本シェルジュの赤塚です。

インフルエンザが流行しておりますが、皆様は大丈夫でしょうか?
マスク着用、うがい・手洗いでしっかり予防して
冬を元気に過ごしましょう!

さて、本日ご紹介するのはキャリアに関する本です。

社会に出て働いていて、
ふと「自分はこのままでいいのだろうか?」と思い悩むことってありますよね?

しかも、この「キャリアについて悩まされる局面」は結構多い。
同期が転職したとき。
会社で大規模なリストラがあったとき。
新年や新年度に、新しい目標を考えようとしたとき・・・などなど。

こういうことは、悩み始めると憂鬱になり、
私もよくいつもの日常に逃げてしまいますが、
見方を変えれば、新たな一歩を踏み出す絶好の機会にもなり得る出来事です。

そんな「自分のキャリアを見つめ直したい」ときに
その具体的な方法を示してくれるのが本書。
30のワークを通して、これまで自分が歩んできた道や価値観を振り返りながら、
キャリア目標や行動計画を作っていく、とても実践的な本です。

キャリアに悩んでいないとしても、
自分の強みは何か?どんな価値観を持っているか?を再認識することは
今後仕事をしていく上で必ず役に立つはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる
野津 卓也(著)
東洋経済新報社 (2010/8/27)  269ページ
amazonURL http://amzn.to/KCJhME

今回の登場人物紹介
◆赤塚:本シェルジュ
◆T也:赤塚の学生時代の先輩
-----------------------------

赤塚:先輩、元気ないですね。

T也:この前、会社の同期が退職してさ。
   コンサルタントとして独立したんだよね。

赤塚:あー、20年近く一緒に働いてたんじゃ寂しくなりますね。

T也:そう。
   それに、友達が自分のやりたいことを追いかけてる姿を見るとちょっと焦るよね。

赤塚:今の仕事楽しくないんですか?

T也:まぁ、嫌いではないけど・・・
   このまま定年まであと20年、ずーっと業績を追求されてばかりなのかなぁとか
   いろいろ考えるよ。
   一度キャリアについてちゃんと考えなきゃいけないかなぁ。

赤塚:それならこの本おススメですよ!
   キャリアノートを作りながら、キャリアの棚卸したり目標立てたりするんです。

T也:へー。いい機会だし読んでみようかな!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です              〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■P.22より
この先通用するキャリアを構築するには、世の中の「パラダイム
(時代の支配的な考え方やそれを規定している科学的な認識体系、または方法論)」
が大きく変わった、ということを理解する必要がある。

■P.51より
ライフキャリアの構築を考える上で、大切なことは「自分は何で社会の役に立ちたいのか」
という視点である。私は、この社会に生きている以上、人には「自分は何らかの形で
社会に貢献している」という実感が大切だと考えている。生涯にわたって社会と向き合い、
社会と何かを分かち合って、社会に対する自己存在を確認することが大切であると考えている。

■P.54より
自分の気づき、問題意識こそ、社会から求められている仕事の種であり、
一生無理なく続けていける仕事のヒントでもあるのだ。
(中略)あなたの持つ独自の問題意識を生涯にわたって仕事を通して解決し続けていくことが、
自分を活かす職業人生を送ること、つまりライフキャリアの構築の本質である。
と同時に、独自の問題意識を追い続ける仕事をする人は、社会から必要とされる仕事を作る
「人財」となるのである。

■P.64より
PI(パーソナルアイデンティティ)とは、「『自分は何者なのか』ということを、
他者との比較、社会の中で位置づけることにより、明確な自己像として統一していること」
と定義している。
(中略)現実には、会社の肩書を外すと、「自分が何者か」を語れない、つまりPIを語れない人も多い。

■P.115より
自分らしいライフキャリア目標を考える上で必ず知っておくべきことが、
あなたの持っている問題意識である。
(中略)あなたの育った環境、感受性、視点、経験、興味、関心等々を通して、
あなただからこそ持ちえた独自の問題意識こそが、あなたが社会をより良くするための原動力となるのだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 3)今日の気づき                       〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社での立場、肩書き、部署名を外して「自分は何者か、何ができるのか」を語るのは
想像以上に難しいと思います。
でも、その答えは自分自身の中にしかなく、
同時に、素直に丁寧に自分を振り返ってみれば
きっと見つけられるものでもある、と感じさせてくれる一冊でした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 4)本書の目次                        〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1部 一生サバイバルできるキャリアの条件
 1-1 これからのキャリアリッチ、キャリア貧乏とは?
 1-2 ライフキャリアを構築してキャリアリッチになる
第2部 キャリアノートでライフキャリアを構築する
 プロセス1 PIを再認識する
 プロセス2 ライフキャリア目標を仮決定する
 プロセス3 ライフキャリア目標を検証する
 プロセス4 ライフキャリア目標の実現に不可欠なスキルを確認する
 プロセス5 ライフキャリア目標を決定し行動計画を作成する
第3部 賢くキャリアを構築するヒント
 3-1 キャリアリッチの考え方と行動に学ぶ
 3-2 賢い転職が賢いキャリアを作る
キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる
野津 卓也(著)
東洋経済新報社 (2010/8/27)  269ページ
amazonURL http://amzn.to/KCJhME