こんにちは。
本シェルジュの夏原 馨です。

本当に大変な状況ですが、みなさま健やかにお過ごしですか。
いつもと違うことが多く、自分で認識している以上に疲れがたまっている方も多いのでは。
違和感を感じることがあったら、はやめに寝たり、おいしいものや本にいやされてくださいね。
平時よりも、ちょっと自分に甘いくらいでちょうどいい・・・はず。

1)本日紹介する1冊   

ぜつぼうの濁点
原田 宗典 (著), 柚木 沙弥郎 (イラスト)
出版社:教育画劇 (2006/7/1)
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/4774607037/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_h9iJEbZ86FGTJ

2)本書を選んだ理由

今回ご紹介する本は、小学校の読み聞かせボランティアで高学年向けに購入したものです。
言葉は平易で、優しい世界観ですが…内容は、大人向け。
艱難辛苦を超えた大人だからこそ、味わえる一冊じゃないかと。

生き残るのは、強いものではなく「変われるもの」だって進化論で言ってた。変わる勇気をくれる本だと思います。
そして、私にとっては つらいとき、ふっとやさしくなる一瞬をくれた本でした。みなさんや、周囲の元気になったらいいな。

3)付箋 ~本書からの内容抽出です             

昔むかしあるところに
言葉の世界がありまして
その真ん中におだやかな
ひらがなの国がありました。
ひらがなの国でおきた
ふしぎなお話です。

カバーより

4)今日の気づき

「あ」から「ん」までのひらがながくっついて意味を作っている
『ひらがなの国』。
ぜつぼうの濁点が、主である「ぜつぼう」さんのの苦悩をうけて・・・という話。 このつらい状況、「ぜつぼう」を感じる方もいらっしゃる。身近にも。
私は今を乗り越えたその先が見えるまで、頑張ろうと思いました。

視点が変われば、もっと言えば「濁点一つ」で世界はがらりと変わる。

32ページしかない大人向けの絵本。
心が疲れたときに、ぜひ手に取ってみてください。
落ち込んでる仲間がいたら、言葉よりこの一冊を手渡そうとひそかに思っております。


ぜつぼうの濁点
原田 宗典 (著), 柚木 沙弥郎 (イラスト)
出版社:教育画劇 (2006/7/1)
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/4774607037/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_h9iJEbZ86FGTJ