こんにちは!本シェルジュ「けい」こと、松本圭介です。
「モチベーションを高めるために何が必要か?」
この命題に様々な書籍が斬り込んでいますが、
これまで読んだ本の中でもっとも腹落ち感のある一冊でした。
待遇面、仕事のやりがいなど、比較的恵まれた環境にある大企業の
社員ですらモチベーションの低下に苦しんでいます。
この本には、そんな問題を解決するヒントが隠されていると思います。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)オススメの一冊 〓
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(今回の登場人物)
課長:40歳、男
けい:本シェルジュ、35歳、男
(やりとり)
課長:最近、うちの職場、元気がなくて・・
けい:どうかしたんですか?
課長:どうもモチベーションが低下しているみたいなんだ。
けい:なるほど。何か思い当たることはあるんですか?
課長:それが思い当たらなくて・・・うちの会社は待遇も悪いほうじゃないし、
部下の人材育成にも力をいれていて、やりたいことがあったら
チャレンジさせるようにしているんだが・・
けい:何か対策は考えているのですか?
課長:モチベーション向上に関する本を読んだり、セミナーに出たりして
いろいろ勉強してみたんだけどね。
たしかに色々と気づきはあるんだけど、何か決定打に欠ける気がして・・
けい:承認欲求って言葉聞いたことはありますか?
課長:いや、それは聞いたことがない。何かモチベーションと関係あるの?
「承認欲求―「認められたい」をどう活かすか? 」 太田 肇
東洋経済新報社 (2007/10/25)
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〓 2)付箋 〓
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■ほんとうは、「あと一押ししてほしかった」(P26)
「僕はクラブのキャプテンになりたかったが、周りの目があるので
なりたいと言えなかった」(男子学生)
「先生から学校の代表として学外で体験発表するように言われたが、
恥ずかしいからイヤですと辞退した。けれども先生に、お前が
いちばんがんばったのだからやりなさいと強く勧められたので
引き受けた。そのときはイヤそうな顔をしていたけれど、
ほんとうは涙がでるほどうれしかった」(女子学生)
「業界の雑誌に私が名前と顔写真入りで載る話が上司からきたが、
遠慮して辞退した。すると上司はあっさりとその話を引っ込めてしまった。
あと一押ししてほしかったのに・・・」(ビジネスマン)
たいていの日本人は「認められたい」という本音を押し殺して
生きているのである。
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〓 3)今日の気づき 〓
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「たいていの日本人は「認められたい」という本音を押し殺して
生きているのである。」
これに尽きますね。
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〓 4)本書の目次 〓
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「承認欲求―「認められたい」をどう活かすか? 」 太田 肇
東洋経済新報社 (2007/10/25)
第1章 「経済人」の顔をした「承認人」
(仮面をはがせば承認人「表」と「裏」ではここが違う!)
第2章 日本人はどう認められたいのか?
(「承認の場」はオフィスにある出世や名誉の夢を抱けない日本人)
第3章 「表の承認」が組織を救う
(「ちゃんと、ちゃんと」の落とし穴「表モード」への切り替えを!「ほめる文化」づくり)
第4章 京都に学ぶ日本型承認の方法
(なぜ、「京都」なのか?保守的だから異端が出やすいオンリーワン+α)
第5章 認められるための戦略―「農村モデル」と「京都モデル」
(出すぎた杭は引き抜かれる―農村モデルの応用一点突破戦略―京都モデルの応用)
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