Vol5.世界がわかる理系の名著

こんにちは!本シェルジュ村上知也です。
前回は、「脳科学の壁」をご紹介しましたが、引き続き、
理系っぽい?本をセレクトしました。発明・発見のドラマに興奮します!

理系と言いつつ、物理や化学ばかりだけではなく、生命の神秘や地学とか色んな分野の有名人を紹介してくれます。

こんなに一つのことに集中できる・・・うらやましいです。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
 2)付箋
 3)気づき
 4)本書の目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本シェルジュ村上知也です。今日は理系の名著を紹介してくれる本です。
「世界がわかる理系の名著」鎌田浩毅 (講談社 2009/1/21)
amazonURL:こちら

-----
A子:わたし文系だったから、理系の本は殆ど読んだことないわ。
村上:僕は理系だったけど、そうは言っても、
   この本で紹介されている14冊を読んだことはなかったよ。
A子:でも、ノーベル賞をとった人たちの著書なんて、
   難解で一般の人にはわからない内容だと思って
   いたから敬遠してたの。
村上:新しい理論を構築した人は、いつも異端児で、
   一般の人どころか、
   同じ学会の人たちからも理解されない。
   その理解されない苦悩が一般の人にも理解されるように、
   分かりやすく、分かりやすく伝えようとしたんだろうね。
   この著書でピックアップされている内容を読むと、
   原著が読みたくなりました。
A子:『Think Different』APPLE社のCMを思い出したわ。
   自分で世界を変えられると信じる人たちが
   本当に世界を変えているのだから。

   http://www.youtube.com/watch?v=jIStLfVfwNg&feature=related
   彼らの純粋に世界を変えるんだ!という思いには、
   感動してしまった。
村上:小さい頃、よくエジソンやニュートンとか偉人の伝記を
   読んで科学者になりたいと思ったものです。
   そういう意味では、中高校生くらいに
   も、ぜひ読んでもらいたい本ですね。
A子:どの発明・発見にもドラマがあり、
   それを世の中に知らしめるための
   戦いがありますね。
村上:アルフレッド、ウェゲナーは、大陸移動説を唱えた人だ。
   世界地図を見ると、アフリカと南米大陸がくっつきそうなのは、
   誰でも気付く。でも夢物語でしかない。
A子:彼は、研究家である前に、冒険家でした。多くの大陸をまわって、
   地層や、化石を調査し続けた。そして、我々が地図上で見ている
   大陸は、かつては、超大陸「パンゲア」だったものが、バラバラ
   に漂流したものだと提唱しました。
村上:50歳の誕生日に、グリーランド探検に出て、消息を絶つまで、
   彼は、調査と探検に明け暮れた。
   「大陸移動説」が世の中に認められたのは、
   やはり彼の死後であった。
   僕らも自分自身を確立していくために戦っていきたいね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です         〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ファーブルが求めていたのは昆虫に関する学術論文の執筆ではなく、
 昆虫の生の動態を描くことだった。学会に出向いて自分が発見した
 新事実を発表すると、研究者としての実績は残るだろうが、学術論
 文として書いたのでは、ごく一部の学者たちに読まれるだけで多く
 の人に知られることはない。
  <中略>
 彼が目指したのは、オリジナルでありながら万人に広く読まれると
 いう新しいタイプの本だった。
■人間が厳しい環境を少しでも快適にするため、クーラーやストーブ
 を発明して地球の資源を消費し続けている間、粘菌は自らの性質を
 変化させることで、環境に適応してきた。人間には思いつかない大
 胆なやり方ではないか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 3)今日の気づき                     〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
世界を変えたい。新しい発見を伝えたい。
そんな純真な思いを持ち続ければ自分も変えることができるはず。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 4)本書の目次                      〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1章 生命の世界
     ダーウィン、ファーブル、メンデル、ワトソン
第2章 環境と人間の世界
     ユクスキュル、パヴロフ、カーソン
第3章 物理の世界
     ガリレイ、ニュートン、アインシュタイン、ハッブル
第4章 宇宙の世界
    プリニウス、ライエル、ウェーゲナー
「世界がわかる理系の名著」鎌田浩毅 (講談社 2009/1/21)
amazonURL:こちら

← 過去の投稿へ

次の投稿へ →

2件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
    こういうのを読むと、理系者の端くれとして、世界(文明)を創り上げてきた、先達に誇りを持てます。いっちょ、新しいものを世に出してやろうという気も出てきます。
    この本で取り上げられているのは学問の世界では天才的な有名人ばかりですが、研究以外目に入らない人から、ノーベル賞競争に賭ける俗物までいろいろな人がいて面白いですね。

  2. ロンドン3

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >kengineerさん
    コメント有難うございます。
    誇り! そうですよね。
    私も理系の研究者だったことに、
    もっと誇りを持つべきだったなあと
    思ったりします。今頃。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA