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ビジネス書書評の本シェルジュ

マーケティング・センスの磨き方

こんにちは、本シェルジュの松林です。
今回は、商品の企画・開発やお店の経営など、マーケティング関連のお仕事の方にオススメの一冊をご紹介します。

本書の著者・黒澤晃氏は、大手広告代理店で長年マーケティングに携わり、日経広告賞など数々の受賞歴がある、その道のベテランです。

分量の関係で「付箋」欄には載せませんでしたが、自動車メーカーの軽自動車開発、レストランでの新しい収益源(仕事帰りの若い女性)の発見、パイロットの万年筆「カクノ」、将棋の大山名人の「捨てる能力」など、具体例やエピソードが多数紹介されており、場面をイメージしやすい構成になっています。

新書版でコンパクトにまとまっているので、売れる仕組みを作るセンスについて、セルフチェックに使ってみてはいかがですか?

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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マーケティング・センスの磨き方
黒澤晃(著)
マイナビ新書 (2015/2) 240ページ

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今回の登場人物紹介
■パパ:残念ながらそろそろ面倒くさがられ始めた、娘の父。
■りか:ご多分に漏れずカワイイものが大好きなJS。

(書店の文具コーナーにて)
りか:パパ、これ何? パステルカラーでかわいいけど?
パパ:ああ、これか。子供をターゲットにした、入門用の万年筆だよ。
りか:万年筆って、昔の筆記具?
パパ:まぁそうだけど。今でも大事な文書にサインする時や、心を込めて手紙を書く時は、パソコンじゃなくて万年筆を使うよ。
りか:へー。今はマンガだってペンタブレットで描けるのに。
パパ:アナログの良さも経験してほしいって気持ち、小学生の親ならあると思うよ。鉛筆のように六角形になっていたりして、親心を突いてる商品だなぁ。(サンプルで試し書きしながら、万年筆のうんちくを語る…)
りか:(あぁ、始まった。ちょっと面倒くさい)
パパ:この書き味で1,000円なら安い!好きな色のを買ってあげようか?
りか:うん!(こういう時はにっこり笑っておこう)

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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です              〓
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■第1章 センスアップへの近道は5つのC より(P22)
ビッグデータのエビデンス力は凄まじいものがありますが、インサイトの発見という視点で何がベストかを考え、それから何と何を組み合わたらベストか、データのチョイスを考えることが重要です。
単純なデータによる現状分析発想では、もはやうまくいきません。顧客のインサイトを発見して、未来へ向かってどう動くかの種を見いだす未来動向発想こそキーであり、これから必須のマーケティング・センスです。

■第2章 集めるセンス より(P46)
「外れ顧客」は未来への可能性を秘めています。平均値を重視し、一見リーズナブルですが批判されない分析ばかりするのは、マーケティング・センスがないと言われても仕方がありません。
「外れ値」は、新しいニーズの表れ。市場創造をするチャンスです。分析力とはチャンスを逃さないことです。私の経験で言うと、いいマーケッターには何かを発見せずにはおかないとする意気込みがあります。それはデータを活用する時のとても重要なセンスで磨いていけるものです。

■第3章 商品づくりのセンス より(P81)
企業の文化を変えることもマーケティング業務のひとつです。むろん、商品企画を通して、利益を上げていくことがいちばんのミッションです。しかし、商品企画と企業の文化・風土は切っても切れない関係にあり、そこの理解がないと、なかなか企画が実現されず、好循環がもたらされません。

■第4章 仕掛けのセンス より(P111)
製品開発や店舗開発をしているマーケッターがいたとしたら、他社や地方もふくめ、さまざまな流通現場に出向いていき、リアルな観察をしなければなりません。顧客を「知る」のではなく、「感じる」ことこそが、本当の情報価値です。(中略)
つまり、あなたが多くの時間を費やしている愛すべきデスクから解き放たれて、消費の現場の空気に触れたその時にアイデアが生まれるのです。

■第7章 ブランディングを成功させるための7カ条 より(P206)
まさに、ブランドは、モノとヒトとの関係の中に創造されます。
モノ単独の優位性を創り上げても、ヒトが生活の中に取り込んでくれない場合もあります。関係性を生みやすくするにはどうしたらいいか。顧客がどうやって使うのか、その具体的なライフイメージまで感じ取って、開発を関係に結びつけていく必要があります。マーケティングの主眼はそこに移ってきています。

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〓 3)今日の気づき                       〓
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著者は、マーケティング理論的には完璧であってもなぜか成績が残せないのは、マーケティング・センスが足りないからだとして、顧客の「インサイト」を発見するための発想や行動習慣について述べています。

データありきでスタートし、企業内の様々な立場から揉まれていくうちに、いつの間にか「無難」で「結局誰の心も打たない」企画に成り下がってしまったという失敗は、自分にも経験があります。

「外れ顧客」や「外れ値」に着目し、「次」を見出せるように。PCでデータばかり見ていないで、現場で様々なことを感じ取るよう、習慣づけようと思います。

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〓 4)本書の目次                        〓
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第1章 センスアップへの近道は5つのC
-マーケティングは5つのCで考える
第2章 集めるセンス
-データ収集・分析がツボにはまらないのはなぜ?
第3章 商品づくりのセンス
-あなたの商品企画案はなぜ、最終的に実現しないのか?
第4章 仕掛けのセンス
-販促・広報・広告、顧客に近くなるほど常識的になるのはなぜ?
第5章 説得のセンス
-あなたのチームの企画書は、なぜいつも冷めた料理のようなのか?
第6章 巻き込むセンス
-あなたの企画がなかなか実現できないのはなぜ?
第7章 ブランディングを成功させるための7カ条
-マーケティングの究極の目標

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マーケティング・センスの磨き方
黒澤晃(著)
マイナビ新書 (2015/2) 240ページ

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記事

  1. 聖の青春
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