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ビジネス書書評の本シェルジュ

しんがり 山一證券 最後の12人

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こんにちは。本シェルジュの三上友美恵です。

決まった時はすごく嬉しかった東京オリンピック。ここのところ、国立競技場やエンブレム問題で、組織の杜撰さ・無責任体制について随分考えさせられました。
企業コンプライアンスが声高に叫ばれているのにも関わらず、企業の不正や問題のもみ消しは毎年のように起こっています。

こんな今だからこそ、この本がWOWOWでドラマ化されるということに、大きな意義があるのではないでしょうか?
1997年、四大証券の一角、山一證券の突然の破碇はかなり衝撃の出来事でした。野澤社長の号泣会見は話題になり、何度も繰り返し放送されました。 負債3兆円、戦後最大の自主廃業。しかし、そこに至るまでの過程をほとんどの社員は知らされておらず、突然の「自主廃業」。多くの人がすぐさま転職活動を開始しました。
でも、創業100年にもなる会社の幕を下ろすため、2,600億の簿外債務が発生した、その過程を追求するため、最後には無給でも調べ上げた社員がいました。 負け戦で「しんがり」を努めた最後の12人。その後の歴史に名を残すエリートではない彼らの仕事に対する真摯な気持ち。激しく心を揺さぶられる1冊です。

<目次> 1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓

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しんがり 山一證券 最後の12人 清武英利(著) 講談社(2015/8) 430ページ AmazonURL: http://www.amazon.co.jp/dp/http://www.amazon.co.jp/4062816091

今回の登場人物

■上司A:頑固だが人情味のある50代
■新入社員B:廃業先を抱えてうろたえる新入社員。
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新入社員B:今、S食品から今年度で自主廃業する旨、顧問弁護士から連絡が来ました。僕はどうしたらいいんですか・・。
上司A:とりあえず、S食品のY専務と話できないか?あの人は社長のことや、うちとの長い取引を全部知るキーマンだ。俺もすごく信用している。
新入社員B:でも、もう廃業する会社って信用できるんですか?
上司A:会社は人だ。Y専務なら絶対に信用できる。
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出 〓

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■P95より 「上から言われたんだ。会社のためにやるしかなかったんだ」。悪いことをした、という意識が彼らには乏しい。だから、自分を正当化する言葉が思わず口をつく。

■P197より 証券界は「ヤル気産業」と言われる。人間こそが資産であり、人の意欲をかき立てることで他人のカネを集め、利益を生む。ところが、いま山一の社員がやらなければならないことは、無理を重ねて集めた24兆円の資金を整然と返すだけの仕事である。それは会社が消えていくための業務であり、早く済めば自分の職場もそれだけ早くなくなっていく。
■P272より 自主廃業という事態は、サラリーマンである自分の家計を破錠させただけではない。54年の自分の人生まで崩壊したような気分にさせられるのだ。

■P376より 「ほとんどのことは何とかなる」。彼女が廃業を通じて、つかんだものは単純な事実だ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━

〓 3)今日の気づき 〓

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会社精算業務という、後ろ向きの仕事でも真摯に取り組む社員。幹部たちまでもが我先にと沈没船から逃げ出す中で、最後まで黙々と真相究明と精算業務を続けたのは社内中から「場末」と呼ばれる部署の社員でした。
顧客に対しても、上司に対しても、同僚に対しても、決して嘘をつかないという当たり前のこと、それをずっと続けていくことの難しさ。俺のせいじゃないという人ごとの増幅が、会社を傾けることがあるということを改めて気づきました。

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〓 4)本書の目次 〓

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第一章 予兆
第二章 不穏
第三章 倒産前夜
第四章 突然死
第五章 しんがりの結成
第六章 社内調査
第七章 残りし者の意地
第八章 破錠の全真相
第九章 魂の報告書
第十章 その後のしんがり兵

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しんがり 山一證券 最後の12人 清武英利(著) 講談社(2015/8) 430ページ AmazonURL: http://www.amazon.co.jp/dp/http://www.amazon.co.jp/4062816091

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献本について

記事

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