向け自分の進むべき方向を示唆してくれた本の1冊です。
今回改めて読みなおして、
再度、将来について考える機会を持つことが出来ました。
<目次>
  1)今日のオススメの一冊
 2)付箋
 3)気づき
 4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊            〓
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ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 [単行本]
ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)
三笠書房 (2006/5/8)

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村上: 突然ですが、IQが仕事上の成功を左右した例は何%かわかる?
  (1)50~60%
  (2)35~40%
  (3)23~29%
  (4)15~20%
A子: 
えー、IQだけじゃダメそうだから、(4)15~20%でしょ!
村上:
正解は4~10%だそうですよ。
A子:
 ・・・ 選択肢にないじゃないの! そんなのずるい問題よ!
村上:
選択肢が示されるとその中でしか考えられないのは、
過度の左脳主導思考である証拠です(笑)
A子:
 ・・・ やっぱり マークシートの試験に慣れすぎたせいかしら。
これからは論理的な左脳思考より、
直感的な右脳思考にならないといけないのね。
村上:
左脳は左脳の働き、右脳は右脳の働きがある。
この本で伝えたいのは、左脳的な仕事は、
時給単価の低い国にとられ、いずれ、
コンピュータにとられてしまう。
だからこそ、右脳思考を心がけないといけない。
しかし、それよりも左脳をベースにした論理思考の上に、
右脳力が加わった、全体思考、コンセプトをつくれる能力が
今後のビジネスマンに最も求められることなんだと思うよ。
 
A子:
難しそうだけど、日々のトレーニングで
コンセプト力も身につくものなのね!
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です        〓
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■右脳は確かに存在する。右脳は重要である。
そして私たちを人間たらしめるものである。 (中略) 
だが、神経科学の研究室や脳のスキャン画像を撮影する
クリニックを一歩でれば、右脳に関する
「二つの誤った考え」がいまだに残っているのだ。
■こんなジョークがある。世の中には二種類の人間がいる。
あらゆるものを二つのカテゴリーに分けられると
信じている人間と、それ以外の人間。
■1987年、当時、チェス界の「異端児」であったカスパロフは、
「どんなコンピュータもボクに勝つことはできないよ」
と得意げに話していた。
今日現代の「ジョン・ヘンリー」となったカスパロフは
こんなふうに言っている。
「あと数年もしたら、コンピュータが全戦全勝するようになる。
たった一勝するためにさえ、人間は苦戦することになるだろう」
■未来は、「左脳型人間は絶滅、右脳型人間は歓喜」
といった二元論的な世界ではない。 (中略)
「左脳主導思考」はこれからも不可欠なものだ。
ただ、それだけでは十分ではない、と言っているのである。
■GMの会長職に就いたとき、「ニューヨーク・タイムズ」紙の
インタビューで、前任者とあなたのアプローチの違いは
どんなところかと尋ねられ、彼(ロバート・ルッツ)はこう答えた。
「もっと右脳的なアプローチをするということです。
我々が手掛けるのは、『アート・ビジネス』です。
芸術であり、エンターテインメントであり、
動く彫刻なのです。
それがたまたま、乗り物としても使える、ということです」
■これから求められる「六つの感性(シックスセンス)」
 1.「機能」だけでなく「デザイン」
 2.「議論」よりは「物語」
 3.「個別]よりも「全体の調和(シンフォニー)」
 4.「論理」ではなく「共感」
 5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
 6.「モノ」よりも「生きがい」
■美しく見えるものは機能もうまくいくものが多い
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〓 3)今日の気づき                 〓
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左脳的な仕事でさえ、今に全て、
時給単価の低い国で行われるようになる。
そして、そのうち全ては、コンピュータで置き換えられることになる。
自分の仕事が海外に奪われないか、
コンピュータに奪われないか考えてみるべきである。
だからこそ右脳思考が必要になる。
しかし、左脳の重要性も変わらない。
全体的なコンセプトを描ける人間になる必要がある。
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〓 4)本書の目次                  〓
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訳者解説:これからの日本人にとって必読の教則本~大前研一
はじめに:「専門力」ではない「総合力」の時代!
第1部:「ハイ・コンセプト(新しいことを考えだす人)の時代」
 1.なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか
 2.これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
 3.右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ
第2部:この「六つの感性(センス)」があなたの道をひらく
 1.「機能」だけでなく「デザイン」
 2.「議論」よりは「物語」
 3.「個別]よりも「全体の調和(シンフォニー)」
 4.「論理」ではなく「共感」
 5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
 6.「モノ」よりも「生きがい」
あとがき:これからの成功者と脱落者を分ける3つの「自問」
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ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 [単行本]
ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)
三笠書房 (2006/5/8)
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