こんにちは!本シェルジュ村上知也です。
今回は、IT系の本の紹介です。
しかし、プラットフォームはIT系だけの重大事ではない!
読んでおかないと、時流に取り残されるかも知れません。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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「プラットフォーム戦略」 平野敦士カール/アンドレイ・ハギワ著
東洋経済新報社 (2010/7/30)
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A子:プラットフォームって・・・ いまいちイメージできないわね。
村上:そもそも、プラットフォームって日本語でいうと何になるんだろうね。
辞書で引いても、曖昧だね。
A子:ITの用語としては、意味は明確ですかね。
パソコンのOSだとWindowsなどだし、
携帯のOSだと今後はAndroidだし。
村上:OSだけでなく、色んな階層・レイヤーでプラットフォームの
重要性が高まっているね。
A子:著書の中では、「場をつくる技術」と定義されているわ。
村上:例としても、合コンのセッティングをすることも、
立派なプラットフォーム戦略だと(笑)。
幹事になることが、やっぱり一番利益がある。
A子:幹事なんかやってもいいことなんか、なかったわよ(><
村上:まあ、合コンの話はおいといて、僕の中のプラットフォームの
イメージは、先行者利益が働いて、一度勝敗がついてしまうと、
二度と挽回できないように思っていた。
ITの世界は、製造業と違って、大きさや効率を争う規模の経済性より、
外部といかに連携するネットワークの経済性が有効だと言われるけど、
こと、プラットフォームに関しては、
再び、規模の経済性が一番のポイントだと思っていた。
Googleとか、楽天とか、まさにそんなイメージだよね?
A子:そういった、プラットフォームのイメージは、一部は正しいけど、
そうではない!ということを、理論立てて説明してくれているのが
この本のいいところね。
村上:今からプラットフォームを作る場合、
もしくはプラットフォームに参加する場合。
そして、キラーコンテンツを持っている場合、持っていない場合。
それぞれに応じた戦略を提示してくれている。
A子:状況に応じて戦略が変わるのは当たり前なのに、
ことプラットフォームになると、ついつい、思考停止して、
勝ち組に乗っちゃっている企業への警鐘にもなりますね。
村上:今後、最も拡大が予想される電子書籍のプラットフォーム。
今からコンテンツを提供して参入しようと考えている人たちには
ぜひ読んでもらいたい1冊です。
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■ただ、多くの企業を集めて「場」を作るだけではプラットフォームは成功しません。
プラットフォームをどのような順番でいかに作るか、
成功してもさらに進化させるには
どうすればよいか、プラットフォームにいかに
参加すべきかを学ぶ必要があるのです。
■勝ち組となったプラットフォーマーは、過去のさまざまな事例を
見てもわかるように、次第に「横暴」になっていく傾向があります。
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〓 3)今日の気づき 〓
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大きいことはいいことだ! プラットフォームについてもそれは真理であり、
真理でない。やはり、自社なりの戦略視点を持って、プラットフォームへの
参入・連携を意識しないといけない。
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〓 4)本書の目次 〓
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1.世界最先端のプラットフォーム戦略とは?
2.ケースで学ぶ
~勝つプラットフォーム構築のための9つのフレームワーク
3.プラッフォフォームの横暴に、どう対処するべきか
4.フリー、オープン化という「負けない」戦略
5.日本企業復活への処方せん
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「プラットフォーム戦略」 平野敦士カール/アンドレイ・ハギワ著
東洋経済新報社 (2010/7/30)
kengineer
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こんばんは、
この人が書いた前著「新・プラットフォーム思考」は、どうも内容がバラバラしてイマイチだったのですが、この本は良いですね。
私のいる会社も、日本の殆どの製造業と同じく昔のモノづくりの成功体験を引きずっています。
モノづくりへのこだわりはもちろん必要ですが、ハードだけではなくてそれを使ってもらうシステムも含めたレイヤーが重要だというのは、なかなか戦略として認められないですね。
ロンドン3
SECRET: 0
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>kengineerさん
いつもありがとうございます。
全体を見渡すって難しいですね。
やはり、個別を先に考えると、到達しない考えになってしまいそうですね。
広くて大きな視点、忘れないようしたいです。